【賃貸DIY】ディアウォールで漫画のための本棚を作る
みんな大好きな漫画。集めたくなるんですけどスペース取るし、世に販売されてる本棚とか三段ボックスって奥行きがありすぎて漫画サイズの本を並べるのには不便なんですよね。。。
そこで今回は賃貸の部屋の壁に、ディアウォールを使って奥行きが漫画にちょうど良い壁面収納を作ってみました!
目次
本棚を作る壁と完成イメージを描く
今回、本棚を作るのは賃貸物件の以下の壁。
この壁に作る本棚のイメージ図として描いたのが以下。ざっくりとした設計図になってます。
今回の特徴は、L字型に2面を棚にすることと、ツーバイシックスという規格の木材を柱に使うことです。
ツーバイシックス・ワンバイシックス材はわりとホームセンターに置いてある材。それでいて漫画の奥行き幅とジャストサイズなんです。
ディアウォールと聞くとツーバイフォー材用がメジャーですが、幅が広い2×6材用のディアウォールもあるのでそれを使います。
↓これを2×6材の柱にはめる事で床から天井まで木材を突っ張って柱にすることにできます。
ディアウォールを使う場合、突っ張る場所の天井高マイナス4cmにカットした2×6材を用意すると完璧です。棚板として使う1×6材と一緒にホームセンターでカットしてもらいました。
まず2×6(ツーバイシックス)材に棚受け金具を取り付ける
いきなりディアウォールで2×6材を立てても良いのですが、棚受け金具は床で取り付ける方が労力が少ないのでを柱を立てる前に取り付けちゃいます。
漫画の高さと棚板の厚みを考慮して229mm間隔で線を引きました。
そこに以下の棚受け金具を取り付けます。
棚受け金具を仮で並べるとこんな感じ。
本を当ててみて高さ的にOKなことを確認したら、金具を一つずつビスで固定します。
ツーバイシックス材は38mmの厚みがあるので、貫通しない長さの35mm長のビスで固定しました。
ディアウォールを立てる
金具を全部取り付けたらいよいよ棚の組み立て!2×6の両端にディアウォールをはめて、
柱を立てたい位置に材を斜めにしながら押し込み柱を立てます。
先に天井に押し当てて、後から床の部分をスライドさせながら入れる感じです。
そうすると突っ張った木材が柱になります。
この壁には3本設置。左右の2本だけでなく真ん中にも入れているのは漫画の重さと棚の強度を考えて。本って異次元の重たさですからね!
ちなみに棚板の一辺の長さの基準は以下の記事で詳しく書きましたが。1×6材の場合、横幅100cmの重さ15kgというラブリコ公式が発表している数値を基準にしています。
柱を何本立てれば安心なの?と疑問に思った方はご参考にしてみてください。
【参考記事】ディアウォールやラブリコは危険なのか?安全な使い方を考えてみる
棚板を乗せて立てた柱位置を調整
柱を立てたら棚板を仮で乗せてみて幅の調整をします。
柱はまだ適当に設置しただけなので、この時点では棚板の幅とは合ってないんです。↓隙間空いてますよね。
隙間を無くすために柱をググッと寄せてやります。
これで位置調整が完了。まあ木材には反りなどもあるため完璧は求めません。
この段階で柱が垂直かどうかも水平器を使って確認。
同じようにL字となる左側の柱も設置しました。
角はちょうど収まりが良いように片方の厚み分埋めて設置してます。この方がスッキリ見えますよね。
棚板(1×6材)の取り付け
あとは棚板を固定していくだけ!棚受け金具にワンバイシックス(1×6)材を乗せて裏からビスで固定します。
電動ドライバーは必須です。このぐらいの作業であればそこまでの性能も必要ないので以下のような安価な機種で十分。
棚板の厚みは19mmなので、ビスの長さは16mmを使用しました。
棚板を取り付けるといよいよ本棚っぽさが出てきますね!
机にも使えるテレビを置く台の取り付け
今回はどうせなら本棚にテレビ台も付けちゃいたいって話があったので、テレビ台も作ってみました。これは必要ないならやらなくてもいいかなという作業。
買ってきた集成材の中央、ツーバイシックス材の柱がくる部分を切り欠きます。
両サイドも同じように柱の部分を切り欠いて、
設置するとこんな感じ!
電源タップはこの時点で棚板を固定する前に上に通して置きました。
重さに耐えられるように手前に脚も付けて完成。
ここはシンプルに65mmの長めのビスだけで留めてます。
脚の部分とか本の出し入れで邪魔にはなってしまうんですが、まあテレビの重さを考えるとディアウォールに負荷を掛けないためにも仕方ないですね。。
ディアウォールを使った漫画専用の本棚の完成
【Before】
↓【After】
本を入れてみるとかなり良き!好き。
L字に棚を設けた事で立体感もあってディアウォールのハリボテ感が薄れてるんですよね。思ってもみなかったL字の棚のメリット!賃貸っぽさを感じさせない仕上がりです。
棚板受けに使った金具の厚みが薄いから本の収納の邪魔にならないのが良い所。以下のようなディアウォール公式。またはラブリコ公式の棚受け金具もあるんですが野暮ったいのが残念なんですよね(強度は安心できるのかもしれませんが)。
今回使った金具の方がスマートに見えるので僕はこっちの方が好き。現状強度的にも全く問題はない感じです。
テレビを置いてる棚をデスクとして使えば、壁面に本が積まれた書斎感があっていいですね!
まあここに置いてあるのは漫画なんで、勉強や仕事は捗らない訳ですが…笑
他のアイディアとしてはこの棚自体全部木材なのでどこでもビスや釘を効かせることができます。
そうするとどんなメリットがあるかというと、こんな感じで何かを吊るしたり壁掛にもし放題です!
柱の側面なら大きなスペースが余ってるので自由度高いですよね。
今回は割と大型の棚を作ったので大変そうに見えますが、やってることは繰り返しで単純な作業。わりと難易度も低いです。組み立てだけだったら掛かった時間は5〜6時間で1日の作業で完成しました。
賃貸でも壁に本をぎっしり積んだ暮らしが実現できます。時間が取れたときにぜひ作ってみてくださいー!
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