部屋の広い範囲をローコストでペイントしたいなら業務用塗料「ノボクリーン(艶消し白)」が最強
DIYでリノベーションをしている我が家ですがリビング・ダイニングの内装はペンキで仕上げました。ペイント作業をする前にどのペンキが良いのか、いろんな塗料を猛烈に調べていた時期があります。
ペンキのブランドってざっと私が知ってるだけでも、
- PORTER’S PAINTS
- FARROW&BALL
- ベンジャミンムーア
- COLORWORKS
- J COLOUR
- バターミルクペイント
- イマジンウォールペイント
などなど素敵な塗料がたくさんあります。
しかし、上記のブランド物のペンキになると意外と高いのが難点。広い範囲を2度塗りするにはコストが掛かり過ぎてしまうことに悩んでいました。(それでもペンキ仕上げは漆喰や珪藻土と比べると低コストですけど)
そこで壁と天井の広い範囲を躊躇なく塗れるコストパフォーマンスの良いものを探していたら見つけたのが「ノボクリーン」という業務用塗料です。大日本塗料というメーカーが出してます。
この塗料、職人さんにも評価が高いらしく建築の現場でもよく使われています。知る人ぞ知る塗料なんですよ。
僕は最終的にノボクリーンを購入してペイントしたので、実際ペイントした様子を踏まえてこの塗料についてレビューしていきます。
目次
安いから広い範囲を塗装するのに最適
我が家の内装は天井も壁も全てノボクリーンで白く塗りました。
ペイントした部屋は12畳(床面積約22平米)ぐらいですが、全て2度塗りで一斗缶1.5個(約24kg)使いました。金額にして1万円ちょいぐらい。
天井が表しの木材で塗料の吸いが激しいため部屋の大きさの割に消費したと思います。それでも激安です!
ブランド物のペンキは1000円/㎡以上しますが、ノボクリーンはなんと120円/㎡ぐらい。え!?って思うほどのコストパフォーマンスなんですよね。そりゃあうちも採用しちゃいますよ。不動産大家さんがDIYリフォームで使うのにも最適だと思います。
ただ「この安さで大丈夫なんか…?」って不安になったのも事実です。気になる安全性についても調べたうえで使いました。
ゼロVOC塗料
「VOC」とは何かというとホルムアルデヒドや有機溶剤などの「揮発性有機化合物」のことでシックハウス症候群の原因になる物質という言われています。
ノボクリーンはそのVOCが入っておらず、F☆☆☆☆という環境基準を満たすシックハウス対策のとれたクリーンな塗料です。(参考:大日本塗料 ノボクリーンの説明書)
実際に部屋で塗っていてもほとんど臭いがありません。ペンキはみんなシンナーの臭いがすると思っていた僕にとって結構衝撃的でした。笑
なぜこんなに安全性を気にしたかというと、当時うちには生後3か月の赤ちゃんがいたのでシックハウス関連は気にして調べまくったんです。ノボクリーンを使ったことで何も問題なくスクスク健康に育っています。
白は白でも目に優しい白色
実は塗料に使われる色って単純に「白」と言っても様々な白があるんです。
実際、人が住む部屋では純白の白よりグレーがかった白が使われます。何故かというと、純白の白だとピッシリしすぎて落ち着かない強すぎる空間になってしまうためです。普段住んでいる壁の白色なんて気にしたこともないと思いますが、こういった事が配慮された色が使われているんですね。
ノボクリーンに関して言えば、純白ではなくグレーがかった白い色が採用されています。これを塗るだけでプロ仕様の落ち着いた白を再現できるわけです。また、完璧な白ではないため汚れが目立ちにくいという利点もあります。
実際塗ってみた感想と、塗装後の質感
塗料は水で希釈して使います。会社の同僚たちと家のペイントしてみました。天井をローラーで二度塗り!その後、壁もペイントしました。
ローラーで塗った後の乾いた質感は以下のようにマットなホワイトでいい感じになりました。パテを手塗りした壁の上からのペイントですがキレイに仕上がっています。
ドアもこの通りモールディング回りも綺麗な仕上がりです。
ペイントの様子は以下の記事からどうぞ。
伸びもよく塗りやすい。初心者が塗っても問題なく綺麗に仕上がってくれました。白で塗るだけで劇的に空間が変わるので、本当オススメできます。
以下の写真ではフローリングも張り替えていますが、ノボクリーンを塗るとこんなに雰囲気が変わるんです!
↓塗ったらこうなりました。
他のブランド物のペンキも良い色を出すので白以外の色で塗るときは使いたいなと思っています。ですが、ぶっちゃけ白だったらこれで十分すぎるほどです。匂いも全く気になりません。
住んでいて多少汚れた場合も、ほんのり濡れた雑巾で軽く拭けば今のところすぐ取れます。水性塗料ですが防汚性も耐水性も割とあるようです
子供が壁に落書きしたので塗り直したりもしてます。
>>壁が汚れてもペンキ塗装仕上げならDIYで簡単補修!子供がクレヨンで落書きしたので塗り直しました
部屋を白く塗りたい人にはコストパフォーマンス抜群なぜひ使って欲しい塗料です。
追記:湿気がたまるキッチンや洗面所、カビが気になる場所への塗装
読者さんから以下のような質問がありましたので、この記事でも共有しておきます!
Q. 室内ペイントに挑戦したいと考えておりまして、疑問があります。
室内をペイント(ノボクリーン)しますと、湿気はどうでしょうか?一般的な壁紙に比べ、湿気の行き場がなく、結露やカビになりやすいのでは?とも想像するのですが、実際はいかがでしょうか?
ペイントは、キッチンと寝室を予定しております。
結論から言うと、私の家では結露やカビなどは全く出ていません。
ただうちの場合リビングの壁に使っていて、キッチンや洗面所のような湿気過多になる場所での使用経験はないので「カビは生えません!」と断言できるわけではありません。
もしキッチンに使うのでしたら、普通のノボクリーンより「ノボクリーン バイオ」という抗菌・防カビ性能が付加された塗料の方が良いかもしれませんね。価格は高くなってしまいますが。自分だったらキッチンにはバイオを選びます。
寝室は普段から壁が結露するとか、カビが生えてるなどの悪条件でなければ普通のノボクリーンで大丈夫なはずです。上手くいくと良いですね!
質問でも感想でもお気軽にコメントどうぞ!