【セルフリノベーション】DIYで洋室の天井を抜く
前回の「和室の天井を抜く」からの続きです。
今回は洋室の天井を撤去します。ついでに壁内部にあった壁の柱も解体していきます!
目次
洋室の天井表面は石膏ボードでできている
洋室の天井は梁から逆T字に吊っている木材に9.5mmの厚みがある石膏ボードをビスで留めてあるだけでした。
石膏ボードはペラペラなので天井の解体は最初のキッカケだけバールや金槌で穴を開け、あとは手でガンガン剥いでいくことで解体できます。思っているより簡単でした!
洋室天井の解体方法
天井(石膏ボード)の解体作業
まず解体前に照明を外しておきました。 照明についてはダウンライトやライティングレールじゃない限り、大体の家が引掛シーリングローゼットが付いていると思います。 照明はこの引っ掛けローゼットというコンセントに引っ掛けてあるので根元を回せば簡単に外れて以下のソケットだけの状態になるはずです。電気を取ったら早速天井を剥がしに掛かります。最初のキッカケだけ天井をバールで壊してやりましょう。 そうすればあとは手で石膏ボードを剥いでいけます。 和室の垂れ壁の構造に使われていた木材が邪魔なので天井と並行して撤去します。(参考:和室の垂れ壁を抜いた記事)
脚立に乗ってどんどん石膏ボードをバリバリに剥がしていく。 人間の遺伝子レベルで心をくすぐるクールな天井裏が見えてきました。 和室側に引き続き洋室の天井裏もかっこいい。
むむ、これは…!断熱材?に包まれた配管が見えてきた!配管は後々見栄えよく仕上げます。
二階にある洗面所に伝わる水道管も見えてきました。
この家が本来隠し持っていたポテンシャルが引き出てきたようで嬉しい。
個人の感想ですが、セルフリノベって家に愛着持てるし楽しいしで、リノベーション自体を全部業者さんに任せてしまうのはちょっとモッタイナイと感じてしまいます。小学生ぐらいの子供がいるなら一緒にやったら絶対楽しいし、子供にも良い経験になると思いません?
関東地方の一都三県の家であればDIYリノベーションサポートサービスをやっているところもあるのでサポートをうけるのもいいかもしれません。
話を戻して黙々と石膏ボードを剥いでいると、ガタッと裏から何か落ちてきました。 20年前の大工のトンカチが降ってきた。笑
良い感じの風合いを醸し出しています。普通に使えるのでこれから仲間に入れて使うことにしましょう。20年経ってもバリバリ使えるなんて良いモノなんでしょうね。さすが職人の道具。
他にも天井裏には、あの黒い虫の死骸も一体ありました。死骸とはいえ、いつもそこにあいつが居たと思うと天井を抜いて本当に良かった。
さて、半分ほど解体しました。 ここからは天井に照明がなくなるので、内装工事の現場などでよく使われているクリップライトを活用します。
値段が安くて部屋全体が明るくなる照明を探していたらやはりこれに行き着きました。 天井を解体するのなら必須な道具です。 体感としては、15平米に1つ必要なぐらい。付属電球が200Wなのでかなり明るい。
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【追記】この照明についてはDIYリノベーションが終わった後もインテリアとして使ってみましたが、かなりイケてます!
ずっと手元を照らしてくれた電気もこんなふうに楽しめます。
>>工事で使うガード照明をペンダントライトとしてインテリアに取り入れる
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洋室天井の残りも脚立に乗って、手で剥ぎ取りました! 石膏ボードは全て撤去し、止められていた骨組みだけ残ります。石膏ボードは撤去はかなり楽勝でしたが、それよりもその処分方法が面倒です。詳しくは以下の記事に書きました。
合わせて読みたい
洋室天井の内部構造
前回の和室の天井とほぼ同じですね。(参考:和室の天井を抜く)
家の躯体となる梁に、細い木材が釘で止められ逆T字に吊り下げられています。さらにその下に直角方向にまた木材が取り付けられ、その木材に石膏ボードをビスで固定する構造です。(言葉で説明するのが難しいので写真をじっくり見てもらった方が良いかも…笑)
この木材の枠組みに石膏ボードが止められて、いつも見ているフラットな天井ができあがっているんですねえ。 ちなみにこの枠組みは耐震には関係ないので何にも迷わず撤去!
天井の骨組みと壁内部の柱の解体
この天井と壁の格子状の枠組みの解体は一時間も掛からないぐらい簡単でした。
使ったのは、トンカチとインパクトドライバー。
こんな感じ↓で梁に木材が逆T字に釘で留められているので、トンカチで木材を釘の頭の逆側からガンガンで叩けば一本一本外れていきます。ビスで止められている場合はインパクトドライバーの逆回転させれば簡単に外せます。
以下で友人が脚立に乗っている箇所にあった壁も天井の梁に柱が釘で固定されていたので解体。一本残ってる柱も後ほど撤去しました。撤去した天井と壁の廃木材だけでかなりの量!!反りの少ない使える木材は釘を抜いて後々なるべく再利用してやります。節約になりますしね。
この廃材は後ほど以下の工程で使いました
天井はだいぶスッキリしましたね。
この通り、電気配線がたくさん出てきます。 これは自分では手に負えないので、この段階で電気工事士に依頼をかけました。配線整理と照明の設置を依頼します。電気工事士さんが来るまでにライティングの構想を固めておかなければなりません。
DIYで無理そうならプロに任せることも考える
天井の解体が自分でできる自信がなければ、この工程はプロに任せるのもありです。
僕は最終的にはDIYでやってしまいましたが、セルフリノベを始める前は解体業者にお任せしようか悩んで連絡を取りました。そのとき連絡を取ったのは「解体無料見積ガイド」という解体工事の一括見積で最安値を無料で見つけられるという業者さん。全国600社以上の中から最安値の見積もりをくれる解体業者さんを見つけられるサービスです。
「個人邸でDIYでリノベーションするのだけど一階の天井や壁部分だけの解体で規模が小さくても依頼することは可能か」を確認したら、「もちろん規模が小さくても可能です」との返事でした。少し手を付けてみて無理そうだったら最安値の解体業者さんにお願いしようかなと考えてのことでした。
できない箇所はプロにお任せして壁のペイントやフローリング貼りは自分でやるというのも立派な戦略です。一部分だけプロに任せたとしても、全てをリノベ会社に任せたリノベーションよりもかなり安く仕上がるはずです。
次回は壁際の天井解体の細かい処理方法
次回はまだ少し残っている天井の細かい処理と、天井や壁を抜くことで補修しなければならない箇所のお話です。
端っこは丁寧に解体しないと後々面倒なことになります。
「リビング・和室のセルフリノベーション」シリーズ記事一覧はこちら
コメント一覧
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いつも拝見させていただいております。
天井の解体に何日間かかりましたでしょうか?
天井の解体は和室も合わせて3人でやって1日(7〜8時間ぐらい)で終わりました!勝手が分からない初めての作業だっただけにこれでも時間が掛かってる方だと思います。
後からなので言えることではありますが、解体はただ分解していけば良いだけなので実はとっても簡単です。
ありがとうございます。参考にさせていただきます!