DIYで無垢オークフローリングを貼って3年住んだ今の状態と感じたメリット、デメリット

eyecatch35

もう3年以上前になりますが、無垢フローリングのオーク材をDIYで貼りました。

3回の四季を巡り、子供が食べかすを落としまくって、ジュースこぼしまくって、そんな酷使してきた我が家の無垢床の現在の様子をお伝えします!

スポンサーリンク

DIYで貼ったことによる影響はあるか?

最後の一枚までは順調に貼れた

実は・・・全く問題ありません!!

下地も丁寧に作ったおかげか床鳴りもないし、気になる影響は何も出ていません。壁際の施工の甘さを除けば、業者に頼んで貼った状態とほぼ同じと言っても過言ではないのでは?と思うほどの自画自賛ぶりですw

問題がないのでこれ以上書くこともありません・・・DIYでも丁寧に施工すれば良い状態を保てるもんですね。期待以上でした。

施工当時の様子は以下からどうぞ。

3年使った無垢フローリングの状態

ここからはDIYで施工したこととは関係なく、その後のメンテナンス面から見た状態を書いてみます。

「無垢床を施工しました!」って報告の記事はネット上に溢れていますが、その後の状態のことを書かれている人って少ないなと感じます。

無垢床で生活した一事例として、プロに施工してもらう方にも参考にしてもらえる情報かと思います。

無垢板つなぎ目の隙間

無垢フローリング間に冬にできる隙間

うちでは施工時期が梅雨の時期だったためスペーサーを挟まず詰めて施工しましたが、冬は木材が乾燥して最大2mmぐらいの隙間ができます。

このぐらいの隙間はプロが施工した新築の家でも出るので、完全に許容できる想定の範囲内です。冬縮むのは無垢材の特性として事前に分かっていた事実ですからね。

フローリング表面の状態

実は最初に塗った時以来オイルの再塗装ができていません。

本来なら汚れや劣化を防ぐために、無垢フローリングは1〜2年でオイルの再塗装をしなければならないのですが、家具を動かしたりそもそも散らかった部屋の片付けをしなくてはならないことで重い腰が上がっていません。

そろそろオイルの効力が切れてきている雰囲気は感じています。というのも、一箇所で油分が少なくなり木がササクレた場所ができてしまいました。

メンテナンスしていないことによる無垢材のササクレ

しかもササクレは剥がしちゃいけないみたいなんですけど、少し剥がしてしまった!ささくれた場合綺麗に直す方法があるみたいです。(こちらが参考になります:フローリングのささくれ補修

この状態は私がメンテナンスを怠ったことが100%原因です。DIYで貼ったせいではありません!!←ここ強調したいところです。笑

硬いスリッパを履いていることも無垢材に良くないみたいなんですね。この一箇所以外は今の所問題なく過ごせていて、子供も裸足で元気に走り回ってます。

そうそう。子供が風呂上がりに体を拭かずに無垢材の上を歩いて濡らすことも最初は気にして拭いてましたが今では放置しちゃってます。水滴の跡が残るという話もあるけど、うちの場合は特に気になるほどではありませんね。

3年経ってもオイルの効果が持続しているのか、はたまたオークの硬さが水の染み込みを少なくしてくれているのか。

補足:一時期赤ちゃん用にコルクマットを引いた

子供がハイハイしだした頃から二足歩行が安定するまでの1年ちょっとの間はコルクマットを引いていました。

冬も暖かいし快適なんですけど、せっかく貼った無垢材にも触れたいので子供が歩けるようになってから撤去しました。

スポンサーリンク

無垢フローリングで過ごして感じたメリット

傷ついても、ヘコんでも気にならない

うちで使った材、オークは広葉樹なので結構硬いです。物を落としてもある程度は傷が付きません。しかし、もし重いものを落として傷ついてしまっても私は全く気にならない自信があります。

何故かというと理由は2つ

1つ目は、物を落としてヘコんでも、合板フローリングみたいに内部の別の層が見えたりしません。

ご存知のように無垢材は丸ごと木なので、どこまでヘコんでも同じ木で色が変わる訳ではないです。だからヘコんだり傷が付いたことが実は気にならなかったりします。私自身住んでみて初めて気付いたことでした。

同じ無垢材でも針葉樹のパインや杉なんかは柔らかすぎてスマホを落としてもヘコむって話は聞きますが、この理由でそんなに気にならないと思いますね。

2つ目は、我が家では節ありパテ埋めありのアウトレット品の木目がワイルドなオーク材を採用したために、傷が木目に紛れて全然わからないということ。これは食べ物による汚れも同様です。

この「傷が気にならない」というメリットは精神衛生上ものすごく良いんですよ!ナチュラルな木目を感じたくて節ありしたけど、こんなところで節ありによる恩恵が受けられたのは予想外でした。

しかし、柔らかいくシミの付きやすい針葉樹(パイン・杉・檜)で、中でも高級な節なし床板だった場合は自分なら気になるだろうなと思います。

ただこのへんは使う人の考え方次第で寛容になれるもので、無垢床は傷もシミも「味」になるところが良い所なんですよね。

年を重ねた使用感のある無垢材は素晴らしい味を醸し出します。傷や汚れに目くじら立てず、それを楽しみにして日々過ごすのも乙なものです。

天然木の肌触りは気持ちいい

オークフローリングの質感

やっぱり本物の木に触れるというのは気持ちいい。合板フローリングにはない優しさと暖かさが好きです。

ナチュラルさと高級感が共存する見た目

天然木の木目が好きで無垢フローリングを採用したので、3年以上経った今でも一番惚れ込んでる部分です。

一つとして同じ模様のない自然が形成する芸術的な木目は素晴らしいものです。一方で自然の癒され要素も含んでます。視覚的な満足度は本当に高い。

無垢フローリングで過ごして感じたデメリット

メンテナンスが必要

部屋の隅も丁寧に塗る

生の木なので、多少なりともメンテナンスしなくちゃいけません。

住んでいる状態でメンテナンスのためにオイルを塗ろうとすると、家具を動かしたり嫁さんと子供にもしばらく出掛けてもらったりしなければならないので、やりだすまでに重い腰を上げるためのパワーがいります…。塗る事自体は簡単だけど、家具移動がやっぱり大変。

我が家も施工時に塗って以来メンテナンスオイルを塗れていません!もう3年以上経つのでそろそろ塗らなきゃ…ただ、合板フローリングでもワックスでメンテナンスはしなきゃならないので無垢も合板も労力は同じかな?

このへんのメンテナンスも含めて経年変化を楽しめると良いんですけどね。

広葉樹は冬冷たい

広葉樹は高級感がありカッコイイんですが密度が高く空気層が少ない樹木のため、真冬は冷た過ぎてうちでは裸足がきついです。

多分、一軒家だからというのもあるでしょう。床下からの底冷えは凄まじいものがありますからね!断熱の効いてる家やマンションなら大丈夫だと思います。

空気層が多く冬も暖かいと言われるパインなどの針葉樹も住み心地として経験してみたくなりました。

→和室にヒノキの無垢フローリングを貼りましたが、広葉樹より断然暖かいです!一軒家で床暖房ないけど冬も素足でと考えていている方は杉やヒノキ、パインといった針葉樹がいいかもしれません。

自分で貼った無垢フローリングに結果的に満足している

以上が3シーズン以上自分で貼った無垢フローリングに住み続けた所感です。メリットデメリット書きましたが、それでも無垢フローリングをDIYで導入したことには満足しています。

最終的には機能面で選ぶも良し、木目で選ぶも良し、色合いで選ぶも良し。自分が気に入った樹種を選ぶことでより家に愛着が持てますから。

無垢フローリングの選び方や買い付けショップについては以下の記事で書いてます。合わせてどうぞ!

>>無垢フローリングの種類と選び方。ネットでの個人で買い付けについて

YouTubeでも更新中

99% DIYのYouTubeチャンネルができました!
チャンネル登録してもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです。

関連記事

コメント一覧

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. by abisuke

    DIYで坪1万円くらいのパインを張りました。古い日本家屋の冬に裸足で歩いても合板や広葉樹のように熱を奪われる感じがしなくて暖かく感じられることと、柔らかくて膝に良さそうなのはいい点なのですが、ベッドから携帯電話やリモコンを落としただけでもへこむのは悪い点です。早めに熱湯雑巾で蒸らすかアイロンのスチームで元に戻ってきますがいちいちやるのが面倒です。

    • by Suke

      abisukeさん

      初めまして!
      針葉樹フローリングの使い心地についてのコメントありがとうございます。

      やっぱり暖かいんですね〜。
      いいなぁ。と思いつつうちも子供がしょっちゅう物を落とすのでボッコボコになりそうです。笑
      やはり暖かさ⇔冷たさ、傷の付きやすさ⇔傷の付きづらさは針葉樹と広葉樹でトレードオフですよね。

質問でも感想でもお気軽にコメントどうぞ!

*