半永久的に使えるヤスリ。NTドレッサーが面取りやバリ取り用途に重宝してる話
僕がDIYを始めた頃、削ると言えば「紙ヤスリ」しか知りませんでした。木材の表面を整えるような仕上げは得意だし、粗めの番手を使えば角を削って丸めることもできます。
しかし、ドレッサーという金属製のヤスリを知ってから、粗めの紙ヤスリを買うことは無くなり木材のバリ取り・面取りは全てドレッサーに置き換わりました!
今回は使い捨てでは無い経済的なヤスリ、「NTドレッサー」の使い勝手の良さを伝えたくて書きました。
目次
紙ヤスリと違って使い捨てではなく、長く使えて経済的なドレッサー
まずドレッサーって何か。というと、簡単に言うと裏が金属製の「持ち手の付いたヤスリ」です。
ただ金属製と言っても荒くゴリゴリ削れるわけではなく、中目ぐらいのちょうど良く整った感じで削れてくれます。
金ヤスリの強さとサンドペーパーの細やかさを兼ね備えたいいとこ取りな研磨具なんです。木工はもちろんのこと、アルミ程度の柔らかい金属まで使えちゃいます。
ただしデスクの天板の表面を整えるなどの仕上げ磨きの作業には向いていません。角の丸みや凸凹を均すために削りたいという用途に向いています。
「半永久的に使える」とは書いたものの、裏の金属部分は硬いものを削れば消耗します。よって裏のヤスリ部分だけの取り替え部品も売ってますが、僕は3年ほど木工で使っているけどまだ一度も交換する必要性を感じません。
ヤスリ部分の交換はネジを2つ外すだけで簡単にできます。(使用感抜群の写真で失礼します…)
では、実際このヤスリどんな場面で使ってるの?という肝心なところをお話していきます。
面取りやバリ取り用途にNTドレッサーが便利すぎる
僕は主にデスクや棚などの家具を自作したときの面取り用途、もしくは木材をノコギリで切断したあとのバリの処理に使ってます。
この「面取り」と「バリ取り」にNTドレッサーが適材適所すぎてもはや欠かせない存在となっています。実際それらの作業について見ていくと。
面取り作業の様子
面取りは以下のように木材の角となる部分を丸める事。角に沿ってドレッサーを動かしてあげると尖っていた角が丸くなって、肌が当たったときの感覚が全然違います。
面取り作業の様子はスタンディングデスクを作ったときのYoutubeで見れます。(↓再生すると6:36の面取り場面から始まります)
特にテーブルやデスクでは使用時に肌が角に当たるので面取り必須と言っても過言ではありません。
木材切断後のバリ処理の様子
面取り作業以上に重宝しているのがバリ取り作業のとき。
木材はノコギリで切断すると、以下の様なバリと呼ばれるトゲトゲが発生しがちです。
これをNTドレッサーで処理してあげます。
バリの処理をするだけで完成度が上がります。
「たまに」のDIYで粗めのサンドペーパーを切らす心配のない快適さ
『面取り』『バリ取り』の作業はサンドペーパーでも出来るのですが、使い捨てではない為「使おうと思ったら無くて買いに行く」みたいな手間が無くなったメリットが地味にでかいです…!
地味な脇役工具ですが、趣味のDIYライフを快適にしてくれること間違いなしです。
ゴリゴリ削れる荒目もあります。
NTドレッサーを使ったDIYはこちら
コメント一覧
- Comments ( 9 )
- Trackbacks ( 0 )
初めまして。youtubeで、すけさんの動画を見て以来、ブログも閲覧させて頂いています。
動画の影響を受け、ちょうど最近引越したので、賃貸ですが初めてのDIY実践で、すけさんのブログを参考にさせて頂きました。
書斎が欲しかったので、壁(H2200、W1600)とデスク(W1600)を作成しました。
まずラブリコ 使用の2×4材で柱を3本建てて横に檜木で木壁を再現してみました。次にバイン集積材でデスクを作ってみました。
各木材にはワトコオイルのドリフトウッドで塗装し素人ながら良い色合いが出たので満足しています。デスク作成やオイルの塗り方などはブログそっくりそのまま参考にさせて頂きました。NTドレッサーも面取りに重宝しました。
この次は、この壁にピクチャーレールでポスター吊りや間接照明、壁掛けモニターや有孔ボードなど色々設置してみようと思います。
これからもDIY初心者向けの動画や工具の紹介を楽しみにしています!
ご参考にして頂きありがとうございます!!実際に作ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいです…!
木の壁があれば、煮るなり焼くなりその壁で自由に遊べるので楽しですよね。これからも色々作る予定みたいで暮らしを楽しんでいる感じが伝わってきます!
最近Youtubeの編集で時間取られてしまいちょっとペースダウンしてますが、細く長くクオリティの高いDIYやコンテンツを出していきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします!
こんにちは。市販の家具の面取りをなさったことはありますか?
リサイクルで購入した家具の角が危険でクッション性のプロテクターを付けようと思ったのですが、椅子5脚とテーブルの脚、合わせて大変な面積になり、またできれば色味も変えたいので自分でいじれないかという考えています。DYIの経験はゼロです。
お子様の危険回避のための面取りでしょうか?どのレベルの面取りを想定しているか分かりませんが、角を取るのではなくアールを描くような面取りだとこの記事で紹介している物を使ってのDIYで削るのにはかなりの労力を要します。できない事もないのですが結構な時間と力そして忍耐力が必要です。。。笑
トリマーという電動工具を使えば簡単に素早くできますが、DIY未経験ですとハードルが高いかと思います。
市販の家具が何の素材で作られているかも重要になってきます。表面に薄い木のシートを貼っただけの「突き板仕上げ」や「化粧合板仕上げ」「プリント合板仕上げ」だと角を削ってしまうと中に違う素材が見えて醜い家具になってしまいます。
もちろん無垢の木で作られていればいくら削っても木なので大丈夫ですし、色を刷り込んで変えることも可能です◎
こんにちは
DIY初心者です。
カラボや古い家具に水性ペンキを塗りたいのですが
表面塗装を剥がすのに使えますか?
けずれすぎてしまいますか?
古いローボードを塗り替えるのに紙やすりでやったのですが
筋肉痛で翌日つらかったので
サンダーを買うか悩んでいるところです。
ラブり子さん、こんにちは!
結論から言うと、ドレッサーは表面塗装剥がしには向いていないかと思います。
剥がせるには剥がせるのですが、ヤスリ面が平で曲がらないのでやりづらいのではないかなぁと。
塗り替えに関して言えば、前の塗装を全部剥がさなくても荒い紙やすりでザッと傷つければその上からペンキが塗れます。サンダーを使わなくても塗装面を多少荒くしてあげるだけで大丈夫です。
紙やすりを掛ける目的は化粧合板やニスのようなペンキが乗りにくいツルツルした面に対して傷を付け、ペンキの乗り(塗装面へ塗料の掴み)を良くするためです。
他にもプライマーを塗ってペンキの乗る下地を作ってからペンキを塗るって方法もあるのでお時間あれば見てみてください〜。
▶︎家具を好きなカラーに塗り替えよう!IKEAの黒いチェストを白くペイントしてみた
こんばんは。
DIY初心者ですが、在宅勤務も長くなりPCデスクを作ろうと、いろんな方のブログで勉強しています。(ぴったりの欲しい大きさ、天板高さのものがなく、もう探し疲れて作ろうと…)
NTドレッサー、こちらで初めて知りました。
ウォルナット集成材の面取をしたいのですが、荒目と中目、どちらがいいでしょうか。中目のほうが汎用性が高そうな気はしますが、硬い木の面取だと、荒目がよさそうでしょうか。
最初は40番の紙やすりでがんばろうかと思っていたのですが…100均に面取り用の斜めになったやすりも売っていたりもしますよね。そういうのも検討はしました。
アドバイスいただければ幸いです。
お返事遅くなりました〜!汗
僕は中目を使っていますがオーク材の面取りも全く問題なく出来たのでウォールナットでも全然いけるはずです。
100均の物はちょっと見たことがないのですが、NTドレッサーも安いので100均と悩むぐらいならNTドレッサーをお勧めします。
ちなみに机の高さですが、そこまで拘らないなら普通の脚で良いのですが、
僕は電動昇降デスクの脚を組み合わせたら今まで使ってた高さが信じられないぐらい自分に合ってなかったようで、かなり快適になりました。細かなベストポジションを見つけられるのが重宝してます。
たまにスタンディングで気分転換もできるし、もし長時間使うならこういう脚は素直にお勧めできます。
https://amzn.to/3r2SUw3
オークが削れるなら中目で大丈夫そうですね!
助かりました!ありがとうございます\(^o^)/
昇降デスクも検討したのですが、一人で動かせなくなりそうなので、高さを合わせて脚を切ってもらえる鉄脚をくっつける予定です。これも鬼目ナットを使うか使わないか、色んな人のブログで研究中…。
立って仕事したいときもありますよね。昇降デスクも憧れます。