部屋の用途に適した「寒色・暖色」電球の色温度を使い分ける

今回は照明(電球)の色温度について、主に部屋や用途に応じた選び方について書いてみたいと思います。

と言うのも、読者の方から以下の様な質問を頂いたからです。

【もらった質問の要約】


上の記事を見てLED電球の購入を検討しています。Amazonの商品ページを見たところ2700K(暖色)とは別に4000K(自然色)のLEDもありました。

ワンルーム(食事も就寝もする部屋)で使用を考えています。その場合、記事に載っていた2700Kがオススメでしょうか?もしくは4000Kの方が色々な場面に汎用性がありオススメでしょうか?

こういったことに全く疎いため、追加でアドバイスいただけます幸いです。

※数値が低いほど青っぽい[寒色]←→[暖色]数値が大きいほどオレンジっぽい

うーん、確かにワンルームだと迷うかもしれませんね。

特に4000Kって暖色と寒色のちょうど中間ぐらいの色なので、真ん中を取ればどんな状況でも行けるでしょ的な感じあります。
※暖色に使われる照明は白熱灯など2500〜3000Kぐらい。寒色に使われる照明は蛍光灯などで6000〜7000Kぐらいと言われてます。

けれど、私の経験から言うとおすすめは中間色ではありません。その辺以下で書いていきます。

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部屋の用途に適した「寒色・暖色」照明カラーの使い分け

色温度は好みによる所も大きいと思いますが、一般的にはリラックスしたい場所では暖色集中したい場所では寒色が良いと言われています。

これを部屋ごとに当てはめると、こんな感じだと思います。

【寒色照明が適した場所】勉強・仕事部屋、キッチン・台所、洗面所

画像は家ではなくオフィスですが…

会社のオフィスや作業場なんかはほとんどが寒色の蛍光灯ですよね。

これには理由があって、昼間の太陽光の色温度に近いからです。人間は太古の昔から昼に活動する生物なので頭が冴えて効率が上がります。

よって「集中したい」「手元が鮮明に見えて欲しい」場所では寒色の照明が選ばれます。

【暖色照明が適した場所】寝室、リビング

一方、暖色の照明の色は火などの色に近いです。

キャンプで焚き火をすると何とも言えないリラックス効果を感じます。夜は洞窟の中で焚き火をした祖先の安心感がDNAに刻まれているのでしょうか。

「くつろぎたい」「リラックスしたい」など副交感神経を優位にさせたい場所では暖色の光が選ばれます。

【寒色、暖色どちらでも良い場所】浴室・お風呂、食卓

自作したモルタルのペンダントライト で食卓を照らします

私の場合、お風呂はリラックスタイムなので暖色光が好きですが、親世代なんかは手元が見え難いから白い光が良いと言ったりします。

ダイニングも同様で食べ物は白い光でハッキリ見たいんだと。でも私の家では料理を照らす明かりも暖色光です。全然美味しく食べれてます。

なので、この辺りは好きな方を選べば良いのかなと思ってます。

ワンルームなど部屋が狭く、1部屋で全て済ます場合の最適解は役割ごとに光を選ぶ「多灯使い」

ここまで一般論を話してきましたが、質問の悩みは「全てワンルームで済ます場合」です。

その質問にお返事するのでしたら、自分だったら好みの問題で2700Kの暖色をメイン照明に選びます

ただし、役割ごとに使う照明を別で複数配置すること前提です。

例えば、ワンルームの一角にデスクがあるとすればワークランプを別途置いて、その電球には6000Kなど白色を使います。キッチンに照明が無いのであればクリップライトでどこかに引っ掛けてやはり白色光で手元を照らします。

デスクに使っているワークライト

他にも照明には照らし方によって、人が感じる効果が変わるのも面白い所です。

それこそ先の話の様に、低い位置にライトを置く事で焚き火の様なリラックス感を演出する事ができます。

組子の照明。下から照らされる光は安心感がある

天井からの光だけでなく必要な所には用途別にライトを設置して、複数の光源を使い分けると便利です。

それにその方が部屋全体が過度に明るくならず、陰影が出来るためインテリアとしても雰囲気を出す事ができると思います。

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