自分で粉漆喰を練る量に対して塗れる面積の目安
僕は自宅の壁を漆喰で塗ったのですが、その漆喰は粉から自分で練ってつくりました。
その際困ったのが、粉から漆喰を作る時、一袋でどのくらいの面積を塗れるのかイマイチ分からなかったことです。
自分で練って自分で塗ってを経験した今でこそ「よく考えればだいたい検討はつく事だったな」と思うのですが、当時の自分は全然検討つかず安心できる分だけ大量に作ったのでした。
もし同じように漆喰を練ろうとしてるけど、どれだけ作ればいいか迷ってるという方の参考になればと思い書き残しておきます。
調達した粉の漆喰は「大和しっくい」1袋(20kg)。これ一袋でどれくらい塗れる量が作れるのか
粉で売ってる漆喰のほとんどは1袋あたり20kgの単位で売られていて、例えば種類は以下のようなものがあります。
その中でも今回は「大和しっくい」を選びました。どれも良さそうだし特に深い理由はありません。笑
で、知りたいのはこの一袋分を左官コテで何㎡の壁が塗ることができるのか。
実はこの「大和しっくい」のAmazonの商品ページには[塗り面積:約16平米/1袋(1.5mm厚)]という記載があります。
最初はなるほどね。と見ていた訳ですが、練り済み漆喰として人気の「うま〜くヌレール」18kgの商品ページを見てみると、[塗り面積:約16平米/1缶(1.0mm厚)]と書いてあり違和感を覚えたんですよ。
塗りの厚さが0.5mm違うのを考慮に入れても、粉20kgでうま〜くヌレールと同じ16平米?あれ?という感じ。
うま〜くヌレールは練り済みで販売されてますから、水で溶いてある状態で18kgです。大和しっくいは粉に水を入れれば32kgぐらいになると見込めます。(粉20kgに対して水12Lが推奨値)
うま〜くヌレール換算で計算すると、大和しっくい一袋は1mm厚で塗って約28平米塗れると計算でいきます。
実際塗った結果から言ってしまうと、この計算数値こそほぼ正しい量でした…!
20kg全部練って和室約17平米の壁を塗った結果
上述したように漆喰を練る前に計算はしたのですが、20kg一袋分全て練りました。
というのも僕の場合、自分で好きな色の顔料を混ぜてオリジナルカラーの色付き漆喰を作りたかったからです。
色を付ける場合、一度に一部屋分が足りる量を作ってしまわなければならず、もう一度作れと言われても同じ色の漆喰を作るのは難しいからです。むしろ本当に記載通りの16平米分しか塗れなかったらどうしようとビクビクして取り掛かったぐらいでした。
関連記事:松煙と群青の天然顔料を入れてオリジナルカラーの漆喰を練ってみる
和室の砂壁部分の面積は約17平米。ここを実際に塗ってみると。
だいたい1.5mm厚ぐらいで塗る。
結果は20kg全部練ったうちの6割程度(12kg分)しか使いませんでした。
17㎡の壁で粉12kg分ですから、粉20kg分を練った全てを使ったら28㎡塗れることになります。ちなみに一度塗りです。
やっぱり、うま〜くヌレール換算が正しかった!!(謎の歓喜
別に大和しっくいを責めてる訳でもなくて、表記よりお得に使えるなら嬉しいですよね。3,500円一袋でこんなに塗れるなんてお得すぎ!
まあ素人が漆喰を練る作業はものすごく大変だったんですけどね。。。
関連記事:粉の漆喰を自分で練ってみたら大変だった話
ちなみに練り済みで販売している漆喰(うま〜くヌレール)と比べてどれくらいコストが安くすんだかの話も書いてみました。結論だけ言っておくと、練り済み漆喰は高い!でも練る時間と手間の大変さを考えるとこっちも有りかなというお話です。
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