【賃貸DIY】ディアウォールの柱を見せないスマートな壁掛けテレビを実現する

賃貸の部屋で壁掛けテレビにする構造をDIYしてみました。

壁掛けテレビの下地にはディアウォールを使って柱を2本立ててますが、その柱が見えないようにテレビを壁掛けにする方法を書いていきます!

壁も一面ブルーでペイントしディアウォールが見えないので、まるで持ち家かの様なスマートな良い出来になりました。

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テレビを壁掛けする箇所の初期状態

上記の窪んだ箇所にテレビを壁掛けにし、現状復帰できるように作ることになりました。

ちなみにこの家自体が最近リノベーションされていて他の部屋にはアクセントクロスが貼ってあったり、全体的にフレンチテイストで仕上げてあります。新築に近いかなり綺麗な状態。シャビーとかカントリーと言ったDIYで作りやすいテイストよりかモダンな仕上げが似合いそう。

作り始める前に決めておきたい具体的なイメージ

材料の寸法と数を明確にするために毎回描くのが上記の様なざっくりした雑なイメージ図。こんな絵でも描くだけでホームセンターや通販で買い忘れを防ぐのにも有効です(左右に書いてある必要なものは他の箇所のDIYとごちゃ混ぜになっているので参考にしないで下さいね)

DIYのスムーズな進め方は以下の記事に書いたので参考になれば!

【関連記事】DIYの始め方・進め方。抽象的なイメージからモノとして形になるまでの手順

そしてテレビを壁掛けするのに重要なのが賃貸DIYの定番アイテムと言っても過言ではない「ディアウォール」。木材を床から天井まで突っ張ってくれるアイテムです。

賃貸なので直接壁にビスを打ってテレビを固定することができないので、ディアウォールで立てた木材の柱をテレビを固定するための下地として使います。

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ディアウォールの柱を見えなくしたいという事を実現するために

今回のDIYのこだわりの一つに『壁掛けテレビを固定するための柱(2×4材)が見えるのが嫌』というのがありました。テレビの後ろに突っ張る2×4材の柱が見えると人によってはスマートでないと感じる人もいると思います。

そこでディアウォールの前に薄い4mmぐらいのベニヤ板を貼って隠すことにしました。

ついでにベニヤ板を部屋の雰囲気に合いそうな深めのブルーかワインレッドにペイントしたい。

賃貸でもテレビを壁掛けできる仕組みを作る

順序として、まず最初に2×4材という規格の木材とディアウォールを使って下地柱を2本立てていきます。しかしここで一工夫。

下地柱をベニヤ板で隠す時にディアウォールのソケット部分がせり出さないようにする工夫

以下は以前「部屋に収納棚を作ったとき」に有孔ボードを貼り付けたときの様子。写真のようにベニヤ板をそのままディアウォールの柱に固定してしまうと、ディアウォールのソケットの厚み分、ベニヤ板がせり出してしまいます。

この時は『有孔ボードだったこと』かつ『壁一面の全体』を覆っていたため気にするほどでもなかったのですが、今回は濃いブルーの色も入り壁が特定の狭い領域ということもあり目立つだろうと判断して、ベニヤ板が反らないような対策をすることにしました。

合板せり出し防止のために使ったのは12mm厚の構造用合板(ベニヤ板)。端材があったので持ってきました。

この12mm厚の合板を2×4材の柱にインパクトドライバーでビス打ち固定します。

ビスのサイズは(2×4材が)38mm + (ベニヤ板が)12mm = 50mmの厚さになることを考えて、壁に突き抜けないよう30mmの長さをチョイスしました。

合わせて読みたい

この作業にはインパクトドライバーが必要になります。テレビを壁掛けにするのに必須の道具で危険性もなければ扱いも簡単なので気になる方は以下の記事も合わせてどうぞ。

【追記】
このときは気付かなかったのですが、ディアウォールではなくラブリコというとツールを使う事で合板を貼らなくても解決することができます。

ラブリコであれば出っ張りは数mmなのでそのままベニヤを貼り付けても大丈夫です。例えば以下のような

詳しい比較や解説は以下で記事にまとめておきました。

>>賃貸で木の壁を作るならディアウォールよりラブリコが良い理由

ディアウォールを立てる

ベニヤ板を留めた2×4材をディアウォールに差し込んで立てます。

ベニヤを止めた位置は壁掛けテレビのアタッチメントをビス打ちする部分だけカバーしていれば良いので結構適当です。

2×4材は壁の高さよりマイナス4cmの長さで用意するとディアウォールを履かせたときに丁度良い強度で柱として突っ張ってくれます。ちなみに木材のカットはほとんどがホームセンターです。

ペイントしたベニヤ板で柱を覆い壁にする

チョイスしたベニヤ板は4mm厚のシナベニヤという種類の合板。

なぜシナベニヤなのかと言うとヤニ止めシーラーを塗装する必要が無くなり板に直接ペンキを塗ることができるからです。シーラー塗りの工程を一つ飛ばすことができます。

合わせて読みたい

ベニヤ板へのペイントは以下の記事に詳しく買いたので合わせてどうぞ

>>シナベニヤはヤニ止めシーラー無しで直にペイントできるからDIYのハードルを下げてくれる

薄いベニヤ板に一緒に選んだブルーのペンキをペイントします。

ちなみに1度塗りだとまだムラが目立つのでローラーで2度塗りします。塗料はターナー色彩のミルクペイント(トリトンブルー)を使いました。安全を売りにしている深い色合いが素敵な塗料です。

ペイントしたベニヤ板をディアウォールで立てた柱に貼っていくのですが、ここで更にもう一工夫。

柱をテレビの壁掛け用の位置に2本しか立てなかったので、両サイドの壁際のベニヤ板がベコベコならないように、ディアウォールと同じ奥行きにカットした木材を端っこに仕込みました。

それと壁の右下の配線を通す穴があり、そこがすこーしだけ出っ張っていて、ぴったりサイズのベニヤが通らないかったので微妙にヤスリで削りました。

前日に念のため買っておいた半永久に使えるドレッサーというヤスリがベニヤのサイズの微調整に大活躍。

いよいよブルーにペイントした薄ベニヤをディアウォールに固定していきます。ここでも30mmのビスを使いインパクトで打ち留めていきます。

かさ増し用に貼った合板の位置にのみ等間隔でビスを打っていきました。間隔はだいたい手を広げて親指から小指ぐらいの距離。

一面がシナベニヤ一枚で覆える大きさのものは無かったので2枚に分けて貼り付け。ディアウォールの柱の中央が継ぎ目となるように固定します。

右が固定できたら左側も貼り付け。同じ様に柱にビスで留めると…

ディアウォールの柱が見えない一面まっさらな壁が完成ぃ!そこにテレビを壁掛けするためのアタッチメントを設置しました。

上記の壁掛けアタッチメントのビス止めも下地として立てたディアウォールの柱の部分にしっかりと効かせてくださいね!

間違って柱のないスカスカなところに固定してしまうと重いテレビを支えられずテレビの落下の原因になるので注意です!

壁掛けアタッチメントは星の数ほど商品がありますが、以下のあたりを使っておけば間違いないです。

賃貸の部屋に一面ブルーの壁と壁掛けテレビが完成

アタッチメントにテレビを掛けたら今回のDIYも完成。白い部屋にブルーの壁がイケてる…!

壁に濃いめのカラーを入れたことや、工夫してディアウォールの柱を見えなくしたことで賃貸物件とは思えないかなり上質な雰囲気に出来上がったと思います。

ちなみにビスの頭とベニヤの継ぎ目の溝が気になる場合、パテで埋めることで塞ぐことができます。実際に埋めると以下のようになりました。

写真の関係で壁が白く見えますが実際にはブルーの壁です。少し跡は残っていますが、溝をパテで埋めてからまたペンキで塗っています。ビスに関してはペンキを塗っただけ。

まあ上記の処理をして埋めなくても良い感じではあるので細かいことは気にしない方は無視してもらっていいと思います。

賃貸でも持ち家のようにテレビが浮いたような壁掛けにしたい場合、是非試してみてください!

次は賃貸の壁に木の板を貼って西海岸風な壁を作った記事もどうぞ!

『ディアウォール』と似たようなツールの『ラブリコ』の木の板を貼って西海岸風の壁を作った記事もどうぞ。

>>【賃貸DIY】ラブリコを使って西海岸風の木の壁を作る方法

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コメント一覧

  • Comments ( 6 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. by かとう

    初めまして!質問です!
    我が家でもディアウォールでテレビを壁掛けにしようと思っているのですが、うちの場合は下の縁があって、壁にぴったり付かない状態になっています。
    そういう場合はどの様にしたらいいのでしょうか?
    また、ディアウォールはどのくらいの重量まで耐えられるのですか?
    もしご存知であれば教えてください!

    こちらのHP、沢山やり方が書いてあってとても勉強になります!この壁掛けテレビが終わったら、フローリングにクッションフロアを貼ろうかと思っています!

    • by Suke

      かとうさん、初めまして!
      壁の縁って5mm〜10mmほど床に沿って出っ張ったものですかね?そうだとしたら巾木と呼ばれる内装材でほとんどの家に有るものです。
      ディアウォールを設置するときも気にせず巾木に押し付けた状態で設置しちゃって大丈夫です!天井側も壁ぴったりに寄せちゃって下さい。

      耐荷重は明確な数値は無いようですね。公式ページには以下のように書いてありました。
      >使用状況により大きく異なります。
      >例えば棚板を前に突きだして施工する場合、棚板の奥行が長いほど、耐えられる荷重は低くなります。

      実際に使っている身としてはかなり重くても大丈夫なように感じますよ!
      大型テレビはもちろん、全面木張りにする方もいますし、以前以下のような大型の収納も作った事もあります。
      http://99diy.tokyo/diawall_wallstorage/

      過信は禁物ですが、天井の裏に下地の入った場所でしっかり設置すればテレビぐらいだったら全然大丈夫かと思います!

  2. by オコゼ

    どうせならTVの配線ベニヤの裏側に通せば良いのに。

    30㎜くらいの穴ならプラグくらい通せますよ。ビットもそんなに高くないですよ

    • by Suke

      それ設置してから思いついたのですが、下の台の右側に配線の栓みたいなのがあり、そこに配線を出すには一度合板を外すところまでやらなきゃいけなくて面倒でやめてしまいました…笑
      次回はそうしますね!アドバイスありがとうございました!

  3. by マゲ

    こんにちは。いつも参考にさせて頂いています。
    でっぱりを気にするのであればカインズのkumimokuシリーズがオススメです。柱の天面にネジ止めするタイプなのででっぱり0で取り付け出来ます。
    ご存知かもしれませんが、たまたま見つけて感動したので。
    http://www.cainz.com/shop/g/g4549509485490/

    • by Suke

      マゲさんこんにちは!
      有益な情報ありがとうございます!家の近くにカインズが無くて全然行ったことなかったのでkumimoku初めて知りました。
      チャンスがあれば使ってみようと思います。また良い道具があればぜひ教えて下さい〜!

質問でも感想でもお気軽にコメントどうぞ!

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