大型、小型の2つの不要なタンスを解体してみた

不要になったタンスを自分で解体してみました。

我が家には祖父母の残した家具がたくさんあります。その数なんとタンス&シェルフだけで5つ!さらには食器棚が3つ存在します。

もちろんその中で住んでいる僕らが使っているのは各1つずつ。他はタンスの肥やしならぬ部屋の肥やしになっている状態でした。和室のリノベをスタートする為にも処分しなければ…。

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大型のタンス(高さ約160cm)の解体

解体するのは画像中央の濃い色のタンス。左側のは桐のタンスなのでリメイクして使おうかなーと考えてます。

家具はなるべくリメイクしたり人に譲ったりしたい気持ちはあるのですが、2階にある大型のタンスについては階段を下ろすのも困難な状態。

どうやって20年前からこの2階和室にあってどうやってココに持ってきたの!?という謎もありますが、誰も知らず。。。痛みも見られるため解体することにしました。

使った道具

使った道具は3つ。

  1. バール
  2. 金槌
  3. ノミ

以前、1階の部屋の「セルフリノベーション」をしたときに、バールは壁・天井の解体に、金槌とノミは木材の加工に使ったものがあるので、それらを使いました。

※実際に解体してみて、バールはあると楽ですがノミだけでも解体は可能だと感じました。

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タンスの解体方法

では、さっそく解体していきましょう!

まずは引き出しを全て取り払います。

次に天板と横のいたの継ぎ目にノミを入れ込んで…思いっきりガンガンぶっ叩きます!

叩いてるとだんだん綻びが出てきてノミが入り込みさらに隙間が大きくなっていきます。

これを一点のみでなく何箇所かで繰り返すと、天板が緩んで外れました。

天板が取れたら次はサイドの板を外しに掛かります!

ここも棚板とサイドの板の間にノミを叩いてねじ込んで…

できた隙間にバールを挟んでテコの原理でバキバキッと豪快に行くと思いきや、実はそんなに豪快な感じではなく地道に隙間を開けていきます。

隙間を大きくしていくと上の段から棚板が順々に外れてきました。

そして、棚板を全て外しサイドの板も外れてずいぶんスッキリした状態に。

反対側は最初からバールを隙間にねじ込んで剥がしてやりましょう。

サイドの両板が外れると、自然とタンス背面の板もポロっと外れました。

これでタンス本体は解体完了!写真取りながらやっても1時間も掛からなくて何だか呆気ないぐらいでしたよ。

しかも合板でできていて実は中身がスッカラカンのため、一つ一つの板は意外と軽いです。

で、ここまでで終わったー!と思ったら引き出しを忘れてました。引き出しぐらいの大きさになると2階から下ろすのも容易だしそのまま粗大ゴミに出すこともできるのですが、簡単そうなので解体しちゃいます。

タンス本体はダボ継ぎでしたが、引き出しには綺麗な組み継ぎ。

外すのはめちゃくちゃ簡単で以下のように金槌で叩いてズラして行けば外れてくれます。

奥側の板も金槌でガンガンッ。

裏面から釘で留められていましたが、力技で外せます。

これを7段分同じように解体すると…結構小さくまとまっちゃいました。

ここまで来れば、タンス本体と引き出しの板をまとめて粗大ゴミに出せちゃいます。

しかし!粗大ゴミの手配をするのが面倒だったので、僕は板を丸ノコで刻んで燃えるゴミとして出す作戦でいきます!

どのくらい小さくすれば燃えるゴミとして出せるかというと、

以前、「セルフリノベ後の廃材処理の仕方」という記事にも書きましたが、うちの自治体では目安として30cm以下の木片にすれば燃えるゴミで持って行ってくれるようです。

全部刻むと…この量ですよ!!90Lの袋が4枚とスーパーのゴミ袋が7枚。

燃えるゴミで出せばお金は掛かりませんがこの量を刻むのに3時間ぐらい掛かります。

正直な話、解体で終わらせて板をそのまま粗大ゴミとしてお金を払って出して、その3時間を賃金を稼げる労働に費やした方がコスパ的には絶対良いです。笑

小型シェルフの解体

一応、タンスとは仕組みの違う小型のシェルフも解体したので、以下ざっくりと載せておきますね。

このシェルフぐらいのサイズなら2階から下ろして粗大ゴミとして出せるかな。と思ったのですが、動かしてみるとめちゃくちゃ重い!諦めて解体することにしました。

まずは観音開き式の扉がビスで留められているのでインパクトドライバーで外しました。時間は掛かるけど手回しドライバーでも外せると思います。

扉が外れて上記のような状態に。

電動ドライバーがあるとあっという間です。

関連記事:【各社比較】DIY用インパクトドライバーのおすすめと選び方

シェルフの奥にもビスを見つけたので全て外します。

内部のビスを外すと天板が外れました。これがめちゃくちゃズッシリしてて重かった。

ここまで来ると外せるビスも無くなったので、伝家の宝刀ノミの登場。

サイドの板との隙間に当てて鉄槌を下します。

あらよっと!毎度おなじみの隙間が開くわけですね。ここは大型タンスと同じダボ継ぎ。

上の隙間が開いたら、今度は下もノミをねじ込みます。

片方の板が外れた状態が以下。

ここまで来るともう簡単!天板を外して背面の板が自然に抜けてバラバラになります。

シェルフの底部に使われていた板に高さ合わせで付いている板も金槌でガンガン叩くことで簡単に分解できます。

小型シェルフの解体が完了!

これも丸ノコで刻みまして、大型タンスと合わせるとゴミ袋はこんな量に…。燃えるゴミの日に全て下ろすのがマジで大変でした。

2つタンスをバラして分かった解体のコツ

今回タンス(家具)を解体して分かったコツは以下の2点

  1. まずビスで留めてある箇所が見えたら全て外す(それだけで解体できる可能性も無きにしも非ず)
  2. 天板や側面の板、棚板の継ぎ目にノミを金槌でねじ込んで隙間を開ける。必要であればバールを使ってテコの原理で分解。

これで大抵の大型家具はバラせるはずです!

僕と同じように大型家具が上の階から下ろせなくて捨てられないという方は、解体に挑戦してみるのも面白いもんですよー。

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