総額6000円!ソーホースブラケットで簡単スタンディングデスクをDIY
家や職場でずっと座ってデスクワークをしていると、体勢を変えたり少し環境を変えたりしたくなるときありませんか?僕はよくあるのですが、違う環境で仕事ができる選択肢を増やすためにスタンディングデスクを自作してみました。
ノコギリを使わないで済むDIYで使う工具自体が少なく、コストも6,000円ほどとお手頃!初心者の方にも全力でお勧めできるDIYです。もちろん普通のデスクやテーブルにも応用できます。
この記事ではそんな自作スタンディングデスクの作り方や使い心地について書きました。
動画もUPしています。流れで見たい方は動画でどうぞ!
目次
資材はホームセンターや通販先のカットサービスで揃う!
最初に揃える資材は以下の4種類だけ。
- ソーホースブラケット
- デスクの脚となる2×4材(今回は860mm×8本を用意)
- 天板を乗せる土台となる部分の2×4材(今回は350mm×2本を用意)
- 天板(今回は1200mm×350mmを用意)
一つずつ見ていきましょう。
必要資材1.ソーホースブラケット
今回はソーホースブラケットという簡単かつ素早くデスクの脚を作れる道具を使います。
2×4材というサイズ規格の木材を加工なしでジャストで入るように作られた金具です。全部で4つ金具を使うのですが、1パックに付き2つ金具が入っているので今回2パック必要になります。
主に作業台の脚という用途として使われますが、自転車のスタンド・店先の看板・ハンガーラックなど色々な用途に応用して使えます。
必要資材2.デスクの脚となる2×4材(ツーバイフォー材)
ソーホースブラケットとセットで揃えるのが2×4材。ほとんどのホームセンターで入手でき、値段も安いことからDIYでは定番の木材です。
ホームセンターでも通販でも’910mm’か’1820mm’という長さで売っていますが、これを今回は860mm×8本でカットして脚として使います。(後ほど詳しく話しますが、人間工学に基づいた作業台の高さに良いとされる「身長÷2+5cm」という高さにする860mmにしています。)
ホームセンターや通販先でやってるカットサービスを使えばOKです!自分でノコギリ使わなくて良いだけで作るハードルがグンっと下がりますよね。
必要資材3.天板を乗せる土台となる2×4材
先ほどと同じ2×4材ですが、脚とは違う長さのものを調達します。
デスクの天板と同じ奥行きの長さにカットしたものを2本用意。今回僕は天板の奥行きを350mmにしたので、350mmの長さの2×4材を2本調達しました。
ここまでソーホースと2×4材を揃えると以下の分量になります。
※写ってるソーホースは1パック分です。2パック必要になります。
必要資材4.天板
天板はホームセンターで24mm厚の構造用合板を買って、1200mm×350mmのサイズに指定してカットしてもらいました。
天板は選ぶ木材によって値段がピンキリ!僕の選んだ構造用合板はホームセンターではもっとも安価な部類です。他にもパイン(松)の集成材なんかだと割と安め。
余談ですが、デスクやテーブルを作る方法っていろいろあります。今回はソーホースブラケットという便利な補助金具を使う方法ですが、以前にはアイアン風の脚を天板に付けてデスクを作ったこともあります。こちらも簡単です。
ソーホースブラケットに脚(2×4材)を取り付け
では、実際にデスクを組んでいきましょう!
まずは脚として用意した860mmの2×4材をソーホースブラケットに差し込みます。
差し込んだだけだと固定力が弱いので、横に空いている穴からビスを打ちます。
これが今回使う唯一の工具です!電動ドライバーはホームセンターでも500円/1日とかで借りることもできるし買っても3000〜4000円程度で買えるので調達しやすい工具です。
今回のDIYではドライバーのパワーもそこまで必要ないし以下のような安価なモデルでも十分。
2×4材の横幅が約80mmな事から、両サイドから打っても互いに干渉しない35mm長のスリムビスを使っています。
一つのソーホースブラケットに2本ずつ脚を留めていき、4つの脚を作った状態まできました。
天板の土台(2×4材)をソーホースで挟む
脚を差し込んだソーホースブラケットは動かすとハサミみたいに動きます。
開いたり
閉じたり
そこに天板の奥行きサイズに用意した2×4材を以下のような感じで挟んでやります。
もう一つの脚も。
2×4材をしっかり奥まで入れて噛ませたら、横の穴からビスを打ち込んで固定します。
とりあえずこれでデスクの片足が完成したので、水平器でチェック!
傾きもなく水平ですね!
同じようにもう一脚作りましょ。
これでデスクの脚は完成!
天板を乗せてみる
脚ができたら天板を置いてみます。高さもスタンディングデスクとして良さげです。
いちおう水平器でチェック…!すこーしだけ左が高いけどこれぐらいだったら許容範囲でしょう。
ちなみに天板は乗せるだけで今回は固定しません。ソーホースを使った作業台の場合、基本的には天板は固定しないのですが、もし心配だったらL字金具のようなものを買って留めてもいいかもしれません。置くだけでも十分安定感はあるので、一旦置いて様子見してもいいのかもしれませんね。
角を面取り(角を丸める)と表面のヤスリがけ
最後にちょっとだけ使い心地を良くする一手間を掛けてあげます。
ホームセンターでカットしてもらった状態だと角が尖っているので、ヤスリで削ってあげました。
僕は角の面取りに関しては、ドレッサーという半永久的に使えるヤスリをいつも愛用してます。これめっちゃ便利です。
これをザザッと角に掛けるだけで触り心地が全然違います。もちろん粗めの紙やすりでもOKです。
ドレッサーについて詳しくは以下でその魅力を解説しているので一緒にどうぞ!
>>半永久的に使えるヤスリ。NTドレッサーが面取りやバリ取り用途に重宝してる話
そして角を丸めたら、あとは天板表面にザッと紙やすりを掛けてあげます。今回そこまでの質感は求めてないので#400の細かさで軽く整えたぐらいで済ませます。
これで完了!色とか濃くしたい方はお好みでオイルステインを塗っても良いですよね。
僕は面倒なのと何も塗らない白い感じが好きなので、このままリビングに持って行って設置します。バラして持ち運べるのもこのデスクのメリットです。
スタンディングデスクの完成!部屋に設置しました
脚が斜めでスタイリッシュなシルエットに見えるのがソーホースブラケットを使ったデスクの特徴。リビングにあっても違和感なくカッコいいですよね。
前に少し話した通り、スタンディングデスクの高さを人間工学的に作業台の高さに良いとされる「身長÷2+5cm」で作っています。僕の場合は身長が170cmなので天板までの高さは900mmです。
900mmという数値にする為、脚の長さを860mmで用意してちょうど良い数値になりました。脚が斜めなので高さをジャストで計算するのは難しいところもあるのですが、今回の数値から見るに「目標の高さ-40mm」の長さで脚を用意すればだいたい目指した数値になるんじゃないかと思います。
実際に立ってPCをタイピングして使ってみても使いやすい高さです。腕も自然な位置で疲れにくいと感じました。
あとは話しておきたい箇所として、足の底面を見てみると。脚がべったり床に付いていない事が分かります。
まぁ斜めに配置される脚に対して木材を直角にカットしているので当然といえば当然なのですが。
アメリカの大工さんなどが木材加工用の作業台を作るとき、ここの木材を斜めに角度切りして接地面全体が着くように加工したりします。単純に考えて接地面積が増えた方が安定しますからね。
しかし、今回はあえて直角切りで良しとしています。何故かと言うと、角度切りが面倒なのとスタンディングデスク自体試験的に導入したかったのでそこまで手間を掛けなかった。というのが理由です。
で、実際スタンディングデスクとして使ってみて安定してないのか?というとそう言うわけでもありません。僕も良い意味で期待を裏切られたのですが、脚が8本もあるのでかなり安定感があります。
特に横方向は長いので揺れに強い。奥行き方向は短いので揺らそうと動かすと少しガタ付く感じはあります。
脚を直角にカットしたまま使う事にはメリットもあって、ホームセンターでは木材を直角にしかカットしてくれません。斜めに切る指定ができないんです。裏を返せば直角切りで済ますならホームセンターに全てのカットを任せることができます。
よって、「直角切りの脚で十分だ」という場合は自分でノコギリを使うことなく組み立てだけで素早く完成できます。実際にはさっき言ったように驚くほど安定しているし、僕はこの状態で十分満足して使っています。
と言う事で、6,000円でスピーディーに作れるスタンディングデスクの紹介でした!ソーホースを使えば同じようにデスクやテーブルにも応用が効くのでぜひ使ってみてくださいね。
スタンディングデスクは気分を変えて仕事したいな時や、眠い時の気分転換に良いなと感じです!
今回使った資材・工具まとめ
使った工具
使った資材
お好みの天板
アイアン脚を付けるだけ。簡単に作れるデスクの話
デスクの作り方は様々な方法があります。他に簡単な方法が天板とアイアン脚などを買ってきて取り付けるだけの方法!
ソーホースブラケットで作るデスクより多少予算は高くなりますが、簡単に作れる気軽さはソーホース以上なので参考にしてみてください。
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