マンションのベランダにウッドデッキを作る

ビアガーデンをやったり、キャンドル灯してしっとりワインを飲んだり、日向ぼっこしながら本を読んだり。そんなベランダライフが送れたら最高ですよね。

そんな外の様で内の様に使える曖昧な空間に僕は魅力を感じます。そこで今回はくつろげるを空間を目指してマンションのベランダにウッドデッキを貼ってみました。

排水用に床の傾斜があったり。メンテナンスや掃除をしやすいように工夫したり。いろいろと労力も掛かったけど素敵な空間ができました。

この記事ではウッドデッキを作った過程とその作り方を書き残しました。

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ウッドデッキを貼る前のベランダ初期状態

何も手をつける前のベランダはどこにでもありそうな至ってノーマルな状態。

都内のマンションですが都心からは外れていることもあって面積は結構広い方ですかね。

ざっくりとした寸法は以下のような感じ。写真では綺麗な直線で床も平行に見えますが、実は場所によって数値が結構違います。奥(右)に行くに従って下り傾斜がキツくなります。

デッキ下の掃除や防腐塗装メンテナンスがしやすいように小分けのスノコ状のデッキを何個も並べる仕組み

ベランダにウッドデッキを作るうえで注意したいのがメンテナンス性

年月が経てばデッキの下には枯葉などのゴミも溜まります。放っておくと水掃けが悪くなり木材が腐ったり寿命を短くする要因に。

しかしデッキ下を掃除しようとした時、ベランダ全面でウッドデッキが繋がる一体型を作ってしまうとデッキを剥がせなくて掃除ができないんですよね。掃除が出来ないどころか大規模修繕の時期が来てしまうと全解体になってしまいます。

そこでメンテナンス性を良くするためにデッキを小分けにする方法を取ろうと思います

今回デッキ材には安くてどこのホームセンターにも置いてある1×4材(厚み19mm×幅89mmのSPF材と呼ばれる木材)を使います。

この1×4材が6本で1つのスノコ状のデッキを作る作戦です。

1×4材が89mm、木材と木材の隙間を4mm空けると計算すると。1つのデッキの横幅は93mm×6本=558mm(=55.8cm)。女性でも持ち上げられる絶妙な重さと大きさです。

横幅が56cmならもしもマンションの大規模修繕があっても、少しも解体することなく部屋に避難させることができます。

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資材の調達

ウッドデッキ作りは大型DIYの部類。必要な木材の量も多くなります。

今回のベランダの大きさから計算すると使う1×4材(SPF材)の量は1820mmが約60本。小分けデッキが10個分です。

そして1×4材を繋ぐのに使う下地材(スノコの下の部分)に30mm×40mmの杉の角材を使うことにしました。

こちらは1820mmが約18本必要という計算。

SPF材は柔らかく耐久性も弱い樹種。正直言うと外で使うには向かない材ですが、しっかり防腐メンテナンスしてあげる前提で3〜5年ぐらい持てばOKかなという感覚でチョイス。

なによりハードウッドに比べて激安ですから。木材の値段だけだと17,000円ぐらいでしたこれがウッドデッキに適した樹種になると4〜6倍ぐらいするんじゃないでしょうか(調べもせずかなりザックリ言ってます)

そもそも木材は、直射日光にあたる時間・雨にどれだけ当たるか・水捌け・湿気・風通しで持ちがかなり変わってきます。今回はベランダだから雨もそこまで掛からないし、直射日光浴びる時間も少ないから水さえしっかり捌ければ意外と持つんじゃないかと勝手に思ってたりします。

現場で寸法を測りながら小分けウッドデッキを作る

シミュレーションは完璧。いよいよ実際に作って行きます!

まずはデッキ材をカットするためにベランダの寸法を測る。

測ったベランダ寸法-5mmの長さで1×4材をカット。マイナス5mmでカットしたのは木材が湿度で膨張収縮する余裕を残すため。

木材のカットは60本を手鋸でやるのはかなりの労力です。というか僕には無理です。丸ノコが必須だと思った方が良いです。

僕のオススメはこれ。

選び方は以下から。

関連記事:【各社比較】DIYにおすすめの丸ノコを紹介!後悔しない選び方のポイントを解説

もしくはホームセンターでカットサービスを使うかですが、場所によって1〜3cmぐらい幅が違うので今回は現場で測って切り出します。ですが、これだけの規模のDIYだと切ってもらう寸法間違え何度も買い出しする羽目になったりします(経験者です)。結局現場で切り出すのが一番確実だというのが僕の経験則。

話を戻して、カットした材を置いてみると。いい感じ。この調子で各位置で測定しながらカットしたデッキ材を量産します。

ここから先は4mm厚の薄いベニヤを予めたくさんカットしておくと便利。

隙間の間隔を一定に保つためのスペーサーとして使います。

とりあえずでスペーサーを挟んだまま仮で置いていき、以下のような切り欠きが必要な箇所を処理しました。

ここまで来たらしばらく切り欠く箇所はないので、繰り返しスノコ状に組み立てていきます。

下地となる角材は558mmの長さでカットし量産。

まだ木材同士をビスで固定してないこの時点で、1×4材も下地の角材も防腐剤を塗ります。ビスや釘を打って組んでしまうと塗れない箇所が出てくるから、組み立て前に塗装するのが理想的。

使ったのは防腐剤として安定の性能・知名度を誇る「キシラデコール」。プロも使う信頼できる塗料です。カラーは自然な色に仕上がる「スプルース」をチョイス。

特に木口(繊維を切断した面)は水を吸って腐りやすいのでしっかりと塗っておきます。

防腐剤が乾いたら、角材を敷いた上に改めてデッキ材を並べていきます。

下地の間隔を毎回一定に保つため、下地の間に挟む木材を用意しておくと便利。下地は基本30cm以下の間隔になるよう取ってます。間隔の長さは見て分かる通り適当。

いよいよビスを打ってスノコ状に組みます。ビスの長さは40mm。なぜ40mmかと言うと1×4材(19mm)+角材(30mm)=49mmの厚みだからです。貫通しないでしっかりビスが効く長さ。

これを下地を敷いた部分にガツガツ打つ!

トンカチで釘を打っても良いんですが、僕は文明の力を使ってビスをガツガツ電動工具で打ってっちゃった方が楽だし好きです。インパクトドライバーさえあればどんどん進みますから。

関連記事:【各社比較】DIY用インパクトドライバーのおすすめと選び方

続いて2個目のデッキ作りに差し掛かります。

基本的にやることは同じですが、1個目のデッキの下地と同じ位置に下地が来るようにだけ気を付けます。同じ場所に設置しないで1個目のデッキの下に2個目のデッキの下地が入り込むと、せっかく小分けのデッキにしたのに個別に持ち上がらなくなりますから。

2個目以降のデッキ作成は繰り返し作業。どんどん進みます。

エアコンの室外機は一時的に退かして作ります。意外と簡単に動かせるんです!

緊急用避難はしごは塞がないように…!ココも木材を切り欠いて形を出しました。

排水溝は覆いたくなっちゃうのですが、メンテナンスしやすいように空けておきます。

これでウッドデッキはほぼ完成だけど…

そのままだとベランダの傾斜でガタガタするのでゴムシートで対策

ベランダによるかもしれませんが、今回のベランダは傾斜がとてもキツくて素のデッキのままだと歩くとガタガタしてしまうんです。一番高低差があるところで5cmぐらい差があります。

そこで、ゴムシートや薄い木材を買って来て傾斜対策のチューニングをすることにしました。

ゴムシートは3mmのものと、5mmのものを用意して場所によって使い分けます。

屋外でも使える超強力両面テープで貼り付けました。

こうしてスノコ状に組んでいる木材を直接床に着けないことで、水捌けを確保しデッキの長寿命化にも大きく貢献。さらに防水加工のしてあるベランダの床もゴムによって傷つけずないという2つの機能を一役で担うことを狙ってます!

奥に行くほど傾斜がキツくて、だんだん調整ゴムを噛ませる量が盛り盛りに。9mm板+ゴムシートだったり。いろいろ組み合わせて最適な高さを出します。

高さ調整は側面から実際見ながら仮置きで調整します。地味です。笑

床自体は水平を取った訳じゃなくて、ベランダの柵の段差部分に高さの面を合わせました。なのでデッキ自体は1.3°ぐらいの傾斜があります。

最後の奥の方まで来るとこの段差の量!2.5cm差とかあるので5mmのゴムシート5枚貼ったり力技で調整です!

全て調整完了!避難はしごの部分は雰囲気が浮いちゃいますが、まぁここは絶対に塞いじゃダメなので割り切ります。

パッと見てデッキが小分けにされてる様には見えないくらいピシッと線が出て美しい。

ベランダウッドデッキの完成

【Before】

↓【After】

個人的にはかなり満足いく出来!フェンスも作ったのもあって、ベランダの景色が激変しました。

コレはくつろげる。

傾斜対策で高さを丁寧に調整した甲斐あって、歩いてもガタガタしません。段差もなくデッキが小分けにされてる感じは上からみ見ただけじゃ分かりませんね。

防腐剤の色もクリアに近いスプルースという明るいカラーを選んで良かったと思ってます。ウォールナット色とか塗っても良いのですが、広くない空間なだけに暗い色だと重い感じになってしまいそうな気がします。

デッキの部屋側も窓サッシの高さと合わせて少しでも広く感じられるように工夫してみました。

部屋が一つ増えた感覚

リビングから外を見た景色が変わりました。

ウッドデッキを張ったことで部屋の中のフローリングが続いているかの様な景色。外なんだけど内のようなベランダが曖昧な空間になります。

大げさではなく部屋が一つ増えた感覚といっても過言ではありません。

椅子とテーブルを出して間接照明やキャンドルを灯してお酒を飲みたいし、ハンモック置きたくなるし、むしろソロテントとか張ってキャンプしたくなる。そんなベランダができました。

これから外でビールが飲みたくなる季節!ちょっと頑張ってウッドデッキで贅沢な時間を過ごしてみるのはどうでしょうか。

今回使った工具と資材

ボタンを押すと一覧が開きます。


使った工具

使った資材

もっと手軽にベランダの雰囲気を良くしたいなら既製品を置くだけな方法も有り

ウッドデッキ作ってみてはどうでしょうか。と言われても、ここまでの規模のDIYはちょっと…と思う人もいますよね。

僕は空間を自作することは好きだけど始めっからこの規模のものを作ってきたわけでもありません。昔からベランダという場所は好きなので前に住んでいた賃貸マンションで既製品を組み合わせるだけの簡単なベランダカスタマイズをしたことがありました。

ウッドデッキパネル、ラティス、室外機カバーを買って設置して良い感じの照明を置いただけ。

この時のことは以下に詳しく書いてあるので、もっと簡単にリビングを贅沢空間にしたいという方は見てみてくださいね。

>>賃貸マンションの味気ないベランダをカフェテラスのような空間に改造する

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