【賃貸DIY】ディアウォールで棚、テレビ台、デスク、ハンガーラック一体型の全部入り壁面収納を作る

ディアウォールを使って2つの部屋をシームレスに跨ぐ壁一面の、棚、デスク、テレビ台、そしてクローゼットを作りました。

自分で作った壁面収納は家具が全部統一された色・素材にできるから見た目もかっこいいしスッキリします。さらにスペース的にも奥行きを抑えられる分部屋を広く有効に使うことができますよね。

この記事ではディアウォールを使った壁面収納の作り方と、その完成したビジュアルを詳細に記していきます。

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部屋初期の状態

DIYサポートの依頼で二人暮らし1DKのお部屋へお邪魔してきました!

初期の家具配置は上記のような状態。家具の素材や色に統一感がないのが少し残念ですが、これでも物が少なくてスッキリしてるなという印象。

この写真を撮る以前には部屋の中央にスライドできるドアがあり、そのドアは全開にならない為に部屋に圧迫感をもたらす原因に。ドアを外しただけで結構な開放感が得られました。ドア外す前のスペースを有効に活用し難い感じを撮っておきたかった…。笑

次に部屋にどう棚やデスクを設置するかを考えました!

欲しいのはテレビ台とデスク、棚、コート掛け

欲しいものが決まっていれば、僕がいつも次に考えるのは基本的に以下の3つです。

  • 何をどこに配置するのか。
  • サイズはどのくらいなのか。
  • 何がどれだけの量、必要になってくるのか。

小さいDIYでは必要ありませんが、大きい規模になるほど、これらを書き出すと頭の中が整理されます。以下はiPad Proで写真を撮ってApple Pencilでそのまま書き込んだもの。

見づらいですが、とりあえず必要なものと数を把握できました。割り出した資材を調達して組み立てます。

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ディアウォールを使った壁面収納の作り方

ここからは調達した材料を実際に組み立てて行きましょう!

まずはディアウォールで柱を立てる

2つの別れていた部屋をシームレスに壁いっぱいに使うのでディアウォールを使って全部で5本の柱を立てました。

柱の位置はどう決めているかというと、設置する棚の両端(棚を固定する場所)がどこに来るかで想定しています。ちょっと説明が難しいんですが最後の完成写真を見てもらうと手っ取り早いかも。

元からあった家具(テレビ台)を壁面収納の一部に取り込む

この白いスチール素材のラック、今回壁面収納を作ると同時に捨てようとしていたらしいんですよ。しかし個人的に結構カッコいいと思ったので捨てずに活用することにしました。

スチールラックの奥行きと同じサイズにカットした集成材を乗せれば、割と自然な感じで溶け込みます。

左端のラックに乗っていない部分はしっかりL字棚受けで柱に固定します。

ハンガーラックを設置

今回は壁面収納の隅の方にコートなどが数着掛けられる用にハンガーラックも設置しました。

使ったのは以下のような金具。パイプの方は適切なサイズに自分で金鋸で、あるいはホームセンターでカットしてもらって使います。

これらハンガーラックの金具を棚板に電動ドライバー(インパクトドライバー)で取り付けて

その板を水平器を乗せて水平を確認しながら、L字棚受けで柱に取り付けます。

こんな感じで棚からハンガーラックを吊るすことで上部に物も置けるし一石二鳥!スペースが有効に使えます!

ちなみに服の肩幅を考えてこの棚板だけは1×8(ワンバイエイト)材を使っています。壁からハンガーまで25cmぐらいないと壁に付いてしまいますからね。(他の棚板は1×6(ワンバイシックス)材を使っています)

壁面収納の中の一部に服があるって新鮮でかなりいい感じです!ちなみに下の棚までの高さは冬物コートが掛けられるぐらいの距離を取ってます。

ディアウォールを使った大型のハンガーラックに関して言えば、僕の友人のほりー氏がやったDIYがめちゃめちゃ参考になります!

チャンネルサポートを使ってハンガーラックをDIYしました | Coarse Paper

本などを収納予定の棚をL字棚受けで固定

普通の棚もL字棚受けを使って柱に固定。

上記のように水平器を乗せて傾きがない状態をチェックして棚を設置してくださいね。

ここまでで片方の部屋の壁面収納が制作完了!正直ここまででもう満足感ある。笑

スチールラックも全体の一部として良く馴染んでくれています。色がホワイトだった事ももちろんですが、これが木目調のフェイク素材家具だったりしたら違和感あるんじゃないかなーと思ってます。スチールと木材という素材同士がフェイクでないしっかりしたもの同士だからこそ馴染んだというのが持論です。

ワークデスクを作る

デスクを作ると言っても2mほどの長い集成材を調達して、先程と同じようにL字棚受けを柱に固定していくだけ。

先ほどと違うのは棚受けの長さ。机が40cmなので35cmの棚受けを用意しました。

しっかり柱のある場所に棚受けが来るよう測って印を付けて配置してから、付属のビスを使って取り付けていきます。

デスク板にアングルを取り付けたら、あとは柱側に取り付ければ完成。デスク板の下に潜り込んでビスを打ち込みます。

板が長くて重いので水平を取りながらビスを打つのに苦労しましたが作業する人が2人いればそんなに難し作業ではないかな。というか、重い板を付ける場合、先に棚受けを柱に取り付けてから板を乗せた方が作業しやすいですね。その際はしっかりと床からの長さを測って鉛筆で印付けてから棚受け固定すればオッケーです。

デスクの奥行きサイズは用途的にそこまで必要ないとのことで40cmほどの浅めの板を使ってます。

設置してみると2mある長めのデスクが気持ちいい!!

先ほどから棚受けを固定するときに使っているインパクトドライバーですが、家具を組み立てたり作ったりとDIYには本当に欠かせない道具です。1万円以下の安価なものからあるのでもしDIYをするなら手に取ってみてくださいね。

インパクトドライバーの選び方については以下の記事からどうぞ。

デスク板の面取り(角を取る)

木材の板は買った時のままだと角が立っているので、デスクやテーブルなど良く触れる箇所の木材はヤスリで角を丸くしてやります。

使ったのはドレッサーという半永久的に使えるヤスリ。

これでゴリゴリ削ってやりますよー。そうすると、以下のような角がある状態が、

↓ちょっぴり丸くなります。

微妙に角が丸まっているの分かりますか?写真じゃ見えづらいですよね。だって実際に肉眼で見てもほとんど分かりませんもん。

しかし、これだけの違いで肌触りは全然違います。いつも触れるような箇所はこのように面取りしておくのがおすすめです。

ドレッサーについて詳しくは以下でその魅力を解説しているので一緒にどうぞ!

>>半永久的に使えるヤスリ。NTドレッサーが面取りやバリ取り用途に重宝してる話

チャンネルサポート(別名:ガチャ柱・棚柱)を設置して可動式の棚にする

デスク周りの一部の棚はいつでも動かせるよう可動式に。

まずガチャ柱と呼ばれる金具をディアウォールの柱に設置します。使ったのはブラック。他のL字棚受けなどの金具とカラーを揃えました。

ガチャ柱を付属のビスで柱に固定

しっかり床からの高さをメジャーで計測して同じ高さに設置します。

あとは棚受けを引っかければOK!めっちゃ簡単です。

背の高い本などを買ってきた時、棚間の高さが足りなくなっても棚受けを動かせば簡単に間隔を広げることができるので便利ですよねー。

デスク・テレビ台・棚・クローゼットの機能を含めた2部屋に跨る壁面収納が完成

今回は結構大型の賃貸DIYでしたが、かなり良いんじゃないでしょうか!

部屋が白とブラウンのナチュラルなトーンで揃っているので落ち着きがあります。

2人で使っても余裕のあるデスクが最高!

上の棚にはクリップライトを挟んでデスクを照らす仕様に。外が暗くなってからがカッコいい。

ハンガーラックがあることで棚の横線ばかりでなく、服の縦の線が入って単調な感じがなくなりました。

個人的にすごく好きな箇所です。ハンガーラック入れて良かったなあ。

掛かった時間と費用

ここまでの制作時間は2人でやって4時間半ぐらい。イメージ構想と買い出しで6時間掛かったので全体で10〜11時間でした。半分ぐらいは買い出しの時間です。笑

塗装などをしていないという事もありますが、この制作タイムは結構早い方だと思われます。初めてDIYをする方がやるならもっと時間を見ておいた方が良いかも。

ちなみに掛かった費用は3万円代。L字アングルや棚・柱の長さによって前後しますが、この規模だったら大体3〜4万で収まると思います。これだけ大きい完成品の家具を買うのと比べるればかなり安い金額ですよね。それがDIYの良いとこだったりします。サイズもピッタリで作れるし。

今回のDIYのようにディアウォールやラブリコで賃貸でも壁面収納のある生活に挑戦してみてはいかがでしょうか。

次の記事「ディアウォールを使って有孔ボードの壁を作るDIY」も一緒にどうぞ

ディアウォールを使って壁一面を有孔ボードの壁に。今回のDIYと同じようにチャンネルサポートも使って可動式の棚も作ってます。

【賃貸DIY】ディアウォールを使った有孔ボードの壁と棚柱を使った棚の作り方

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コメント一覧

  • Comments ( 2 )
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  1. by ななし

    スチール棚で支えになっているかもですが、重心位置が手前で不安定じゃないですか?

    • by Suke

      今のところ一年以上経ちましたが、ガタ付きとか揺れの類はありません。ですが、重心が手前というのも確かで、スチールラックは結構良い支えになってくれていますが本などの重いものを全ての棚にドカドカ置くなんてことはしない方が良いのは確かですね。

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