RC造マンション・ビルの天井をDIYで抜く

雑居ビルの天井を自分たちで抜きました。

今回は、マンションやビルに多いRC造(鉄筋コンクリート)の天井ボードを外して天井高を上げていきます。結果的に構造材のコンクリート天井が出てきてカッコよくなりました。

この記事では、実際どんな工程で作業を進めたのか書いていきます。

雑居ビルのワンフロアに入っている、動画チュートリアルサイト「Vook」さんのオフィスをDIYでリノベーションする企画の最初の工程です!

リノベ全体の流れは以下の記事をご覧ください。

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天井を抜いてコンクリート剥き出しスケルトン化する

リノベするオフィスの初期状態は以下のような感じ。よくあるオフィスの天井ですよね。

この石膏ボードでできた既存の天井を抜いて天井高を上げていきます!

まずはTheオフィスな蛍光灯を外すところから

眩しいぐらいに青白く光り輝いていた蛍光灯。天井を抜く前にこれを外していきます。

フロアのブレーカーを落として、蛍光管を外したらカバーを外します。

そうすると電気配線が接続されている本体が出てきました。

電気配線を抜いてテープを巻きしっかり絶縁処理した後、天井に固定されたビスを抜いていきます。(※配線処理は電気工事士の免許が必要です)

これを一つ一つやって、全ての蛍光灯を外しました。

外した蛍光灯本体なんかはメルカリやヤフオクに出しても売れそうですけど、面倒なので処理業者に後々お願いしました。

ジプトーン(石膏ボード)の天井を抜いていく。というか外していく

ニョロニョロっと模様の入った天井ってオフィスでよく見かけませんか?あれジプトーン天井と言います。まあ実態は家屋の天井と同じ石膏ボード。表面が化粧加工されただけの物です。

今回のオフィスでは、良く見ると天井のボードがビスで留められているのが確認できます。

このビスを外して、溝に沿ってカッターを入れてやるとボード一枚単位で剥がせました。

天井裏が見えた…!

この分だと天井高もかなり上がるし、構造のコンクリートもカッコよくて良い感じになりそうです。こればかりは剥がしてみないと分からないですからね。。

古いビルなのでもし断熱材にアスベストを使っていたりしたら、天井解体は即止めようと計画していたのですが、断熱材自体入っていなく心配は無用に終わりました。笑

ちなみに天井の解体というと、バールやハンマーで\バッコーン!/と勢いよく破壊していく様を思い浮かべますが。今回はすぐ隣にPCが設置してあるデスクワークスペースがある空間での解体なので、なるべくホコリが舞わないように一つずつビスを抜き剥がして解体します。

それに天井のボードが取り付けられている下地材(軽量鉄骨材)は後でライティングレールの設置に利用するので、ボードだけ壊しても結局下地材に残るビスを抜かなければならず、豪快に壊すのも丁寧に剥がすのも手間も時間も変わらないんです。だったらとホコリが舞わない方法を選んでいます。

天井撤去が進むにつれコンクリートの天井が露わになってきました。

エアコンや換気扇周りのパーツも外してボードの撤去を進めます。

壁際は溝に入ってたので少し固いけど、揺らして緩めていくと取れました。

これで部屋半分の天井が撤去できました。構造材のコンクリがカッコいい!

もう半分の天井も同じように剥がしていきます。剥がす人と落としたボードを片付ける人に分かれて社員の皆さんと効率よく進めていきました!

ちなみに今回はジプトーン天井だからビスでボードを外していけるけど、住宅マンションとかだと表面に壁紙が貼られていてこんなにホコリを立てずに解体することはできないと思います。

木造ですが、僕が自宅の天井を撤去した時は恐る恐る丁寧に進めたけど石膏ボードの天井をバキバキ折って剥いで進めました。その時の様子は以下からどうぞ。

話は戻り。予想通りだけど、天井を剥いだあとの天井裏は電気配線や良く分からん配管でぐっちゃぐちゃです。

これも後で使っていないものを取り除いたり、残すものも綺麗に束ねたり見栄えが良いように整理していきます。(※電気工事士の免許が必要です)

と言うことで今回は、ジプトーン天井を抜いて構造材のコンクリートを表しにするところまでやっていきました。

次回、天井を抜いて出てきた軽量鉄骨下地材(軽天・LGS)にライティングレールを取り付ける

次回は、天井を剥いだ事で出てきた軽量鉄骨下地材(軽天・LGS)にライティングレールを取り付けていきます。軽量鉄骨は全て撤去してしまうことも多いのですが、DIYでのリノベにおいて残す事で多大なメリットを享受できる。そんな話を書いていきます。

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