DIYで無垢フローリングを張る方法。樹種や買付けについても紹介

セルフリノベには友達、家族を巻き込もう 前回のセルフリノベの中でも1.2を争う楽しさ。部屋が一変!壁をペイントするの続きです。

ついにセルフリノベーションも最終局面、無垢フローリングを張っていきます。これが終わればようやく住める部屋になります。

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和室にフローリングを張る場合、まずは下地作り

DSCF2178 以前、和室の畳を剥がしてフローリングを張るための下地作りをしました(以下の過去記事参照)
和室リノベーションDIYで畳からフローリングにする方法(下地編)

和室は↑で作った下地の上に、洋室は既存のフローリングの上から新しく用意した無垢フローリングを張っていきます。

購入したフローリングが到着

オーク節ありUNIフローリング
発注した無垢フローリングが到着しました。10数畳の部屋分ですが大量です。 広葉樹だからか見た目以上に重い!宅配業者の方も大変そうでした、こんな大量に申し訳ない。

部屋の平米をあらかじめ測定しておいて買う枚数を決めます。四角形の部屋ではないので平米を割り出す測定は面倒でしたが注文数に関わる重要なことなのでしっかりやりました。

大抵フローリングは箱単位で売られていて、販売ページには一箱あたり○○平米分との記載があります。張ってる途中に不足するはどうしても避けたいので気持ち多めに注文しました。

※このフローリングについての詳細な情報、購入を検討した店リストを記事下部に書いておきました!

まずは床の掃除

フローリングを張る前に細かいゴミ、チリを掃除しておきます。 異物があると下地とフローリングの接着力が弱まってしまいます。それが後々床鳴りの原因に。 うちは石膏ボードや木の粉がすごい状況なので掃除機と雑巾掛けしておきました。

無垢フローリングの張り方

フローリングを張っていきます!
これから貼る無垢フローリング
向かって左の壁際から施工開始しました。
フローリング貼り開始

根太ボンドを塗る

フローリング張りの順番としてはまず根太ボンドを下地の床にニュルニュルっと落とします。

これから張る板の部分にのみボンドを少なすぎず多すぎず(板を乗せたときにはみ出さないぐらい)の量を満遍なく落とします。
根太ボンドを塗る

よくある黄色いパッケージ(酢酸ビニル系)の木工用ボンドは使っちゃダメです。水分が蒸発して硬化する仕組みのため、ボンドが固まるときの収縮&無垢材が水分を吸って膨張し下地とフローリングの間に隙間ができ床鳴りなどの原因になるようです。

では何の接着剤を使うかというと、無垢フローリングの湿度変化による収縮・膨張に対応出来る弾性のウレタン樹脂系ボンドを使います。

ボンドの上にフローリングを載せ、実(サネ)を噛み合わせる

フローリングの側面には↓の画像のようなサネという凸凹した加工がされています。
フローリングの実加工
このサネを組み合わせて施工していくのですが、サネ加工がしてあることで、 “板同士を接合しやすい” “バタつきを防ぐ” “乾燥期に無垢材が収縮したとき下地が見えない” “釘(またはビス)が隠れて見えなくなる” などの利点があります。

施工するときは、板をボンドの上に置いた後、しっかり実を噛み合わせる為に板を横から叩いてスライドさせてやります。

この時カットして出たフローリングの端材を当て木にしてトンカチで叩き詰めます。当て木を使う理由は施工するフローリングに傷をつけないためです。
当て木してフローリングを詰める

隣り合うフローリングとの間にスペーサーを挟みながら施工する

施行時には板と板の間にスペーサー(0.2mm程度)を挟みます。

何故かというと、無垢の木は湿度によって収縮・膨張します。 施行時に板と板をピッシリ隙間なく固定すると無垢材の収縮膨張に対応するアソビがなくなってしまいます。このアソビが無いと、湿度が高くなり無垢材が膨張した時の逃げ場がなくなり材が浮いて床鳴りの原因にもなります。

ただし、我が家はフローリングを張ったのが梅雨真っ只中だったこともありスペーサーを咬ませずに詰めて施工しました。

要するに「今が一番膨張する時期だよね?だったら膨張を考慮したアソビ要らないでしょ。」となった訳です。実際にプロの施工でも梅雨の時期で無垢材が現場の湿度に馴染んでいると判断した場合はスペーサーを入れずに施工するとの情報を見たことがあります。

まぁそもそもDIYなので少しぐらいの失敗は覚悟してます。でないと精神衛生上良くありませんwベストは尽くしますけどね!

本来スペーサーを入れて施工するとこんな景色になるようです。これ樹脂製だそうですがホームセンターに行けばこれに近い何かを見つけられるのだろうか。
出典:無垢フローリング専門店 KODAMA

フローリングビスで固定

上の工程でサネ同士を詰めたら、フローリングビスを雄サネの上の部分に↓のような角度でインパクトドライバで打ち込み板を固定します。
フローリングビスをインパクトドライバで打ち込む
フローリングビスは通常のビスより細いんですが、これをインパクトドライバで硬い広葉樹系の樹種に打っていると結構な頻度で折れます。

実際にオークを施工していて1/4ぐらいの確率で折れました。中途半端な位置で折れると次の板のサネが入らなくなるため、ペンチなどで抜く余計な作業が発生します。

折らないコツとしてはビスに歪みが出ないように打ち込む方向に真っ直ぐ力をかける事です。上達してくる最後の方では自然と折る本数も少なくなっていきました。

パイン(松)や杉などの針葉樹は柔らかいので問題なく施工できると思います。

この他のフローリング固定方法として、エアコンプレッサーとフィニッシュネイルという釘を楽に超速で打てる道具もありますが、この工具めっちゃ高い。一回のDIYで使うレベルでは不要と判断し導入しませんでした。ホームセンターなどでレンタルできる所もあるので確認してみると良いかもですね。

ここまでの[根太ボンド]→[当て木をしてサネを噛み合わせる]→[フローリングビスで固定]がフローリングを張る上で基本となる一連の作業です。

この作業の繰り返しで一枚一枚地道に張っていきます。最初の一枚は壁側を雌実側にしてボンドとビスで固定するのみです。
フローリングビスで固定しているところ

壁端も少しの隙間を空ける

(うちは気にせず施工しましたが)壁とフローリングの間に1mm程度のアソビをもうけて固定します。やはりこれも無垢材の膨張対策です。
フローリング壁際の処理

壁際に来るフローリングはしっかりとmm単位までサイズを測って鉛筆で印を付けておきます。
作業計画を立てよう

印に沿ってカットして床に敷きます。
壁端はフローリングを丸ノコでカットして収める

今回は人数が集まったのでホムセンで借りた丸ノコと家にあるのと二台体制で挑んでいます。

丸ノコについては前にも書きましたが、これから挑戦する人に失敗してほしくないのでもう一度言います。

丸ノコは多少高くても最初からアルミベースのものを買ったほうが良いです。私は最初6000円ぐらいの鉄ベースのRYOBIの丸ノコを買いましたが、使ってるうちにベースが曲がって真直ぐカットできなくなりました。

結局、以下のアルミベースのものを購入しなおすことに。安物買いの銭失いってやつですね。

また刃の直径は小さいほうが安全だと思ってしまいがちですが、大きい方がパワーがありカット中に安定するなぁと実感しました。キックバックも起こり難い印象です。初心者の方にこそ大きい丸ノコをお勧めしたい。

初期付属の刃(チップソー)は52Pと刃の切れ込みが少ないので、最初からよりバリ無くスムーズに切れるであろう72Pの替え刃も用意しました。

入り組んだ箇所の処理

ドアや階段、和室の柱などの周辺は形が入り組んでいます。これが結構厄介です。

カットする回数が増えるので手間と時間は掛かりますが、初めてでもしっかり採寸して丁寧にやれば難しいものではありませんでした。要は知っているかどうかです。

1、丸ノコとノミを使って削りだす方法

例えば以下の場所、丸ノコとノミを使って型を切り出しました。
ドア枠の入り組んだ場所
まず入り組んだ形を採寸してフローリングに鉛筆で直接書き込みます。この場所の採寸はめっちゃ細かい…
※ここの他にも4箇所ぐらい同じような場所がありました。

書き込んだ型どおりに丸ノコでカットします。が、刃が入れられるのは短手方向のみなので短手方向に切れ目を入れた後は長手方向側をノミでカットします。
フローリングをノミで欠く
この板をはめると最初の画像のように収まります。

2、フローリングを2分割して凹凸の切り出しを簡単にする方法

後から考えればこれが一番簡単な方法だと思いました。この方法であればノミは使わず、採寸して丸ノコで切り出すだけです。
フローリングを2分割して型を切り出す
ただし、1番目のやり方で張った方が美しく見えるのは確かです。

3、フローリングではなくドア枠下部を切り欠く方法[裏技]

ドア枠下部を切る ドア枠の下の部分をフローリングの厚み分の高さでノコギリで切れ目を入れます。

次にノミで切れ込みを入れた部分を削りました。 こうするとフローリングの厚み分ドア枠下部に空間ができるのでノンカットでもフローリングを入れることができます。

そうして敷いた結果が以下の画像です。床面スレスレから見ると少し隙間が空いているのが分かりますね。普段の目線の高さからだと全く気付きません。
ドア枠を切り欠いた所にフローリングを入れる
この隙間にフローリングを入れるときは一つ手前の板と山型を作り、サネを噛み合わせて同時に押し込みます。
壁際のフローリングを山型にして入れる
結構力技ですね。人手に余裕がある時はこの方法が有効だと感じました。

フローリングの厚み分ドア下部を丸ノコでカット

フローリングの重ね張りの場合、ドアの下部をカットする前にフローリングを張るとドアが開かなくなってしまいます。

ドアを一回外して新たに張るフローリングの厚み分カットしておきます。
ドア下部を丸ノコでカット

最後の1枚が難関!壁際のフローリング処理方法

その後、順調に張り進めていきます。最後の一枚までは・・・
最後の一枚までは順調に貼れた
フローリング貼りもいよいよ終盤
ついに来ました。最後の一枚。
フローリング最後の一枚
これが超難関でした。なんかもう画像からもグッタリ感が滲み出ちゃってます。座り込んじゃってますもん。

フローリング張りをDIYした人のブログでは誰もが口を揃えて「難関だ!」と書いてます。これ本当でした。

これまで難しい所はいくつかあったが、最後の最後に本当に心が折れそうになりました。

なかなか入らない。切羽詰った中で簡単に入る方法が編み出された。

皆さんは安心してください。簡単に仕上げる方法を伝授します。苦戦したからこそ編み出した方法があります。

なぜ最後の一枚が入らないかというと、残りの幅ぴったりにカットしてもはめる時にカーブを描くので下の図のように壁に当たってしまうんですね。
最後のフローリングが入らない原因
そこで壁に接するフローリング側面下部を30度くらいにカットしてみました。
※丸ノコには刃を斜めにしてカットできる機能がデフォルトで付いてます。
フローリング下側を斜めにカットすると最後が入れやすくなる
そしたらあっけなく入ってしまったんです。 試行錯誤の結果この加工が一番良かった。表面上の見た目にも影響しないですし。
最後の一枚を貼った箇所
押し込む時に柱に擦れて一部塗装が剥げてしまった。後でちょちょっと直そうと思う。
押し込む時に柱に擦れて一部塗装が剥げてしまった
最後の一枚をはめるときに絶対欲しいのがゴムハンマーです。最後はめる時にこれで上から叩きます。

地味なアイテムだけどこれが有るか無いかではめやすさが変わってきます。ダイソーなどの100均のもので十分。

「終わったー」っと、新しく張った床の上で力尽きる。ここまでやった疲労感と達成感が入り混じる。わりと心地よい。
貼り終わった直後力尽きる

隙間が空いたり失敗した場合

DIYなのでこれぐらいの隙間は想定の範囲内であります。この隙間を埋めていきましょう。 DIYフローリング施工で隙間が空いてしまった

リサーチした結果、エポキシ樹脂というものを使って隙間を埋めるのが一番良さそう。壁には付かないようにマスキング済み。

ラワンと白タモの二色があるが、うちでは白タモを使います。

中にはA剤とB剤が入っていて、混ぜると硬化するようになっています。
今回使ったエポキシ樹脂
よく練って、隙間に埋め込む。

エポキシパテで埋めた
思ったよりパテの色が白く、床材と違う色になってしまった。

が、離れれば全然気にならない。もともと節が多いグレードを使ったおかげでしょう。近くで凝視しないと気づかないレベルです。

気になる方は紙やすりでフローリングを削り、出た粉をエポキシパテに練りこむと自然な色合いになるかと。

ちなみに完全に乾くとものっすごく硬くなり紙やすりで削ることも不可能になる。半渇き状態の柔らかい時に紙やすりで平らに整える必要があります。

そして、隙間埋めのもう一つの選択肢として使えるのがシーリング材です。

こちらは乾いてもブニョブニョしてて少し硬いゴムのような材質です。

価格も安いので壁際などに大きな隙間ができた場合はこちらがいいかも。ただアクリル樹脂の特性上ホコリなどが付きやすい印象です。

強度がいる場所も向いてないです。買ったはいいけど住んでみると壁際の隙間など気にもならずほとんど使ってません。

無垢フローリング張り完了

なんとか1日掛かりで張り終えました。所要時間は11時間。

自分で設定したスケジュール的になんとか1日で張り終えたかったので急ぎました!

おかげで写真を撮るのも忘れていて今回は深刻な素材不足でした。 無垢フローリングを張ってどれくらい変わったか見てみます。

■洋室側
洋室側全体像

リノベーション前の部屋1 ■元和室側
元和室側全体像 ↑
リノベーション前の部屋2
まだ照明を設置していませんが、結構いい感じになったなと自分では思います。

和室側は見事に畳からフローリングになりました。

当初からの目標であった和室と洋室の床をシームレスにつなげることができました。広くなったように感じます。

おまけ:今回使った無垢フローリングについて

樹種

樹種はオーク材(ナラ)を選びました。

はじめは安いパイン材フローリング(松)を買おうと思っていたのですが、アウトレットで手頃な価格でホワイトオークの幅広が売っていたのでちょっと奮発。

幅が150mmあります。標準的な住宅で使われている合板フローリングの幅が75mmなので、比べると二倍です。
元のフローリングとの幅比較
ちなみにフローリングは色(樹種)・幅・節の数によって視覚的な印象が変わってきます。

フローリングの幅による印象は以下のMARUHONさんの記事が参考になります。
無垢フローリング、幅によって何が変わるの?

節あり

枯れた木の枝が内部に取り込まれた箇所が節になるそうです。

節には穴(というか欠け)が生じることがありますが、フローリングとして売られているほとんどの商品はパテ埋めがしてあります。

一番目立つ節だと↓こんな感じです。グレードが高いものには節が入らない商品もありますがアウトレット商品なのでこんなものです。
オークフローリングの節(パテ埋め)

ちなみに節無し無垢フローリングはグっと価格が上がります。

私としては節ありのワイルド感が好きで、好きな仕様なのに安価という一石二鳥な感じです。

継ぎ無垢材

フローリング1枚の長さは1820mmあるのですが、何枚かの木を繋いで作られています。
UNIの無垢フローリングのつなぎ目
UNIと表記されることが多いです。(結合を意味するunitedから来ていると思われる。)

UNIは継ぎ目の無い一枚板より安価であり、木目が繋がってないので張ったときにランダム感、リズム感があります。それがまたかっこいい(と私は思う)。

これまた好きな仕様が安いという最適な選択。

無垢フローリングが買える店を探しまわったのでメモしておく

Amazon・楽天含め、どこで買おうか何十件と木材屋さんのWebサイトを徘徊しました。

その中でアウトレットで手頃な値段で無垢フローリングを売っているiikide.comというサイトにたどり着きました。

結局、コストと質のバランスが良さそうと判断しここで購入したのですが、Webサイトを見る限りしっかりした木材屋さんで信頼できそうというのも決め手でした。

参考までに無垢フローリングを買えるお店を列挙しておきます。

iikide.com 今回購入させてもらったお店、サンプル送付や質問にも親切に対応してくださいました。
無垢フローリングドットコム 大手の無垢フローリング店。さすがの品揃えです。アウトレット品もあります。
mokuzai.com ここも大手の無垢フローリング店。
木のやすらぎ館 九州の杉・檜材を主に扱うお店。訳あり品が安い。
R不動産Toolbox 取り扱ってる商品にこだわりが感じられる。変わったフローリングも多い。
楽天(無垢フローリングで検索) いろんなお店が出てきますが、”節あり”だとか”UNI” “無塗装”などお好みで検索を付け加えるとかなり絞れてきます。UNIや節ありは安く買えるので予算や好みに合わして探すと良いです。

無垢フローリングで生活したいけど、賃貸で工事できない場合

賃貸、持ち家だけどフローリングの工事が難しい人はこんな物もあります。既存の床に敷くだけです。

値は張りますが、1平米あたりの値段は無垢フローリングの値段と比較しても変わりません。賃貸で引っ越しても持ってけばまた使えるのが良いです。

施工したオークの無垢フローリングは無塗装なので、次回は汚れ防止のためのオイル塗装をしていきます。
無垢フローリングにオイル塗装をする

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