【冷蔵庫の耐震対策】地震で倒れないよう転倒防止ベルトを付ける

我が家には腰より背の高い家具はメインの生活空間にはほとんどなく、唯一冷蔵庫だけが腰より高い設置物です。

そして地震の時に避けたいのが背が高く重いものが倒れること。家族で話した結果、冷蔵庫の耐震対策をしなきゃね。という話になりました。

そこで今回は冷蔵庫に耐震ベルトを自分で取り付けてみました。この記事では取り付けた手順・方法を初めて取り付けた人なりの見解で書いてみます。

YouTubeにもアップしたので動画で見たい方はどうぞ。

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なぜ地震で冷蔵庫が倒れないよう対策するのか

地震は日本に住んでる以上避けることのできない天災。大地震が起こる度に非常時の備蓄や家具の耐震対策が話題になりますが、実際行動する人は多くありませんよね。

うちの場合、背の高い家具が冷蔵庫ぐらいだと前述しましたが、この冷蔵庫が倒れてしまうと最悪なケース、タイミングが悪ければ子供も大人も潰されてしまいます。

想定できるのは直接的な物理ダメージだけではありません。うちの場合、キッチンやトイレなどの水回りに続くドアの前に冷蔵庫が設置されているため、倒れたら閉じ込められてしまうんです。

倒れたら家も冷蔵庫も傷だらけ、起こすのも面倒だし事前に対策しておいて損はないと思ったのです。

冷蔵庫の耐震ベルトを取り付ける手順

ここから実際に取り付けた手順を紹介。

固定力を得るために壁の中の下地材を探す【重要】

まずやることは、壁のどこに木の柱(下地材)が入っているか探すことです!(マンションだと軽量鉄骨材の場合もある)

なぜ木下地を探すかというと、下地にビスを打って金具の固定力が得られないからです。

ほとんどの住宅の壁は石膏ボードというものが貼られています。石膏ボードは不燃性などのメリットがあって使われているものの、脆く釘やビスが効きません。少し負荷を掛けるとすぐに抜けちゃいます。

よって、下地チェッカーという便利道具を使って木下地の位置を確かめます。使ったのは以下のセット。

使い方は簡単。センサー探知機を壁に当てながらのスタートボタンを押して壁をスライドさせていきます。

丁寧にゆっくりスライドさせていくと、あるところでセンサーの矢印部分のライトが点灯してビープ音を出します。

この矢印が光った所が木下地のある可能性が高い箇所です。ちなみに電線が通っている場所もイナズママークが光って知らせてくれます。

センサーだけだとアバウトな結果なので、確信に変えるため針を刺すタイプの下地チェッカーでも確認します。以下のように、針が検知器の途中で止まれば下地があるということ。

ちなみに下地が無いと、ブスブスと針が全部入っちゃいます。分かりやすい…。

針は画鋲ぐらいなので殆ど気にならないレベル。どうしても刺した跡が気になるなら以下の簡単にできる補修方法をやればOKです。

ちなみに目安として、「窓枠のすぐ横の縦のライン」や「壁の突き当たり(角)」には構造上下地が入っている可能性がかなり高いです。

以下の物置小屋を作ってる記事を見てもらうと下地の構造が少しイメージ湧くかも?

壁の中の下地を探す方法は以下で解説しているので、より詳しく知りたい方はどうぞ。

>>壁の中の下地を見つける方法・探し方

【賃貸物件の場合】

壁に穴の開けられない賃貸物件用には、テープで止める転倒防止用ベルトも売っています。強力粘着のテープですが効果のほどは分かりません。

無いよりあった方が良いのでしょうが、突っ張り棒でも良い気がしますね。

下地材目掛けてベルト固定金具を壁に取り付ける

我が家は冷蔵庫のメーカーがPanasonicなのでパナ純正の金具とベルトを調達しました。

ちなみに他のメーカーも各社純正品があります。そこまで高いものでもないし純正が安心。

・日立

・シャープ

・三菱

下地材を見つけたら、「下地が入ってる場所」かつ「冷蔵庫の上あたり」にベルト固定用金具を取り付けます。

取り付けは電動ドライバーが必要です。安いやつで十分。

しっかり下地を捕らえられていれば、ネジが木材に入っていく重みがあるはずなので最後までしっかり止めます。

2つとも金具を取り付けたら、ほとんど作業は終わったも同然。あとはベルトだけです。

耐震ベルトを金具と冷蔵庫の両方に取り付ける

購入した耐震金具と一緒にこんなベルトも同梱されています。

これを金具の方に付けて。

冷蔵庫の上部後方に付いているベルト用の穴にも通せば完了!

ベルトの取り付けは特に工具とか必要ないから簡単です。金具と冷蔵庫の間でベルトにたるみが無いようにだけ注意。

グイグイ引っ張っても動く気配は全くなし。

最後に余った紐が目立たないように、テープで抑えました。これは別にやらなく良いのでお好みで…笑

冷蔵庫をベルトで壁に固定完了

下地の位置さえ分かってしまえば、後の作業は正直言って簡単です。全部で30分ぐらいで終わりました。

下地チェックの作業だけ、壁の中が見えないだけに心理的にちょっとハードル高いかもですね。

横から見ても思ったより目立たない

取り付ける前は、見た目的にダサそうだなーと思っていたんですが、実際全然気になりません。

ご覧の通り、横から目線の高さで見てもほとんど目立たないんですよ。

前から見るともはや見えません。

引きで見るとこんな感じ。自分的にはこれくらい目立たなければ全然許容できます!

転倒の心配がなくなるだけで安心して過ごせます

今回は妻からの要望で冷蔵庫の地震対策をしましたが、いつ来るか分からない地震に対して安心して日々過ごせるようになったみたいです。

金具とベルトで2000円ぐらいなので、安心料としては安すぎるぐらいですね。後回しにしてるといざという時に手遅れですから。気になったその時にやっておくことを勧めます。

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使った工具と道具

【転倒防止ベルトと金具】

Panasonic

日立

シャープ

三菱

賃貸用

【下地チェッカー】

【電動ドライバー】

次はオシャレな火災報知器を自分で取り付けてみました

JARO KUPUを取り付けた

防災関連のDIYで火災報知器も自分で取り付けました。よくあるプラスチッキーなやつは安っぽくて避けたかったので火災報知器っぽくないやつを選んでみました!

>>おしゃれなデザイン火災報知器を取り付けてみた話

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