プチプチより見た目が良い!プラダンで窓ガラスを断熱DIYしよう。安くて簡単・効果抜群!

我が家は築20年の東京にある戸建なんですが、断熱がしっかりしているとはとても言い難い家です。

夏も西日がガンガンに当たって暑いんですが、厳しいのは特に冬。くっそ寒い。

冬に寒い要因は、床からの底冷えが強いとか機密性が悪いとかいくつかあります。その中でも一番の寒さの原因は窓だと思っていて、一枚ガラスの窓は冬になると窓伝いに冷気の流れが分かるほどです。窓をなんとかしなければ今のエアコンとガスファンヒーターを併用する暮らしからは脱却できないだろうと感じてます。

そこで今回は簡単かつ低予算でできる窓の断熱方法を試してみました。

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プラスチックダンボール(通称:プラダン)は窓ガラスの簡易的な断熱材になる

窓の簡易的な断熱方法を考えたとき初めに思いついたのがプチプチを貼るというもの。

しかしこのプチプチ、窓に貼るとあまりにも見た目が良くないため他に安くて簡単に断熱材代わりに貼れるものはないか、ネットで探してみました。そこで見つけたのがプラダンを使った方法。

ぷちぷちを窓に貼るよりスッキリした見た目で、材料費も同じぐらい安く収まります。しかも加工が簡単で下手したらプチプチ貼るより簡単なんじゃないかってレベル。プチプチみたいにヨレヨレしないので真っ直ぐカットするのが簡単なんです!

ブラダンを窓に貼る方法

窓のサイズを測って切って貼るだけですが、簡単ですが少し詳しく見ていきましょう。

使うもの

窓のガラス部分のサイズを測る

まずはプラダンがどれだけの面積必要か把握するため、窓ガラスの部分をメジャーで計測しました。

アルミサッシの内側、純粋にガラス部分の縦横サイズを測ってメモしておきます。

必要なサイズ分だけプラダンを買う

測った窓のサイズ分だけ必要なプラダンを仕入れます。

売っているプラダンのサイズは通販やホームセンターなどによっても様々なので切り取れるサイズを計算して必要な枚数を買いましょう。計算に自信がなければ1枚数百円と安いので足りなかったとなるより買い過ぎたとなるぐらいが良いのかもしれません。ちなみに私は1820×910mmのサイズを発注しました。

我が家は3か所の窓を貼るのでカットするサイズを図にすると以下の様になります。

825×850mm、790×760mm、610×34mmのサイズの窓ガラスをそれぞれ×2枚です。

これを1枚1820×910mmのプラダンに当てはめると以下のようになり、(継ぎ接ぎしない前提で考えると)最低3枚のプラダンを仕入れる必要があります。

必要枚数が分かれば、あとは発注してカットし貼るだけです。

窓のサイズをプラダンにプロットしてハサミでカットする

カットするときの目印として窓ガラスのサイズをプラダンにマーキングしておきます。

鉛筆で付けた印にそってハサミでカット。柔らかいので普通のハサミでサクサク切れますよ。

テープを使ってプラダンを窓に貼り付ける

あとはカットしたプラダンを窓に当てはめてテープで貼るだけ。

アルミサッシ部分とプラダンに跨って全体を梱包テープで包んで止めたんですが、以下のように角の部分はどうしてもシワが出やすい。これはどうしようもないかも…遠くから見れば気にならないレベルですけどね。

鍵の部分は裏側に差し込めば問題なく設置できます。

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完成!意外と見た目は悪くない

以下がプラダンの貼り付けが完了した後の窓。

離れて見ると思っていたより元からこういう窓だったかのように馴染んでいます。元が磨りガラスなので気にならないところもあるかもしれません。

プチプチ貼り付けるよりか5倍ぐらいマシな見た目じゃないでしょうか。

かといって、やはり近くで見るとプラダンの素材感もテープの雑さもチープな感じは否めないので見栄えは気に入っている訳でもありません。一つはっきり言えることはプチプチよりプラダンを選んだのは確実に正しい選択だったと思ってます。

個人的にはそもそも設置されているアルミサッシの窓自体が残念な雰囲気を醸し出していると思っているので内窓かブラインドを今後設置しようと思っています。

断熱性能の体感

実はこのプラダンによる断熱方法、去年設置したものでこの記事を執筆している今の時点でひと冬越えている状態です。

実感としてはこれだけでも暖かさが全然違うと感じてます。

本当は2重ガラスの窓に交換するのが良いんでしょうけど、お金が掛かり過ぎてしまいますからね…。もし冬に家が寒くて凍えている人はプラダン断熱は低コストだしやる価値ありますよ!見た目とか気にせず機能すれば良いという方には最高のコスパを誇る断熱方法だと断言できます。

寒さは他の原因も関わってくるので「これだけで暖かくなるよ」と無責任には言えませんが、少なからず暖房代の節約にも繋がります。3つの窓で掛かった金額たったの1,000円程度。確実にひと冬で元が取れてます。

暖房代を節約したい・寒さを緩和したいという方は簡単なDIYなので挑戦してみてはどうでしょうか。

プラダンより耐久性のあるプラベニヤでも良さそうですね。

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【追記】2年ぐらいこのプラダンを貼り付けたまま使った体験・所感を残しておきます!

西日が当たる窓のプラダンは、紫外線で劣化しポロポロになっていたのでワンシーズンの使い捨てだと思った方が良いかもです。

貼り付けっぱなしにして使う場合、もう少しコストが出せるなら中空ポリカが耐久性あっておすすめです。ホームセンターで1820×910mmとかのサイズが2000〜3000円ぐらいで売ってます。

あとは使うテープ!これ重要!!梱包テープは長く貼っていると粘着質が窓側に残って面倒な事になるので、マスキングテープとかサラッとしていて剥がしやすい系のテープを使った方が良いです。養生テープなんかも長い事使ってると窓側に粘着が残る気がします。シール剥がしで剥がすのが大変でした。。。笑

後は、あまりに断熱効果を実感したので、窓周りの断熱は労力とコストを掛ける価値があると判断したためプラダン簡易断熱は卒業して内窓を作りました。

内窓を作った話は以下に詳しく書きました。断熱効果は本当に凄まじいです。でもまぁハードルが高いのでプラダンでもなんでも、出来ることからすぐにでも導入するのが賢い選択だと思います。

中空ポリカで見た目も満足な内窓を作る【断熱性能大幅UP!】

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コメント一覧

  • Comments ( 8 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. by 通りすがり

    紹介されている製品、プラスチック段ボールではなく、プラスチックべニアでは?

    • by Suke

      本当ですね!!
      ありがとうございます。プラダンに修正しました!

  2. by ダンボール 家具

    Hey! I’m at work browsing your blog from my new iphone!
    Just wanted to say I love reading your blog and look forward to all your posts!

    Keep up the outstanding work!

    • by Suke

      thanks:)

  3. by nao

    リビングの出窓に同様の方法でプラダン施工して3〜4年位過ごしましたが、テープ、及びプラダンの日光?熱?による劣化がひどく、撤去しました。
    テープはアルミ窓にガビガビに張り付き、プラダンは触ると中の骨組みを残し両面がボロボロに。
    あまり長い期間取れる方法ではないですね〜。
    それか単価も安いんで毎年張り替えたほうが良いかも。(うちは撤去してしまいましたが)

    DIYの記事、色々参考になります。
    惜しむらくは我が家の畳敷きの納戸をカフェ板使用してフローリング化する前に読みたかった…。
    床鳴りしまくりです☆

    • by Suke

      こんにちは!去年冬に内窓を作って断熱グレードアップさせたので実はうちでもプラ段を外しました。
      同じく日光が長く当たる場所では紫外線でプラ段がかなり劣化してました。。おっしゃるように簡単な処置だけに一時しのぎの感覚で使うのが良いのかもしれませんね。
      しかし日が当たらない窓では全然劣化していなかったのはちょっとビックリでした!

      他の記事も読んで頂けたようで嬉しいです!床なりも味…としておきましょうか。笑

  4. by 澄子

    こんにちは。
    以前にこの記事を見て、プラダンの替わりに中空ポリカーボネイトをガラスに張り付けを考えていました。
    中空ポリカも紫外線で劣化しますかね?
    ダンプラと中空ポリカでは価格も段違いに違うので何年持つのか不安です。

    北海道ですのでガラスから断熱素材を離して内窓を作るのは結露がひどくなるので、今回貼り付けてみることにしようかと。

    • by Suke

      こんにちは!
      実際に内窓として使っている我が家の状況ですが、西日がガンガン当たる窓際で3年ほど使用してますが全く劣化の気配はありませんよー。
      強度的にも変わりませんし、色の変化などもありません。
      安心してポリカを使って大丈夫です!
      何十年単位だと分かりませんが、それだけ使えれば十分安いですよね。

      一応、ネット上の情報も載せておきますが、ポリカ素材はガラスやアクリルと比べると紫外線を吸収しやすく劣化しやすいみたいです。
      劣化と言っても、カーポートの屋根や車のヘッドライトカバーなどにうん十年と使われるぐらいなので強度的にボロボロになる訳じゃなく黄ばみなどが出るとの情報はあります。
      同じ厚みではポリカーポネートの強度はガラスより200倍近く強いです。

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