DIYで無垢フローリングを張りました。経験して分かった苦戦箇所やコツを解説

セルフリノベには友達、家族を巻き込もう
前回までで天井と壁のペイントが完了しました。ついにリビングのセルフリノベーションも最終局面!残すはフローリング張りのみです。これが終わればようやく住める部屋になります。

では実際にフローリングを張った行程や苦戦した箇所をどう乗り越えたかを書いていきます。

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和室にフローリングを張る場合、下地作りは済んでいますか?

以前、和室の畳を剥がしてフローリングを張るための下地作りをしました。

今回、和室は作った下地部分に。洋室は既存のフローリングの上から新しく用意した無垢フローリングを重ね張りしていきます。元は和室と洋室に別れていた部屋を一つにしようというコンセプトなのです。(初期の部屋の状態はこちら:DIYで中古住宅のセルフリノベーション始めます。リノベ前の部屋と間取りの現状を解説

購入したフローリングが到着

オーク節ありUNIフローリング
発注した無垢フローリングが到着しました。10数畳の部屋分ですがめっちゃ大量。 広葉樹だからか見た目以上に重い!宅配業者の方も大変そうでした、こんな大量に申し訳ない。

部屋の平米をあらかじめ測定しておいて買う枚数を決めました。四角形の部屋ではないので平米を割り出す測定は面倒でしたが注文数に関わる重要なことなのでしっかりやりました。余分に買いすぎてコストが掛かってしまうのは嫌ですからね。

大抵フローリングは箱単位で売られていて、販売ページには一箱あたり○○平米分との記載があります。張ってる途中に不足するはどうしても避けたいので気持ち多めに注文してます。

無垢フローリングの樹種・幅・特徴などについての情報と、購入を検討した店リストは以下の記事に書きました!

まずは床の掃除

フローリングを張る作業に取り掛かる前に細かいゴミを掃除しておきます。 異物があると下地とフローリングの接着力が弱まってしまいます。それが後々床鳴りの原因になることも。 うちは壁を作ったときに出た石膏ボードの粉や木材をカットした時の粉がすごい状況なので掃除機と雑巾掛けしておきました。

無垢フローリングの張り方

これから貼る無垢フローリング
フローリングを張っていきます!向かって左の壁際から施工開始しました。どっちから始めても良いのですが左側の壁が平坦だという理由だけで張り始めてます。
フローリング貼り開始
以下にフローリング張りの基礎的な順序に沿って解説していきます。

根太ボンドを塗る

フローリング張りの順番としてはまず根太ボンドを下地の床にニュルニュルっと落とします。

これから張る板の部分にのみボンドを少なすぎず多すぎず(板を乗せたときにはみ出さないぐらい)の量を満遍なく落とします。
根太ボンドを塗る
よくある黄色いパッケージ(酢酸ビニル系)の木工用ボンドは使っちゃダメです。水分が蒸発して硬化する仕組みのため、ボンドが固まるときの収縮&無垢材が水分を吸って膨張し下地とフローリングの間に隙間ができて床鳴りなどの原因になります。

では何の接着剤を使うかというと、無垢フローリングの湿度変化による収縮・膨張に対応出来る弾性のウレタン樹脂系ボンドを使います。うちでは以下の「コニシのKU928C-X」を使いました。

ボンドの上にフローリングを載せ、実(サネ)を噛み合わせる

フローリングの側面には以下のようなサネという凸凹した加工がされています。
フローリングの実加工
このサネを噛み合わせて施工していくことになります。サネ加工がしてあることで、 「板同士を接合しやすい」「バタつきを防ぐ」「乾燥期に無垢材が収縮したとき下地が見えない」「釘(またはビス)が隠れて見えなくなる」など多くの利点をもたらしてくれます。

施工するときは板をボンドの上に置いた後、しっかり実を噛み合わせる為に板を横から叩いてスライドさせてやります。
当て木してフローリングを詰める

この時カットして出たフローリングの端材なんかを当て木にしてトンカチで叩き詰めます。当て木を使う理由は施工するフローリングに傷をつけないためです。

隣り合うフローリングとの間にスペーサーを挟みながら施工する

施行時には板と板の間にスペーサー(0.2mm程度)を挟みます。(スペーサーを入れて施工すると以下のような景色になるようです。これ樹脂製だそうですがホームセンターに行けばこれに近い何かを見つけられるのだろうか。)

出典:無垢フローリング専門店 KODAMA

何故スペーサーを挟むかというと、無垢の木は湿度によって収縮・膨張します。 施行時に板と板をピッシリ隙間なく固定すると無垢材の収縮膨張に対応するアソビがなくなってしまいます。このアソビが無いと、湿度が高くなり無垢材が膨張した時の逃げ場がなくなり材が浮いて床鳴りの原因になります。

ただし、我が家はフローリングを張ったのが梅雨真っ只中だったこともありスペーサーを咬ませずに詰めて施工しました。

要するに「今が一番膨張する時期だよね?だったら膨張を考慮したアソビ要らないでしょ。」となった訳です。実際にプロの施工でも梅雨の時期で無垢材が現場の湿度に馴染んでいると判断した場合はスペーサーを入れずに施工するとの情報を見たことがあります。

そもそもDIYなので少しぐらいの失敗は覚悟してます。でないと精神衛生上良くありませんwベストは尽くしますけどね!

フローリングビスで固定

上の工程でサネ同士を詰めたら、フローリングビスを雄サネの部分に以下のような角度でインパクトドライバーで打ち込み板を固定します。ビスと接着剤と二つの力でフローリングを固定するわけです。
フローリングビスをインパクトドライバで打ち込む
フローリングビスは通常のビスより細いんですが、これをインパクトドライバで硬い広葉樹系の樹種に打っていると結構な頻度で折れます。実際にオークを施工していて1/4ぐらいの確率で折れました。中途半端な位置で折れると次の板のサネが入らなくなるため、ペンチなどで抜く余計な作業が発生します。

折らないコツとしてはビスに歪みが出ないように打ち込む方向に真っ直ぐ力をかける事です。上達してくる最後の方では自然と折る本数も少なくなっていきました。パイン(松)や杉などの針葉樹は柔らかいので問題なく施工できると思います。

実際に以下のフローリングビスを使用しました。

インパクトドライバーは安価でバッテリー切れの起こらないリョービのAC電源式を使ってます。

インパクトドライバーについて何を選べば良いか迷っている方は以下を参考にしてみてください。

フローリングビス以外のフローリング固定方法としては他に2つあります。

1つ目は、「フロア釘ポンチ金槌」を使う方法です(参考:釘とポンチを使った固定方法)。電動工具を使わない分かなり安く治るんですが、私は「ビスとインパクトドライバー」の方が楽だと判断し今回のやり方に至っています。

2つ目は、「エアコンプレッサーとフィニッシュネイラー」という釘を楽に超速で打てる道具もありますが、この工具めっちゃ高い。

後から知ったのですが、ReReレンタルというサービスで電動工具のレンタルをしているので数日使いたい場合は利用しても良いかもしれませんね。(画面左のメニューから「電動工具」→「エアツール」で出てきます)
ここまで流れ、[根太ボンド]→[当て木をしてサネを噛み合わせる]→[フローリングビスで固定]がフローリングを張る上で基本となる一連の作業です。この作業の繰り返しで一枚一枚地道に張っていきます。
フローリングビスで固定しているところ

壁端も少しの隙間を空ける

(うちは気にせず施工しましたが)壁とフローリングの間に1mm程度の隙間を空けて固定します。やはりこれも無垢材の膨張対策です。
フローリング壁際の処理
壁際に来るフローリングはしっかりとmm単位までサイズを測って鉛筆で印を付けておきます。
作業計画を立てよう
印に沿ってカットして床に敷きます。
壁端はフローリングを丸ノコでカットして収める

丸ノコについては前にも書きましたが、これから挑戦する人に失敗してほしくないのでもう一度言います。

丸ノコは多少高くても最初からアルミベースのものを買ったほうが良いです。私は最初6000円ぐらいの鉄ベースのRYOBIの丸ノコを買いましたが、使ってるうちにベースが曲がって真直ぐカットできなくなりました。

結局、以下のアルミベースのものを購入しなおすことに。安物買いの銭失いってやつです。丸ノコ定規も必須アイテムですね。

初期付属の刃(チップソー)は52Pと刃数少なくバリが出易いので、最初から72Pの替え刃も用意しました。

入り組んだ箇所の処理

ドアや階段、和室の柱などの周辺は形が入り組んでいます。これが結構厄介です。

カットする回数が増えるので手間と時間は掛かりますが、初めてでもしっかり採寸して丁寧にやれば難しいものではありません。要は知っているかどうかです。入り組んだ場所に対処する3つの方法を紹介します。

1、丸ノコとノミを使って削りだす方法(難易度:高)

例えば以下の場所、丸ノコとノミを使って型を切り出しました。
ドア枠の入り組んだ場所
まず入り組んだ形を採寸してフローリングに鉛筆で切り出す型を書き込みます。この場所の採寸はめっちゃ細かかったです…。
※ここの他にも4箇所ぐらい同じような場所がありました。

書き込んだ型どおりに丸ノコでカットします。が、刃が入れられるのは短手方向のみなので短手方向に切れ目を入れた後は長手方向側をノミでカットします。この板をはめると最初の画像のように収まります。
フローリングをノミで欠く

2、フローリングを2分割して凹凸の切り出しを簡単にする方法(難易度:低)

後から考えればこれが一番簡単な方法だと思いました。この方法であればノミは使わず、採寸して丸ノコで切り出すだけです。
フローリングを2分割して型を切り出す
ただし、1番目のやり方で張った方が切れ目がなく美しく見えるのは確かです。DIYなので自分が満足すればそれで良いのでこの方法が一番おすすめ。

3、フローリングではなくドア枠下部を切り欠く方法(難易度:中)

ドア枠下部を切る
ドア枠の下の部分をフローリングの厚み分の高さでノコギリで切れ目を入れます。

次にノミで切れ込みを入れた部分を削りました。 こうするとフローリングの厚み分ドア枠下部に空間ができるのでノンカットでもフローリングを入れることができます。
ドア枠を切り欠いた所にフローリングを入れる

床面スレスレから見ると少し隙間が空いているのが分かりますね。普段の目線の高さからだと全く気付きません。

この隙間にフローリングを入れるときは一つ手前の板と山型を作り、サネを噛み合わせて同時に押し込みます。
壁際のフローリングを山型にして入れる
結構力技ですね。人手に余裕がある時はこの方法が有効だと感じました。

フローリングの厚み分ドア下部を丸ノコでカット

既存のフローリングに新しいフローリングを重ね張りをする場合、ドアの下部をカットする前にフローリングを張るとドアが開かなくなってしまいます。

ドアを一回外して新たに張るフローリングの厚み分カットしておきます。うちでは「玄関のドア」「収納のドア」「トイレのドア」と3箇所のドア下部をカットしています。
ドア下部を丸ノコでカット

最後の1枚が難関!壁際のフローリング処理方法

その後、順調に張り進めていきます。最後の一枚までは・・・
最後の一枚までは順調に貼れた
フローリング貼りもいよいよ終盤
ついに来ました。最後の一枚。
フローリング最後の一枚
これが超難関でした。なんかもう画像からもグッタリ感が滲み出ちゃってます。座り込んじゃってますもん。

フローリング張りをDIYした人のブログでは誰もが口を揃えて「難関だ!」と書いてます。これ本当でした。これまで難しい所はいくつかありましたが、最後の最後に本当に心が折れそうになりましたよ。

切羽詰った中で簡単に最後の一枚が入る方法が編み出された

皆さんは安心してください。簡単に仕上げる方法を伝授します。苦戦したからこそ編み出した方法があります。

なぜ最後の一枚が入らないかというと、残りの幅ぴったりにカットしてもはめる時にカーブを描くので下の図のように壁に当たってしまうんですね。
最後のフローリングが入らない原因
そこで壁に接するフローリング側面下部を30度くらいにカットしてみました。
※丸ノコには刃を斜めにしてカットできる機能がデフォルトで付いてます。
フローリング下側を斜めにカットすると最後が入れやすくなる
そしたらあっけなく入ってしまったんです。 試行錯誤の結果この加工が一番良かった。表面上の見た目にも影響しないですし。
最後の一枚を貼った箇所
押し込む時に柱に擦れて一部塗装が剥げてしまった。後でちょちょっと直そうと思う。(その後塗り直しました:壁が汚れてもペンキ塗装仕上げならDIYで簡単補修!子供がクレヨンで落書きしたので塗り直しました
押し込む時に柱に擦れて一部塗装が剥げてしまった
最後の一枚をはめるときに絶対欲しいのがゴムハンマーです。最後はめる時にこれで上から叩きます。地味なアイテムだけどこれが有るか無いかでハメやすさが変わってきます。

「終わったー」っと、新しく張った床の上で力尽きる。ここまでやった疲労感と達成感が入り混じります。わりと心地よい。
貼り終わった直後力尽きる

隙間が空いたり失敗した場合

DIYフローリング施工で隙間が空いてしまった

DIYではカットミスで隙間が空いてしまうことも良くあることです。こういうことが起こるのは想定の範囲内でした。

3〜4箇所ぐらい隙間ができましたが、これらはエポキシパテという硬度の高いパテで埋めて補修しました!詳しくは以下の記事をご覧ください。

>>エポキシパテを使ったフローリングの隙間の補修方法

無垢フローリング張り完了!変化を見てみる

なんとか1日掛かりで張り終えました。所要時間は11時間。

自分で設定したスケジュール的になんとか1日で張り終えたかったので急ぎました!おかげで写真を撮るのも忘れていて今回は深刻な素材不足でしたよ。 では、無垢フローリングを張ってどれくらい変わったか見てみましょう。

洋室側

リノベーション前の部屋1
↓元の部屋からこうなりました。(参考:初期状態の部屋
洋室側全体像
元和室側

リノベーション前の部屋2
↓こうなりました。
元和室側全体像
まだ照明を設置していませんが、「結構いい感じになったのでは」と自分では思っています。笑

和室側は見事に畳からフローリングになりました。当初からの目標であった和室と洋室の床をシームレスにつなげることができました。別れていた部屋が一つになり広くなったように感じます。

無垢フローリング工事大変だなと思った方には

賃貸、持ち家だけどフローリングの工事が難しい人もいますよね。そんな人に知ってほしいのが「敷くだけで無垢フローリングの床になる」というもの。既存の床に敷くだけです。

値は張りますが、1平米あたりの値段は無垢フローリングの値段と比較しても変わりません。賃貸で引っ越しても持っていけばまた使えるのが良いですね。詳しくは以下の記事で書いてますのでご覧ください。

次は今回張った無垢フローリングへのオイル塗装

今回施工したオークの無垢フローリングは無塗装なので、次回は汚れ防止のためのオイル塗装をしていきます。

次の記事>>無垢フローリングにオイル塗装をする

「リビング・和室のセルフリノベーション」シリーズ記事一覧はこちら

これを見れば誰でも可能!【DIY】セルフリノベーションでやったこと記事まとめました。

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