壁に空けた画鋲やタッカーの穴をすぐに補修できる簡単な方法

賃貸物件だと壁に画鋲を刺すことを躊躇する人が多いのではないでしょうか。

実は画鋲やタッカーぐらいの小さな穴ならサッと補修できてしまうんです。

誰でも身近にあるもので一瞬でできます。知っているか知らないかで壁に針を刺すハードルが全然変わってくることでしょう。

この記事では僕がいつもやっている小さい穴の簡単な補修方法を書いてみます!

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画鋲の穴を瞬時に消し去る方法

僕が良く使う方法は2種類。「ティッシュ」を使う方法と「歯磨き粉」を使う方法です。

一つずつ順番に確認してみますね。

まずは壁に画鋲を刺して穴を空けました。

ついでにDIYで良く壁にものを固定するときに使う大型のタッカーも打ちました。

空いた穴が以下。上のちょっと大きい穴が画鋲で下の2つある穴が強力タッカーの穴です。

余談ですが、タッカーの方が針の穴は小さいんです!穴の大きさに付いては以下の記事もご覧ください。ホチキスも打って実験してます。

【関連記事】画鋲の針よりタッカーの針の穴の方が小さい驚きの事実

ティッシュで画鋲の穴を塞ぐ方法

まず画鋲の穴をティッシュで塞いで直してみます。

爪楊枝などの針とティッシュの端切れを用意しました。

ほんのチョットだけティッシュを楊枝の先に取って穴に詰め込みます。

そうすると…タッカーの上に空いてた画鋲の穴が全く分からない!

アップした写真でこの分からなさなので、離れて見たらまず分からないんです。

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歯磨き粉を画鋲やタッカー穴に塗って塞ぐ方法

続いて歯磨き粉で穴を修繕してみます。

白い歯磨き粉(なんでもOK)を指にとって塗りつけましょう。

上の写真では歯磨き粉を出しすぎたぐらい。ほんのチョットで大丈夫。

えっ、穴がどこにあったか全く分からない。

斜めから見れば光の反射に違和感があって分かるんじゃ…という粗探しをしても分からない。

写真だけじゃなくて実際に肉眼で見ても本当に分からないレベルです。

ただし、ティッシュにしても歯磨き粉にしても白い壁紙(ビニールクロス)というのが条件になりますね。

カラー壁紙の場合や、しっかり修繕したい人は専用の穴埋め補修剤を使うという手もあり

では白以外の色の壁紙だったらどうするかというと、「穴埋め職人」というピンの穴を補修する道具に色付きの物があります。

カラーバリエーションはホワイト・クリア・ライトアイボリー・ライトグレー・ライトベージュの5色。これだけあれば大抵の壁紙はカバーできると思います。

ティッシュや歯磨き粉の方法よりしっかり修繕したい人にも穴埋め職人は良さそうですね。

実際に試してる動画もあったので参考程度に動画貼っておきます。

壁にタッカーを打つ事でこんなDIYができる

実際に僕がやったDIYでタッカーが活躍したのが、5mmの薄い板を壁一面に貼り付けるとき。

タッカーなので時間もかからないし簡単に部屋の雰囲気を変えることができました。

板を壁に貼り付けた詳しい方法は以下の記事でどうぞ。

【関連記事】【賃貸DIY】壁に5mm厚の足場板を貼ったらカッコ良すぎた。難しい工具も必要ない

そもそも賃貸の壁に画鋲の穴が空いても違反ではないという真実

ここまで小さい穴なら特別な道具を使わなくても簡単に直せるよ。ということを書いてきたんですが、そもそも画鋲による穴は「経年劣化」という認識なので現状復帰する(元の状態に戻す)義務がないらしいんですね。

どういう事かと言うと、国土交通省住宅局が定めている「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を見ると。画鋲やピンの穴について以下のように書かれています。

壁等の画鋲、ピン等の穴(下地ボードの張替えは不要な程度のも
の)(考え方)ポスターやカレンダー等の掲示は、通常の生活において行われる範疇のものであり、そのために使用した画鋲、ピン等の穴は、通常の損耗と考えられる。

P19より引用

画鋲で空いた穴は「通常の消耗」として考えられ、常識的な生活で付いた傷や汚れなので賠償の範囲じゃないよ。という見解です。

一方、もう少し穴が大きくなる釘やネジ・ビスによる穴はどういう扱いになるかというと。

壁等のくぎ穴、ネジ穴(重量物をかけるためにあけたもので、下地ボードの張替が必要な程度のもの)(考え方)重量物の掲示等のためのくぎ、ネジ穴は、画鋲等のものに比べて深く、範囲も広いため、通常の使用による損耗を超えると判断されることが多いと考えられる。なお、地震等に対する家具転倒防止の措置については、予め、賃貸人の承諾、または、くぎやネジを使用しない方法等の検討が考えられる。

P18より引用

釘・ネジの穴は下地ボードの張り替えが必要になり、アウトとのこと。

実際問題、釘・ネジクラスの穴の大きさになると、流石にティッシュや歯磨き粉では分からないように修復できません。穴埋め職人でも厳しいでしょう。

ネジでしか留められないような重いものを壁に掛けたり留めたい場合、ディアウォールやラブリコといった木の柱を仮で設置できるような器具を使って、その木の柱にネジを打つなどの工夫が必要になってきます。

ディアウォールやラブリコで柱を立ててDIYをする方法については以前、実際に作ったものをいくつか記事にしてます!参考にしてみてください。

1、ディアウォールを使った有孔ボードの壁と棚柱を使った棚の作り方

2、ディアウォールで棚、テレビ台、デスク、ハンガーラック一体型の全部入り壁面収納を作る

3、ラブリコ使って壁一面にベニヤ板を貼った後ペンキを塗ってみた

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コメント一覧

  • Comments ( 2 )
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  1. by y

    こんにちは。タッカーの穴を修繕する方法、とても役に立ちました。ありがとうございます。

    私は賃貸の石膏ボードの壁一面に、防音シート(30cm×30cm)を60個ほど付けようと思ってます。
    そのときにタッカーを使用したいのですが、壁の穴が合計100箇所以上になってしまいます。
    大家さんに聞くと「ポスターを貼るくらいの数ならいいが、大量にあるとクロス張り替えを請求するかもしれない」と回答をもらいました。

    「5mmの薄い板を壁一面に貼り付けるとき」のDIYでは、退去時に張り替えの費用の請求はありましたか?
    もしくは、こちらの方法で補修されたのでしょうか。ぜひ教えていただきたいです。

    • by Suke

      yさん、こんにちは!

      5mm板の壁は実は知り合いの家の壁でして、今も退去していないと思います。
      ただ、タッカーの小さい穴なら歯磨き粉(もし上手く隠れなければティッシュ)で本当に分からないレベルになると思うので、大丈夫だと思います。
      穴が多いならアマゾンで売ってる壁の穴埋めを買っても良いレベルかもしれませんが。

      こちらの動画で僕がティッシュでピンの穴を埋めたシーンもあるので、どれだけ分からないくなるか参考にしてみて下さい。
      https://youtu.be/r19zlRlAAGw?t=437

      ただ、個人の感じ方もあるので今の壁に一箇所打って穴を開けて試してみて、大丈夫だと思ったら実施するのが一番早いと思います。
      懸念があるとすれば、100箇所以上の穴を埋めるのが大変かなと。笑

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