天井下地の軽量鉄骨材(軽天・LGS)にライティングレールを取り付ける

前回、「オフィスの天井を撤去」が終わり、コンクリートの構造体が出てきたと共に天井高がかなり上がりました。

今回は天井裏に出てきた天井の下地(軽量鉄骨材)を活かしてライティングレールを設置したり、電気配線をまとめて整理していきます。

雑居ビルのワンフロアに入っている、動画チュートリアルサイト「Vook」さんのオフィスをDIYでリノベーションする企画の2つ目の工程です!

リノベ全体の流れは以下の記事をご覧ください。

スポンサーリンク

天井下地の軽量鉄骨材(軽天・LGS)はライティングレール設置のためにあえて残す選択

さてさて、天井を剥いだことにより碁盤の目のように並んだ軽量鉄骨材【以後:軽天(けいてん)】が出てきました。(軽量鉄骨材はビルやマンションの壁・天井によく使われる壁の下地材で軽天とかLGSとも呼ばれます。)

天井ボードが取り付けられていた通り、軽天にはビスを打てる(ビスが利く)ため、天井の下地として使われていました。

世に出ている住宅リノベーションの事例では、軽天材も撤去した真っさらなコンクリ剥き出しの天井を見る事が多いのですが、今回はあえて軽天を残します。というかコスト削減や工期短縮のために活用します。

なぜ軽天を撤去せず活用するアイディアを考えたかと言うと、理由は以下の4つ。(照明にライティングレールを使うという前提の話です。)

  • コンクリートはビスを打つのに振動ドリルで下穴を開ける手間が発生するので、多大な時間とコストが掛かる。
  • 一方、軽天なら下穴なしでインパクトドライバーで直接ビス打ちできて手間が大幅に削減。難易度的にもDIY向き。
  • 軽天の撤去量が少ない分、処理費用も削減できる。
  • 軽天を伝って雑多な電気ケーブル類をまとめることができる。逆に軽天を取り除いてしまうと、ケーブルは配管に入れたりと見栄えの処理にとってもコストが掛かる。

まとめると、軽天を残せば「ライティングレールを設置」と「電気配線の整理」において、時間も手間もコストも削減できる最良の方法だと判断しました。

余分な軽天材は取り外す。軽天の外し方

天井ボードの下地材となっていた軽天を「全部残すとさすがにごちゃついて見えるね」という意見が現場で出たので、ライティングレールを取り付ける本数だけ残して間引くことにします。
(雑多な感じが狙いならもちろん外さなくても良し。僕は上記の画像のような状態もそれはそれでカッコいいと思います)

外し方は簡単。軽天は以下のように爪が引っ掛けられて吊られています。

この爪は手で外すことができるぐらい簡単に曲げられます。

引っかかってる場所を全部外してあげると丸々一本長い軽天材を降ろせます。今回は1本が4mぐらいあったので人や窓に当たらないよう取り扱いに注意しました。とは言え、厚み0.5mmとかで軽いので4mあっても1人で運ぶのも余裕で可能です。

とりあえず軽天の本数を半分に減らしてみました。これだけでもスッキリして見えますよね。天井が見える割合が増えたので天井が高くなった感じがします。

最終的にはここからもっと間引いてライティングレールを取り付ける予定の5列だけ残すことになります。

話は変わりますが、天井裏には今はもう稼働していない置き去りにされていた換気扇(?)の残骸も残っていたり。。。配線も使われていないものが雑多に駆け巡っています。古いビルだから仕方ないんですけどね。

こういう不要な物も軽天材を間引くことで引きずり下ろすことができました。

ダクト周りについてる断熱材を剥がして処分します。

これらの処分については、石膏ボード・蛍光灯・軽天材と一緒に廃棄物処理業者にお願いして引き取ってもらいました。

特に石膏ボードなんかは燃えるゴミやリサイクルゴミとしても出せないので、産業廃棄物となります。もちろん有料です。撤去したゴミを出すのにもお金が掛かるの!?…と良く聞かれるんですが、そうなんです。

産廃業者は市町村(今回は渋谷区役所)に問い合わせれば、いくつか提携先の業者を紹介してもらえます。そこで案内された業者さんに全部一括で持って行ってもらいました。

産廃処理のコスト感は、以前自宅でリノベーションしたときの記事を見てもらえればと思います。

天井の下地材として使われていた軽天にライティングレールを設置する

計画的に残した軽天にいよいよライティングレールを取り付けていきます。

今回取り付けるライティングレールは4mと長く、1人で抑えながらの取り付けは大変。楽に設置する工夫として養生テープで留めてからビス留めを行いました。

テープで留めておいたレールを↓こんな感じでビス留め。

コンクリートじゃないから下穴も必要ないしインパクトドライバーでバシバシとビスを打ち込んでいきます。コンクリと比べると手間や大変さは本当に楽で、下地を撤去しなくて良かった…と心から安堵。

ビスは貫通性の高い軽天ビスを使用しました。

【関連記事】【各社比較】DIY用インパクトドライバーのおすすめと選び方

ライティングレール取り付け完了後、試しに電気配線を接続してダクトレール用のスポットライトのソケットを取り付ければ…照明がつきました!この瞬間がめちゃくちゃ嬉しい!

ちなみに電材で今回使ったのは3パーツだけ。「4mのライティングレール」、電気ケーブルを引き入れる「フェードインキャップ」、レールの終端にはめる「エンドキャップ」、というシンプルな構成です。

レールをL字に繋げるジョイントなんかもあったりします。ライティングレールの機材については自宅のリノベ時の記事で詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください。

スポットライトに関してもLEDやハロゲン、色温度や照射角も様々ですが、最近はほとんどがLED化してきてます。僕のオススメは以下のLEDスポット電球です。

照明にはRa値という数値があり、その数値が95と性能が高いのに一つあたり約500円と安価。僕の自宅でも使ってますがマジでいいです(メーカーの回し者じゃありません。笑)

Ra値は最高値が太陽の光で100です。100に近いほど照らされる物が忠実に見え、例えばご飯なんかは80より95の方が美味しそうに見えます。

これをライティングレール用のソケットに取り付けて使います。

あとは、コンセントボックスなんかも軽天にビスを打って取り付けてます。

これは天井から吊るしているプロジェクターの電源のために取り付けました。電源に限って言うと、ライティングレールに設置できるコンセントソケットから取ることもできます。

だけど、プロジェクターを使う時はライティングレールの電気スイッチ自体offにする事もあるので、常時通電してるコンセントを別途設けました。

スポンサーリンク

ごちゃごちゃした電気ケーブル・エアコンホースを整理する

古いビルになると、今はもう使っていない電気や信号ケーブルが多数あったりします。取り除けるものは撤去しますが、全ての線の役割を把握するのも無理があります。。。

ある程度選別したら、ケーブルを集めてまとめて括る処理をします。

ここで残した軽天が活躍!軽天にケーブルを沿わせて結束バンド(インシュロック)でまとめます。

軽天を撤去して配管に入れる処理なんかはカッコいいんですが、コストがかなり高く付いてしまいます。

その点軽天に沿わせる方式だったら別途何か配線隠しを用意する事なく、ある程度スッキリ見せることができます。最大限コストを抑えることができる手段です。

電気ケーブルだけでなく、エアコンホースもごっちゃごちゃ。

こういうのは伸縮性のあるエアコン用のテープで巻いちゃいます。見た目的にも一本にまとめるとスッキリしますから。エアコン用テープの色が気に入らなければ黒とかグレーで塗装しても良さそうですね。

このエアコンテープの巻き方については、昔自宅で配管を巻いたときの記事で詳しく話しているのでそちらをどうぞ。

オフィスの天井にライティングレール取り付けと配線整理が完了

まず初期状態の天井がこんな感じでした。ここからの変化を見ていくと。

天井を抜いた直後の雑多な状態。

色々まとめまくって整った天井。

軽天も必要最低限に間引いて、ケーブルを整えた天井はだいぶスッキリ…!良い感じですね。

全部取っ払って真っさらな天井も良いけど、こういう天井下地だとか元あった構造を残して生かすのもリノベーションの楽しみ方でありカッコいいですよね。

新築じゃないので綺麗にしすぎないってのも、その建物特有の旨味を生かす方法かなと感じます。

部屋を満遍なく明るくする蛍光灯から、スポットライトに変えたことにより陰影のメリハリがある締まった雰囲気になりました!

最初の殺風景なオフィスから比べると、とてもカッコ良くなった…!

オフィスリノベーションの本編はこちらからどうぞ
>>ビルのオフィスをDIYでリノベーション。動画制作サイト「Vook」のスタジオを作りました

次回、プラ素材のエアコンや換気扇カバーを艶消しブラックで塗装する

今回の記事でも最後の方に出ている画像ではエアコンカバーを黒で塗装してあります。雰囲気にとても馴染んでますよね。

黒で塗る前はテカテカしたプラスチックで、まわりのコンクリートと比べるとどうしても素材負けしてしまうというかチープに見えて浮いていました。

じゃあ、ただペンキを塗れば良いかというと、ただ塗っただけでは乾くと剥がれちゃうんです。そのへんの塗り方など詳しく書いていきます。

>>エアコンのカバーを艶消しブラック(黒)で塗ってみたら空間に溶け込んだ

スポンサーリンク

関連記事

質問でも感想でもお気軽にコメントどうぞ!

*