セルフリノベーションした部屋が完成!掛かった総額を公開
前回の記事で、リビング・ダイニング部屋のセルフリノベ最後の作業となる無垢フローリングにオイル塗装をしました。全ての工程を終えたので今回は照明類だけ設置して、完成した部屋をお披露目したいと思います。掛かった費用や期間などの総まとめも公開!!
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今までやったセルフリノベ作業の全てを以下の記事にまとめました!どういう工程で変化してきたか、作業内容に興味ある方は合わせてどうぞ。
目次
ライティングレールに照明を設置
最後の仕上げに照明を設置します。照明は部屋の印象が大きく変える要素なので、計画を考えるのも設置作業も楽しい!
以前取り付けたライティングレールにハロゲン型の照明を取り付けます。
LED電球を選択
電球の選択肢として「蛍光灯」「白熱灯」「LED」と3種類ありますが、電気代削減を考慮して全てLED電球で揃えることにしました。電気代を気にせず存分に電気を点けておけるというのは精神的にも楽ですからね。本当は白熱灯の色味や雰囲気抜群なところが好きなんですが、如何せん消費電力と発熱がネックです。
LEDのスポットライトを採用するにあたり多数のメーカーを見比べてみました。LEDは最近でこそ安くて、それなりに自然な光色が出せる商品が多くなってきましたが、まだまだ変に黄色い光だったり色温度がおかしい商品もあります。一気に15個ぐらい買うので慎重に検討しました。
値段と品質を考慮して最終的に採用に至ったのがIKEAのハロゲン型LED電球です。なぜIKEAを選んだかというと、岩崎ほどではないにしろ光色が白熱灯に割と近くLEDにしては自然な感じです。
そしてなんと言って最強なのはこの値段。1000円を切る価格でこのクオリティ(2023年現在はなんと更に値段が下がり699円!)。世界相手だからこそできる大量生産によるコストダウン効果でしょうか。
IKEAが近くにない方はAmazonから頼むこともできますが少し割高になります。
ただし、IKEAは頻繁にモデルチェンジするので必要な分は一気にまとめ買いした方が良いですね。モデルチェンジすると色合いや照射角度が微妙に違ったりしますから。これは実際に私が経験済みで後から買い足そうと数ヶ月後に店舗に行ったら替わってました。
【追記】:この記事の話から5年後…ついに見つけました!安くて色の良い理想のLED電球を…!
この時買ったIKEAの電球との比較を以下の記事で書いてあるのでご参考になれば!
レールに付けるソケットは安価でシンプルな以下のものを採用!
取り付けてみると、想像通り良い感じ。
セルフリノベーションで完成した部屋を見る
それでは自分の手で、DIYで、どれだけ部屋が変わったのか見てみます。これから他の部屋も手をつけるので集大成ではないけれど私にとっては一つの大きな区切りです。
洋室側
↓こうなりました。
↓【追記】さらに家具を置いたりで現在進行形はこんな感じ。冷蔵庫がキッチンスペースに入らなかったので現在リビングに来ています。
和室側
↓こうなりました。
当初、自分で想定してたより良い部屋になって作った自分がビックリしてます。いやーやっとここまでたどり着きましたよ!嬉しい!!!
木造建築ならではの力強い木組みの天井が好きです。変化に富んでいるので飽きません。無塗装で木肌を残そうか迷ったけど全部白で塗装したのも悪くない。むしろ良い。(参考:こんなに変わった!DIYで天井を塗装。下準備や注意点も解説)
まぶしいのが苦手で、直接光源を見るのが嫌いなのでほとんどの照明は壁を照らしてます。写真も趣味なので壁には後々写真を飾りたいと思ってます。
工事中はずっと現場用のクリップライトでしたが、スポットライトを設置すると部屋がシャキッとします。照らす所と照らさない所、陰影が部屋にメリハリを与えてくれますね。
セルフリノベーション開始前から設置したいと思っていたマリンランプ。雰囲気抜群です。
部屋を改装する前に「DIYで中古住宅のセルフリノベーション始めます。リノベ前の部屋と間取りの現状を解説」という記事でも設定した改装後の目標、コンセプトが2つありました。
- 目標:別れた和室と洋室の二部屋を繋げて部屋を広く明るく。
- コンセプト:スタジオとかギャラリーの様なほんのりパリッとした空間。
これらは満足いくレベルで達成できたと思っています。実際、陽の光が洋室側まで差し込みかなり明るくなりました。和室も柱などの面影は残っていますが素材感や雰囲気は洋室と一体化できました。これは素材感を合わせるために全面パテを塗ったり、白ペンキで塗ったりと一手間掛けたのが良かったですね!
(追記)テーブルを変えたり絨毯を敷いたり現状以下のような感じです。収納が少ないのが課題だったので収納棚を作りました!【関連記事:収納棚をDIYで作る】
かかった期間
記事の投稿はかなーりゆったりですが。ここまでの内容で3ヶ月の期間で終わりました。
私はサラリーマンなのでほぼ土日祝日のみの作業です。日曜は次の日に疲れが残らないように早めに切り上げたりしてました。途中インフルエンザに掛かって作業できない期間もあったな…笑
大規模なセルフリノベほど初めにしっかりとスケジュールを立てる事が重要だと感じました。具体的に言うと、解体の作業に1/1〜1/14まで。次の解体跡の補修に1/15〜3/15までといった計画です。
スケジュールを建てるというのは作業の内容が分かってないとできないことなんですよね。どの作業に何人で何日かかりそうだなとか。これをすることで完成までの道筋が見えてきます。
とか言っときながらセルフリノベーション初体験者が建てたスケジュールなので全く予定通りにはいかなかったんですけどね。最後の方の行程はめっちゃ急ぎました。(これを書いてたらどちらかというとスケジュールを建てられるだけの事前知識を付けることが大切なのかもしれないと思い始めました)
どの順番で進めていくか。どんな作業が発生するか。が明確になるだけでも進めやすさが全然違います。
うちの場合、友達が手伝いに来てくれた事も大きかったですね。手伝いが無かったらプラス2ヶ月掛かったと思う。
かかった総額
ざっくり分類すると以下の様な感じ。
- インパクトドライバー、丸ノコ、バール、パテベラなどの工具で6万円
- 木材、ビス、パテ、塗料などの資材で16万円
- ライティングレール21mと取り付け金具、ブラケットライトなど電材で6万円
- オーク無垢フローリング約23平米で11万円
- 委託した電気工事が26万円
- その他5万円
全部で約70万円。
電気工事はプロの業者さんに頼んだのでそこがでかい!やはりお金がぶっ飛びます。とはいえ自分でできない作業だしスイッチやら配線やらブラケットライトにライティングレールと盛りだくさんで依頼したので、妥当な金額なのかなと納得しています。
クオリティの違いはあれど、この作業全部を業者に任せた場合200〜300万掛かります。人件費はほぼ全て自分で吸収したことになるので大変でしたがそれなりの費用でできました。
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セルフリノベーションをして感じたこと・良かったこと
自分で造れるということは自分で治せるということです。壁が汚れたり、もしくは穴を開けてしまっても自分で直せます。
セルフリノベをしたことで家作りの構造が分かったため自分で家を直すこと、メンテナンスすることのハードルが明らかに低くなりました。全て他人に造ってもらうと、補修したいときに業者が必要となりお金も掛かるため気軽にできないですからね。子供が壁に落書きしたり、フォークでガツガツえぐられても寛容になられるのが最高。
もし住宅に関して業者に依頼することがあったとして、どんな要求をしたらどんな作業が発生して。だいたいコストはこのぐらいで。というのが把握できているから話がスムーズに進むと思います。
自分で造った空間は愛着が生まれる
セルフリノベーションでここまでやるといろいろな感情が込み上げてきます。それは達成感や充実感、安堵感などです。
苦労しながらもあれこれ思考を巡らせ造った部屋は細部にまでそれぞれストーリーが宿ります。思い入れがあれば愛着も生まれます。部屋にいるのが楽しくなりました。
それに、どんな部屋にしようか想像を膨らませている時。実際に部屋を造っているとき。めちゃくちゃ楽しいです。これをリノベーション業者に任せっきりにしてしまうのは勿体無いなと思うんですよね。
ただ、部屋全体をセルフリノベーションするのはそれなりの労力とか時間、準備が必要になってきてまぁまぁ大変です。部屋の一部だけDIYで変えてみたり、全体的にリノベしたいなら難しい部分はプロに任せて出来そうな部分(ペイントや左官など)は自分でやるというのも良いと思います。首都圏(一都三県)在住あればDIYサポートありでセルフリノベーションするサービスもあります。
ひとまず区切りは付いたが、まだまだ家全体をセルフリノベしていきます
取り敢えずは住める環境になりました。これで生後3ヶ月の赤ちゃんもこの家に受け入れられます。けど、完成したのはまだメインで使う部屋のみ。この部屋含め家全体をセルフリノベーションしていくつもりです。
全くの未経験でもここまでできます。 私の経験したことは出し惜しみせずこのブログに書き残しました。このブログを通して、これからセルフリノベーションをしたいと考えている人の背中を少しでも押せたら良いなと願っています。
Let’s self renovation!!
「リビング・和室のセルフリノベーション」シリーズ記事一覧はこちら
コメント一覧
- Comments ( 12 )
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すごい!すごいですっ!確か「壁を取り払う」とかで検索して、こちらのブログを見つけました。
普段からBefore afterや建物探訪などを見るのが大好きで、沢山見ています。でも、こんなにゆっくり丁寧に進行が見れて、本当にドキドキしながら読ませていただきました。
こんなに素敵になるなんて!!!
拍手喝采しています!!!
おめでとうございます!!!
パチパチパチパチパチパチパチパチ☆
あおさん、コメントありがとうございます!!
後にDIYする人にとって少しでも参考になればいいなと各行程を詳しく書いてみました!
ドキドキしながら読んでくれただなんて最高の褒め言葉をありがとうございます。
めちゃくちゃ嬉しいです(;∀;)
初めまして!
DIYで壁を抜くからイッキ読みさせていただきました。
私は現在住んでいる賃貸マンションから、
戸建て(古め)に来月引っ越し予定です。
そこで、 DIYによるセルフリノベーションを企んでいます。
引っ越し先も賃貸住宅なので、
すけさんのように思い切ったリノベーションはできないかもしれませんが
素人でもここまでできるんだと感動し、大変勇気づけられました。
(生まれて初めてブログにコメントをします)
本日読ませていただいたもの以外にも、
たくさんの記事があるようですので、
今後も参考にさせて頂きたいと思います。
しんのすけさん、初めてコメント残してくださりありがとうございます!
ある程度DIY可能な賃貸物件に引越しされるのですね。企んでいる過程もワクワクして楽しいですよね!
このブログを読んで勇気付けられたとのことで製作者冥利に尽きます。嬉しいです!
建築系は日本において情報が少なく挑戦するハードルが高いのですが、やってみると意外とできてしまうことに自分でも驚きました。
最近は子供が小さいことからリノベーション関係の記事は少なく、小物DIYや植物が主体の記事が多いですが、何か気になる記事があればご覧になっていって下さい。
しんのすけさんの部屋が素敵な部屋になることを願っています!
初めまして。
築20年の中古住宅を購入しDIYでリノベしようと検索したら1件目に目に止まり拝見しました。
LDが10畳で隣な部屋が和室8畳でぶち抜きたいなぁと思っていたので丁度同じ条件ですね。
大変参考になりました。
質問なのですが旧フローリングの上に新フローリングを貼って(見間違いじゃなかったら)いた様に見えましたが高くなった分でドアとか開けるのに支障はないのですか?
よしたかさん、初めまして!
ブログをお読みいただきありがとうございます。
新フローリングは旧フローリングに重ね張りしています。そのため仰っている通り、床面が新フローリング分の15mm高くなります。
ドアは開かなくなってしまうので、事前に外してドアの下部分を15mm丸ノコでカットしてます。フローリング張りが終わってから再度設置しました。
設置後、カットの幅が足りてなくて開かなかったりしたドアもあったので何度か微調整したり泥臭いこともしていますー!
両親の家にS56年築の木造住宅を購入検討してて、予算もないのでDIYでリフォームしようといろいろ探してたらこちらのブログにたどり着きました。いやぁすごい作業ですね。センスもいいし!
キッチン入れ替えとCF張替と聚楽壁から漆喰に塗り替えしようかと迷ってます。
きっさん、コメントありがとうございます。
いきなりDIYでキッチン入れ替えはすごいですね!私もキッチンやりたいなーとずっと思っていながら住みながらは中々タイミングがなく難しいところです。きっさんがキッチンDIYしたら話を聞きたいぐらいですー!
漆喰塗りはきっと楽しいと思います。うちはパテですが皆夢中になって塗ってました。笑
DIYでやることになったらまたここへ遊びに来てくださいね。
すけさん、はじめまして。
築40年くらいの^^;マンションに住んでおります。
DIYはけっこう好きで入居時に壁を取ったり壁をペイントしたりはしたのですが
床の張替はハードルが高くて畳の上にウッドカーペットを敷きました。
ですが最近畳が古すぎて限界なのとやはり無垢のフローリングへの憧れが捨てきれず
セルフリノべで検索しましたらこちらのブログに出会えました。
とても丁寧に記事にしていただいて大変参考になりました。
何だか私にもやれそうっていう気がしてきました。
ありがとうございます!!
マコさん、はじめまして!
わー!ありがとうございます!自分がDIYする時に詳しく書かれたものが無くて困っていたのもあり、同じような事をしたい人のために詳細に書いたので、そう言って頂けると本望です。
時間は掛かっても一つ一つ丁寧にやっていけば確実に畳から無垢フローリングにできるはずなので、是非挑戦してみてくださいね!
全部見ましたが天井の開放感や和室と洋室の継ぎ目がなくなった広々とした空間、とても素晴らしいと思いました。私も友人2人で和室をセルフリノベーションしましたがここまでの処理や工程、クオリティーは出せなかったので感服です。
天井開けると上の階の強度が弱まって崩れないか心配しましたが天井裏はあのようになってるのはとてと参考になりました。
元和室のグリーン感とインディゴブルーなソファが凄くマッチしていて一番あの空間がいいなーと感じました!お疲れ様です
記事一通り見ていただいたようでありがとうございます!
元和室側ぼくもお気に入りです!洋室側と違って日が入るので明くてグリーンも健全に育ってくれてます。
また春頃に2階の和室単体の部屋をリノベした記事を出すので良ければまた覗きに来てもらえると嬉しいです〜!