賃貸OK!壁に有孔ボードを取り付けてみた。30分で収納すっきり簡単DIY
最近個人的にハマっているのがビカクシダという植物。この子たちを掛けてディスプレイできる壁が欲しい…!
しかし「賃貸」でも「持ち家」でも壁に穴を空けたくないものです。
よって、今回は賃貸でも可能な方法で有孔ボードの壁を作ってみました!(もちろん植物じゃなく何を掛けてもOK)
実際DIYしてみると、30分たらずで完成。簡単過ぎる…何故もっと早く作らなかったのか。笑
この記事では、有孔ボードの取り付け方法・手順などを詳しく書き残しておきます。
YouTubeにもアップしているので、動画でみたい方はこちらでどうぞ。
有孔ボードの取り付けに必要な2つの物
有孔ボードの壁作りで使うモノは2つだけ。かなりシンプルです。
1つ目:「有孔ボード」
有孔ボードには以下2種類のサイズ規格が存在します。
- 穴の直径(φ)が5mm、穴の間隔が25mmピッチの物
- 穴の直径(φ)が8mm、穴の間隔が30mmピッチの物
どちらを選べば良いかというと、こだわりが無ければ迷わずφ5mmの25mmピッチを選択してOKです。
何故かというと、有孔ボードに対応した金具が25mmピッチ仕様がメインで販売されているからです。フックなど選べるバリエーションも多いので重宝します。実際ホームセンターに行っても25mmピッチの有孔ボードが置いてある場合が多いと思います(うちの近くのホムセンはそうでした)。
僕はナチュラルな色のボードを選びましたが、大規模なホームセンターには赤・ピンク・水色・緑・オレンジ・白・こげ茶など様々なカラーバリエーションが存在します。
有孔ボードのサイズをカットしたい場合は、ホームセンターで購入してカットサービスでサイズを指定すれば希望通りの大きさにしてくれます。僕も今回ホムセンのカットサービスにお願いしました。
2つ目は、「有孔ボード止め具」
この留め具に使う固定ピンは石膏ボードに挿す用で、針がとても細く賃貸の壁でも使えるっていうのが売りです。挿しても画鋲ぐらいの穴しか開かないんですよね。
しかも肝心の耐荷重に関しては、1袋4個セットで20kgまで。意外と耐えられますよね。今回は念のため2セット用意したので40kgまで耐えられる計算で取り付けていきます。
もし画鋲ほどのピンの穴でも気になる場合
歯磨き粉とかティッシュの小さく破ったものを爪楊枝で詰めれば全く分からないレベルに修復できます。
実際に画鋲を挿して穴を補修する検証した結果があるので、気になる方は以下の記事を見てみてください。
これを知っていれば、手軽に元通りにできるのでピンを挿すのに抵抗ある人でも使えるんじゃ無いかなと思います。
賃貸でも出来る、有孔ボードの取り付け方
さて、必要なもの紹介が済んだところで早速、有孔ボードを壁に取り付けていきます。
一つ一つ順序立てて見ていきますね。
STEP1:有孔ボードを当ててピンを挿す位置に印を付ける
まずは設置したい場所に、有孔ボードを押し当てます。
取り付け位置が定まったら、有孔ボードがずれない様にしっかり手で押さえて、留め具で固定したい位置の穴の中に鉛筆で印を付けておきます。
今回は2袋で計8個の留め具を使うので、四隅とそれらの真ん中の計8カ所に印を出しました。
2点の真ん中は地道に穴を数えて把握しています。大きいボードを使う場合、メジャーで測って予め把握しておくのが良いかもしれません。
STEP2:固定具と壁にピンを打ち込む
止め具の取り付け位置に印を付けられたら、一度有孔ボードを壁から外して止め具の固定に移ります。
穴の中に付けた印は↓こんな感じで壁に残ります。
止め具の中心の穴から、この印が見える様に配置します。
この状態でズレない様に、付属しているピンで止め具を壁に固定していきます。
ピンの押し込みに関しては、定番のコインを使ったのですが、うちの壁は結構硬くてなかなかに苦戦しました。
それでも頑張れば入っていくので、プルプルしながら力で押し込みました。
他の3カ所のピンも同様に押し込みます。
全部ピンを止めるとこんな感じ。
固定した止め具は思っていたより安定して固定されていて、ガタ付くこともなく結構な強度があります。
うちの壁はパテを塗ってるから、他の家よりピンを挿すのが硬いのかもしれません。通常のビニールクロスの壁であればコインでもすんなり入っていくかも?
【関連記事】砂壁とビニールクロスの上から全面パテを塗ってフラットな壁を作る
それにしてもコインだと指の力が厳しいので、試しに金槌を使ってピンを挿してみました。
使ってみた結果は、、、「最初から金槌使えば良かったやん!!」笑
\力が要らない!楽!早い!/
三拍子揃ってます。という事で、コインより金槌でピンを叩く方が断然おすすめです。
金槌に持ち替えてからは取り付けも早くなってスムーズにいってくれました。
これで8カ所全て止め具を付け終えました。
STEP3:付属のネジで有孔ボードを固定する
再び有孔ボードを壁に戻して、止め具の穴にボードの穴が重なるように配置しました。
あとはその穴に付属のネジを入れて締めて、有孔ボードを固定するだけです。
ここでポイントとなるのが、最初からネジを全て締めずに少し緩い状態にしておくことです。
止め具のねじ穴と有孔ボードの穴が、8カ所全て寸分の狂いもなく重なるわけではないので、まずは完全にネジを締めずに、遊びを設けて微修正できる状態にしておきました。
地味なところですが、止め具の数が多ければ多いほど結構大事なポイントかと思います。
という事で、全てのネジを緩くねじ込んでいきます。
8カ所全てのネジが無事、有孔ボードと止め具の穴に入ってくれました。
最後にそれぞれのネジを本締めして完了です!
ネジが見えない様にネジ上から被せるカバーもあるのですが、カバーをすると正直ダサいので僕はカバーせずそのままにしました。
ちなみに止め具があることで、有孔ボードの裏にはフックなどの金具が差し込めるスペースが出来ています。よく出来た構造です。
STEP4:有孔ボードの取り付け完了。引っ張っても大丈夫な強度です
「えっ、これで完成で終わり?」って思うぐらい呆気なく有孔ボードの壁が出来上がってしまいました。
柱と柱の間に設置したというのもありますが、めっっちゃ収まりが良いです。
有孔ボードって棚みたいに出っぱらずに壁と同化するような収納なので、見た目が非常にスッキリしてて良いですね。
耐久性が気になったので、結構強い力で引っ張ってみました。
がっつり固定されてて全く動きません。ぐらつきも無くて、耐久性は結構信頼してもよさそうです。
このまま本気で引っ張ったとしたら、ピンが引き抜かれるより先に5.5mm厚しかない有孔ボードの方が先に割れると思います。そのぐらいちょっとやそっとでは抜ける物ではありません。
STEP5:有孔ボード専用フックを掛けていく
最後に、有孔ボード専用のフックを買っておいたので、さっそく取り付けて使ってみたいと思います。一番スタンダードなU型のフックです。
外れにくい様に差し込み部分がグニャグニャしてるので、知恵の輪みたいにクネクネさせて差し込めば入りました。
しかし、フックだけだとグラグラして不安定なので、付属で付いている小さな固定具で根本を止めます。
このフックの止め具が有るだけで使っていてストレスも少なくなるので、買うんだったら止め具付きのフックがオススメです。
STEP6:ディスプレイや収納したい物を引っ掛けて完了
有孔ボードの収納のポテンシャルはアイディア次第で無限大です。
例えばザッと調べただけでも、専用金具に以下の様なバリエーションがあります。
今回はスタンダードなU字フックにビカクシダという植物を掛けますが、 何を掛けてもOKです。
僕はここを植物を育てる場所にしました。
窓際が瑞々しくなってとても良い感じです。
有孔ボードはインテリア性も高くて作って良かったなと思います。もっと有孔ボード多用したくなりました。今度は工具を掛ける為の壁作ろうかな…!
次回:植物を育てる壁なので天井に「植物育成用LED」を取り付けたい
今回作った有孔ボードの壁は手段であり、あくまでも僕の目的は植物を育てる壁です。
ですが、夏は太陽の軌道的に窓からの光があまり入りません。(冬は入ります)
よって、この壁の上の天井に植物育成用LEDを取り付けたいんです。ですが、その場所にピンポイントで電球を設置するソケットなんてありません。
そこで便利なのが「コンセントから電源が取れるライティングレール」です。
コンセントから電源を取れるので、電気工事士の資格を持っていなくても誰でも気軽に取り付けられます。僕の家ではダイニングテーブルの上にも使用中です。
という事で、次回はこのライティングレールを天井に増設する方法を解説していきます!
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