DIYの幅が広がる『相欠き継ぎ』のやり方

釘やビスを使わず木材同士を継ぐと聞くと、難しそうな印象がありますが継ぎ手の種類によっては木工初心者でもできるものもあるんです。

今回は中でも簡単な『相欠き継ぎ』で木材を継いでみたのでその過程をシェアしようと思います。

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相欠き継ぎとは

簡単に言うと、二つの木材をそれぞれ半分ずつ切り欠いて、切り書いた部分を組み合わせて継ぐことを言います。以下は十字相欠き継ぎと呼ばれる手法。

相欠き継ぎができると目立つ箇所にビスを使わずに棚を組んだりと、ビス痕が残らない綺麗な家具を作ることが可能になります。DIYの幅が広がるとともにモノづくり完成度を一つ上のレベルへ引き上げてくれます。

十字相欠き継ぎの方法

相欠きは2つの木材を半分の深さずつ欠いて組むのが基本なので、40mmの厚みの木材を継ぎたいなら20mmずつ、100mmの厚みの木材なら50mmずつ欠くことになります。

使うのは手鋸でも電動丸ノコでもどちらでも出来るんですが、今回は家にあるスライド丸ノコを使いました。

30mm角の木材同士を相欠き継ぎしようと思うので、刃の出る長さを15mmに設定。

電動丸ノコの場合もベースプレートを動かせば簡単に変えられます。

今回は十字相欠きなので材の中心部に30mmの横幅を鉛筆で印を付けて。その範囲内に丸ノコの刃を何回か通して以下のような溝を何本も作ります。もちろん手鋸でも同じようにできます。

この溝を入れた部分をカナヅチで横から叩いてあげると、

どりゃ!

意外と簡単に折れてパリパリ取れました。

けれど、この状態だとまだデコボコしてるのでノミで削ってやります。

今回使ってる木材はヒノキで柔らかいのでカナヅチとかでノミを叩かなくても手の力だけで削れます。針葉樹なら大抵手でスライドさせるだけで削れるんじゃないでしょうか。

ノミで削ってあげると綺麗な切り欠きに。ここまで来ればあとは欠いた部分を十字に組み合わせるだけです。

精度が良いとそのまま十字にはめ込んでも結構がっちり繋がるんですが、べつに外す必要もないので欠いた部分にボンドを投入。(接着剤を使わないんだったら切り欠きを気持ち狭めにしてキツくしてあげると良いです)

切り欠き部分を重ねます。

これで十字相欠き継ぎの完成!

冒頭でもお話したように相欠き継ぎ自体は大した難易度ではないんです。ですが、普段ビスの固定で済ませてしまう身としては継ぐという技法を使うことが新鮮で、さらに木工のレベルが上がったような気になりワクワクしてしまいます。

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