窓用エアコンを使ってみて感じたメリット・デメリット。使い勝手をレビュー

普段エアコンというと、壁の天井近くに設置する横長のエアコンが一般的。しかし工事ができない環境だったり、できても工事費が高価になる場合もあります。

そんな時の救世主的な存在が「窓用エアコン」。

誰でも自分で気軽に取り付けができます。我が家は数ヶ月前にこの窓用エアコンを取り付けて使っていて良いところ悪いところハッキリ分かってきたので、今回は使い勝手をレビューします。

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窓用エアコンを選ぶメリット

いろんな意味で気軽に取り付けられる窓用エアコン。それが最大のメリットです。以下で詳しく書いてみます。

窓の高さが770mm〜1400mmの範囲であれば賃貸でもどこでも設置可能

窓の高さが規定の範囲内(770mm〜1400mm)であればどこの部屋でも取り付けることができるお手軽さが最大のメリット!

自分で取り付けられるから、いつでも設置場所も変えらます。引っ越しても外して次の家に持っていけますね(そんなことをするかは別として)

設置が難しい戸建ての3階やマンションの共用廊下側でも設置できる

上で話したメリットと文脈として繋がるのですが、壁掛けエアコンの設置が難しい・もしくは不能な場所でも窓用エアコンなら取り付けることができます。

我が家の場合は戸建ての3階で壁掛けエアコンの取り付け工事費がエアコン本体より高いくなるため、3万程度で自分で取り付けることができる窓用エアコンを選択しました。

他にもマンションの共用廊下側はエアコン室外機の設置ができないことも多く、壁掛けエアコンの設置自体が不可能だったりします。そうなってくると室外機とエアコン本体が一体となっている窓用エアコンに頼るしかありません。

上の写真のエアコン本体以外は何も余分なものはありません。これ単体だけで動作できます。

本体は壁掛けエアコンより安いし取り付けも自分でできるからコストが安い

本体そのものの価格も3万円〜と安いのですが、自分で取り付けることができるので工事費などの初期コストも掛かりません。

もし我が家が3階に壁掛けエアコンを設置していたと仮定すると13万ぐらい掛かる計算になるので、性能・機能の差はあれど「壁掛け」と「窓用」の初期費用には10万円の差ができるんです。これはかなりデカい額…。

自分で取り付けた様子と手順は以下の記事で丁寧に記しています。

>>窓用エアコンの取り付け方。戸建3階の壁掛けエアコン工事が高すぎるので窓用に切り替えました

窓用エアコンを使って感じるデメリット

続いてデメリット。一般的な壁掛けエアコンとの比較で劣るところが多々あります。そのへん以下で詳しく見ていきましょう。

壁掛けエアコンより電気代が若干高め

窓用エアコンは壁掛けエアコンに比べて電気代が若干高いです。

おそらくその理由は、室温を感知して自動で風量の強弱調整をしてくれる機能がないから。室内が十分に冷えても風を弱めることなく常に同じ風量・同じ温度で運転し続けます。壁掛けエアコンはこの点、自動で調整してくれるんですよね。

僕は対策として少し弱めの温度設定をして、扇風機と併用することで自分の方へ効率よく冷たい空気が来るようにしています。

後述しますが、音の大きさに凄く電気代が掛かっているように感じてしまいますが、運転音から想像するほどではありません。

エアコンの効きが弱め

僕が4畳対応の窓用エアコンを使っているのもありますが、基本的に冷やす力は壁掛けエアコンほど強くありません。多分同じ畳数対応のものを使ってもこの性能の体感差は覆らないと思います。

もちろん部屋は冷えます。冷えますがいろいろ思うこともあります。

我が家は戸建てで最上階の3階で使っているのですが、真夏の戸建て最上階はとっっても暑くなります。室温が40度を超えるような所で使うと冷えるまでに時間が掛かるし、なんなら下がっても室温は27度が精一杯です。これにはパワー不足を感じてしまいます。まあそれでも13度も下げてくれているのですが。。。

あとは、窓用エアコンを真夏の直射日光が当たる位置に設置していると、そもそも冷たい空気が出てこないレベルで性能が落ちることを感じます。取り付ける窓の位置と日当たりの関係は取り付ける前に考えておいた方が絶対良いです。

音がうるさい

単刀直入に言うと、割とうるさいです。

と言っても昼間の活動時間帯は全然気になりません。仕事部屋に設置してますが雑音として脳が処理してしまう感じです。カフェのノイズみたいなもんですかね。

問題は寝室に設置する場合。いろんな雑音がする昼間と違って夜は繊細な人は気になると思います。コンプレッサーの音はうるさいけど全員が全員寝れないレベルでもないかな?と言う感じ。音に敏感だと自覚のある人は寝室設置はやめておくのがおすすめですね。

音の大きさにクローズアップして以下の記事に詳しく書きました。

>>窓用エアコンが思ったより音がうるさい。敏感な人は寝室で使うと後悔するかも

見た目があまりイケてない

まあ悪いです。もうちょっと何とかならんのかって思います。壁掛けは天井近くのあまり目に入らない所に設置されていますが、こちらは目線の高さだけに同じ大きさでもインパクトが強いですね。

これも気になる人は気になるし、気にならない人は気にならない。自分の性格との相性です。

僕の場合は、コストや住まい環境などの条件といろいろ考えた上で3Fは窓用エアコンになりました。多分ほとんどの人がこうやって様々な条件を天秤に掛けた上で自分の許容範囲を探り当て選ぶと思います。

僕が感じたメリット・デメリットが導入するかしないかの判定材料になれば嬉しく思います!

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コメント一覧

  • Comments ( 4 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. by サイトウ

    雨戸は閉まりますか?
    取り付ける裏が雨戸収納場所です!

    • by Suke

      運転していない時は窓を閉めることができるので、その更に外側にある雨戸も閉められると思いますよ!
      窓が閉められるかは、家の仕様によりますが9割の家は閉められるんじゃないでしょうか。あとは窓の左右どちらに取り付けるかにもよりそうですね。

  2. by みんと

    初めまして!
    北海道住みなので窓エアコンで十分、すごく快適です。
    北海道の家は気密性の高い構造だからなのかエアコンが冷えやすい気がします。
    寝室に取り付けていますが、サーキュレーターと併用して隣のリビングまで冷気が届くよう工夫し、
    かなり快適に過ごせています!

    本当は壁用のほうが良いですが、
    古めの家ですと壁エアコン用の穴や専用コンセントが最初からなかったり、
    穴あけNGだったり、我が家も昨年までは扇風機で我慢していました。
    また、「暑いのはお盆までだから、、」という気持ちもどうしてもあったんですね…。
    今となってはもっと早く設置すればよかったに尽きます。

    音に関しては室内側はそこまで気にならないけれど、裏側(後ろ側)まあまあ音がしますよね
    でも暑いのは耐えられないので真夏にはフル活用してます…。
    そして女性には重いこと、電気代も壁用よりは割高ですが…暑いほうが無理なので…。

    壁エアコンがつけられるのなら壁の方が良いですが、
    広すぎる室内じゃなければ窓エアコンでも十分涼しいです!
    そして北海道こそ(?)窓エアコンをお勧めしたいです。
    気密性が高いのですぐ冷えます!

    • by Suke

      みんとさん、初めましてー!
      ここ数年の夏の暑さは北海道でももう厳しい域に入ってますよね…。
      そもそも北海道はエアコンのためのコンセントが無い家が多そうなのですね!コメントを見て初めて気づきました。
      そうなると窓用エアコンという選択肢は選ばれやすいかも!

      とにかく取り付けの容易さが良いですよね。
      うちは断熱ペラペラの戸建て最上階の部屋に設置したので効きが悪かったけど、そういう悪条件さえ整わなければしっかり冷えるしいいかもですね!本体も安いですし!笑

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