床材に使えそうな杉板を使って激安で無垢フローリングを実現できた

戸建て3階の一部屋をアトリエに改装するシリーズ。

前回の話は以下から。ぺらぺらの天井に断熱材を入れて、羽目板を張って木の天井を実現しました。

【前回】天井に羽目板をDIYで貼る方法。無垢の木の天井で落ち着いた雰囲気に仕立てたい

今回は床に安く手に入った杉の無垢板を敷いていきます。

動画でもUPしています。細かい動作等も見たい方は動画もおすすめです。

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ホームセンターで床材に良さげの安価な杉板を発掘した

床は現状、良くある合板のフローリングが貼られていて、このままでも使えます。

ですが、表面が劣化して剥げていたり、プリントのチープな質感が気に入らなくて張り替えることを決意…!

今貼ってあるフローリングを剥がすのは正直めんどいので、重ね貼り(上から貼るだけ)で新しい床板を貼ることにしました。

何かラフに扱っても良い安めの無垢材無いかな〜と思っていた時に見つけたのがこれ↓

ホームセンターの職人向け木材エリア的な場所にひっそりと置いてありました。この板にビビッと来て、これを使おう!と即決。

「杉加工板(1820×180×13mm)」という名前で売られていた材ですが、ツーバイ材のような普通の板とはちょっと違うんです。

この杉板の導入を決めた理由【3つの特徴】を簡単に紹介してみたいと思います。

とにかく安い。NOフェイク・低コスト素材は正義だ!

一つ目は先ほどから言ってますが、とにかくコストが安いんです。

どのくらい低コストかというと、1㎡あたり1000円という安さ…!

通常、無垢フローリングを調達すると同じ杉材なら1㎡あたりB級材で2000円〜並品でも4000円します。

もちろん、今回調達した板はフローリング専用の板と比べて加工が少なかったりでフローリングとしての機能が劣ります。それを踏まえて、無垢床が張れるという事実だけで言うと1/4〜半額ほどの値段で実現できてしまうんですね。

今回は約9㎡の部屋なので、わずか9000円で無垢材の床が手に入れることができます。はぁ最高かよ…!

ラフに扱うから低コストで良い。しかし、フェイク素材では無く本物の質感に拘りたい。と言う人には最適です。

まさかの「相じゃくり加工」済み

2つ目の理由、これが今回僕がこの材に決めた決定打となったのですが。

板の端に「相じゃくり加工」という加工が施されているんです。

この加工がある事で板同士を並べた時に半分ずつ重なり合い、下地まで見える隙間ができないようになっています。

今この板を貼る時期は湿度の高い夏ですが、乾燥する冬には板が収縮して無垢材は隙間が空きます。そんな時に下地が丸見えにならないのはデカい…!

しかもお掃除的にも大切な点です。溝にゴミが入った時も(この材の厚みは13mmなので)半分の6.5mmぐらいなら掃除機で吸ってくれます。13mmとなるとちょっと掃除機ではキツいですね。

新品の足場板のようなラフな風合い

今改修している部屋は木工のアトリエにする予定で作っているので、ラフなくらいが丁度良いんです。

写真で見るとササクレているように見えますが、実際には毛羽立っているという言葉がしっくりくる感じでして、裸足で歩いても足触りがざらざら感じるぐらいで刺さったりはしません。

ラフに使い込むことで、凹みができたりシミができて味が出てくる素材かなと思います。

相じゃくり板で床を貼る方法

選んだ素材が掘り出し物感があり嬉しくなって長々と語ってしまいましたが、いよいよ床を貼っていきます。

入って左側の壁側から始めていきましょう。

1枚目でいきなり壁の凹凸に出くわす。壁の形に板を切り欠く。

この部屋では1列目の1枚目からオウトツのある壁にぶち当たりました。ナンテコッタ…

この形に加工処理するのは時間が掛かるし正直面倒なのですが、一番完成度に響くところなので丁寧に寸法をプロットして切り欠いていきます。

ノコギリで切れ目をいくつか入れてノミハンマーで凹んだ部分を欠きます。

これを再び当ててみると、、、ピッタリです!!

根太ボンドを塗って床板を置く

板を床に置く前に「根太ボンド」という接着剤を塗っておきます。

普段見る黄色いボンドとは違い、ウレタン樹脂系接着剤なので固まった後も弾力性があります。よって湿度により伸縮する無垢材の動きにも対応できる接着剤なのです。

ボンドの上に板を被せるように置きました。

フローリング専用加工されていない板なのでラフにビスで打ち付ける

フローリングは基本的に[ボンド+ビスor釘]の二つで固定します。

フローリング専用材の様に端部が「実(サネ)加工」されているものであれば、以下のように打ち込むことでビスは見えない様に隠せるのですが…。

和室にヒノキ材を貼った時の様子
和室にヒノキ材を貼った時の様子

今回の材は「相じゃくり加工」されているものの「サネ加工」とは違い、ビスは隠せません。

よってビスで表面から打ち込んで固定していきます。この方が今回みたいなラフな材にはお似合いなのかもしれませんね。

それにこの材は板の反りが目立つので上から抑えて反りを強制する意味合いもビスに兼ねています。

ビスはほんの少し頭のお皿が埋まるくらいがベストな打ち込み具合です!

使ったのは30mmの長さのスリムビス(細軸コーススレッド、細ビスとも呼ばれる)。

細軸を使ったのは、ビスの頭をなるべく目立たせたくないのと、細軸の方が下穴開けず直接打っても木が割れにくい為です。

※この部屋の場合、ビスの見えるラフな床でも全然OKですが、リビングや和室ではしっかりビスの隠せるフローリング板を使って貼っています。

そっちの方がお望みの方は以下の記事からどうぞ!

1枚目を貼って残ったスペース分の板をカットして貼る

1枚目を貼ると、その右側に壁までの半端なスペースができました。

ここには新しい板を直接当てて、

1枚目の終端部分に当たるところに印を書いてあげると、簡単かつ正確に寸法を出せます。

この印の箇所をノコギリでカットして置いてみると

当たり前ですが、ぴったりジャストで入りました。

【関連記事】

2列目は1列目をカットして出た残りを使って貼り始める

1列目が貼り終え2列目に入ります。先ほどカットした材の余りを使って2列目を貼り始めます。

こうする事で前後の列と繋ぎ目がズレていき、同じ箇所に切れ目がこない事で美しい見た目に仕上がります。

2列連続で同じ部分で継ぎ目が続いてしまうと、気分的に気持ちの悪い見た目になります。よって、2列目の余りは3列目へ、3列目の余りは4列目へ。とズレていくのが最適です。

以降は「1ボンド→2ビス→3カット」の繰り返し作業

以降は最後の一列に到達するまで、ここまでやってきた作業の繰り返しです。

  1. ボンドを塗る
  2. ビスで板を固定
  3. 余った部分に板を当て、ジャストサイズに板をカット

必要に応じて壁の凸凹に合わせた板の切り欠きが入ります。

この部屋では全部で6箇所の板の切り欠きが発生しました。クローゼットの扉箇所や。

窓際部分や。

入り口のドア部分もです。

あとは繰り返し作業で貼り進めます。

途中、子供が「やりたい!」と入ってきて一緒に進めました。子供にも少しずつ工具の使い方を教えて上げています。

最後の1列の仕上げ方

淡々と貼り進めて、残すところ最後の1列。2cmぐらいとかなり細いです。

最後は板を縦に細くカットしていきます。

こんな感じで細く切れました。

それを入れてみると、ピッタリですね!

他の箇所と同じくボンドとビスで固定しました。

最後の1箇所も同じ様に!

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重ね貼りの場合、事前に扉が開くかシミュレーションが必要

今回、重ね貼りという手段を取ったのですが、この手法で貼る時は扉に干渉するか事前に確認をおすすめします。

今回は上から貼った板の厚みが13mmと薄めだったのでクローゼットの扉には干渉しませんでしたが、もし干渉する様だったら、扉の下部をカットすることも選択肢に入ります。

実際に僕は1Fのリビングで重ね貼りをした時は扉をカットしました。以下の記事の部分です

【参考記事】DIYで無垢フローリングを張りました|フローリングの厚み分ドア下部を丸ノコでカット

入り口は45°カットで仕上げてみた

部屋の入り口部分はつまづかない様に45°の斜めカットで仕上げてみました。結構気に入ってます。

保護&着色目的でオイル塗装をした

一応、紙やすり掛けておこうかなと180番の荒さで電動サンダーで掛け始めたのですが。

削った所が白っぽくなりすぎてしまって、せっかく気に入ったラフさがなくなってしまうなぁと直ぐに止めてしまいました。

ペーパー掛けた箇所かなりスベスベになったので、もし足触りを良くしたい方は掛けた方が良いかも。

と言う事で、保護オイルだけ塗っていきます。

毎度お馴染み、僕の愛用しているコスパの良いユーロオイルで塗装。クリヤー色のオイルですが塗った後は乾いても濡れ色になり適度に木目が引き立ちます。大袈裟すぎないのが丁度良い。

巾木を付けない代わりに、床と壁の隙間をシーリング材で埋める

いよいよ最後の仕上げです。

今回は巾木(=床の壁沿いに取り付ける隙間を隠すための板)を取り付けないスッキリとした仕上げにする事にしたので、フローリングと壁の間に隙間ができた箇所をシーリング材で埋めていきます。

シーリング材を充填したのは、5mm以上開いた箇所だけなのでこの作業は数カ所やっただけで終わりました。

半乾きぐらいのタイミングでマスキングテープを取れば完成。

※この部屋ではこの後壁をモルタル塗り仕上げにするので、汚れも目立たないだろうとの判断で巾木無しにしましたが、掃除機などがぶつかった時に壁を汚したくない・もしくは傷つけたくないと言う方は巾木の取り付けをお勧めします。

徹底的に低コストな無垢フローリングの床が完成。全然有りです

完成した床がこちら!

1平米あたり1000円とは思えない質感の良さ…。マジで掘り出し物でした。

見た目と色が好み過ぎる。

床用に加工された板ではないし、反りも激しかったので床鳴りが心配でしたが歩いても全然大丈夫です!

今回は自分で使うアトリエという性質上、ビス打ち跡もラフな感じでその雰囲気含めて好きです。

ですが、ビス打ち跡が出てるのがデメリットになる場合もあります。例えばリビングで使うとなると子供が裸足で走り回ったりするので僕は使わないかもしれません。

そのあたりのラフさのデメリットについては以下の記事でも語っています。

>>低コストの無垢床材はないのか?SPF材をフローリングとして使う事について考察する。

よくDIYだとSPF材で低コスト無垢フローリングをやったりする話もありますが、この材を見つけた今SPFより僕は確実にこの材を選びます。

素材に掛かった総コスト

掛かった素材コストは激安です。

板材が9㎡で約9,000円。

根太ボンドが2本で約2,000円。

ビスが約1000円。

全部で12,000円です!この安さは以前、手伝いに行った先で張ったような合板と良い勝負!

今回使った工具・資材リスト

■使用工具

・スライド丸のこ

・電動丸のこ

・インパクトドライバー

・手鋸

・ノミ

・ハンマー

・さしがね

■使用資材

・相じゃくり加工の杉板

・根太ボンド

・スリムビス(30mm)

・シーリング材

次はモルタルの塗り壁を作っていきます!

床と天井に木材を使ったので、壁にも木材を使ってしまうと立体感がなくノッペリした感じになってしまいます。

山小屋とかログハウスの内装が好きならそれも良いのですが、今回はよりモダンな住まいを目指すため壁には無機質な印象になるモルタルを塗っていきます。

木材×モルタルは洗練された雰囲気を感じさせてくれて、最近とても人気のある組み合わせでもあります。

壁でグッと空間が引き締まると思います!次回もお楽しみに!

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