壁掛可能な木製ディッシュラックを作ってみる
キッチン周りってどうしてもゴチャつきやすい。そんなキッチンをスッキリ見せる収納の一つに調理器具を壁掛にする方法があります。
ついでに洗った後のお皿も壁にかけちゃえば?ということで、今回は頼まれてスッキリ壁掛にできるディッシュラック(食器の水切りラック)を作ってみました。
ディッシュラックの作り方
まず必要な木材を全て切り出してみました。使うパーツは以下。
- A:ディッシュラックの側面にくるパーツ×2
- B:裏に取り付ける壁掛の時にビスを打ち込む部分になるパーツ×2
- C:丸棒をはめ込むパーツ×3
- D:ディッシュラックの下面にくる丸棒×20
- E:ディッシュラックの背面にくる丸棒×20
サイズは何となくで決めているので自分好みにカスタマイズしてくださいね。
丸棒を差し込むための穴をドリルで一定間隔に開ける
25mm×25mmの木材に水切りのための丸棒を差し込む穴を一定間隔で開けていきます。
まずは20mmごとの鉛筆で印を付けて。
丸棒の直径が10mmなので同じく10mmのドリルビットを用意。
掘りたい深さの箇所にマスキングテープを貼るとどこでドライバーを止めればいいか分かりやすくてGoodです!
今回は12mmぐらいの深さで掘ったのですが実際やってみて思ったのは7mmが良かったかなということ。なので7mmのところに印のテープを巻くのがおすすめ!
準備ができたらドリルを電動ドライバーに付けて鉛筆で印を付けた箇所に穴を開けていきます。
全部開けると以下のように蜂の巣になった棒ができました。
3本のうち一本は2面から穴開けです。
穴の間隔について詳しく話すと。丸棒の直径が10mmなので水切りの隙間10mm取れれば良いかなという打算で、穴の中心点の間隔を20mmごとに設けました。
いったん仮組みしてみる
穴あけが済んだらカットしておいた木材たちを仮で組んでみました。
結構適当だけど良い感じじゃないでしょうか…!先に進めましょう。
開けた穴に丸棒を固定して水切り棚部分を作る
仮組みでだいたいオッケーだったので、開けた穴にボンドを注入して丸棒を差し込んでいきます。
片面の全て差し込んだら上側の穴にも同じように丸棒を差し込みました。
穴開けした残りの2本の木材にもボンドを注入して丸棒に差し込むとだいぶ形になってきました…!
丸棒を全てうまく差し込むのにちょっと根気がいるんですが、トンカチとかでコンコン叩いて地道に合わせました。
壁掛けを可能にする為に板を背面に取り付ける
ディッシュラックを壁掛けにするために、背面に板を取り付けていきます。
取り付けるのは親指で抑えてる部分の板。この板にビスを打つと壁に固定できるような仕組みにします。(壁掛けにしないんだったら不要なので付けないでいいかも)
裏から25mm角の木材目掛けてビスを打って固定します。使うビスは貫通しないように25mm長のものを選びました。
最後に横の板を取り付ける
あとはサイドの板をビスを打って取り付ければ完成!これも25mm角の木材にビスを打ち込んで固定しています。
パイン材の厚みは16mmなので、強度を考えてビスの長さは35mmを使いました。
木製ディッシュラックの完成
実際にキッチンの棚に置いて使ってみると中々良いじゃないですか…!しっかりディッシュラックとして機能してますよ。
あえて言うなら、丸棒と丸棒の間隔がもう少し広くても良かったかな。隙間は1cmなんですが1.5cmぐらいあってもいいのかも。
あとは木製なので定期的にメンテナンスは必要ですね。
マットな質感が良いなら安全なオイルフィニッシュの代表格オスモカラー。高価だけど…苦笑
艶ありでいいならウレタンニスが一番コーティングの耐久力が強いと思います。表面に塗膜を貼りますからね。自分だったらオイル系よりこっちを選びます。コーティングも長持ちしますし。
以下はとりあえず適当な所にビスを打って固定してみた図。(背面に取り付けた板に打ったビスが見えますかね?)
本当はシンクの上に取り付けて、洗った食器を置いたらシンクに水が切れていくというのをやりたいんですよね。まだ出来てないんですが、そのうち…笑
なかなかディッシュラックを作ることって普通の人は無い気がするんですが、壁掛けできるものが欲しい人はぜひ作ってみてくださいー!
今回使った工具と資材
古いキッチンのリメイクもしました!
古くなったキッチンのリメイクもしてみました。モールディングを貼ったりペンキを塗ったり。かなり綺麗に蘇ったんじゃないかと思います!
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