白熱灯のような懐かしさを感じるLED電球Siphonの光

LED電球が世に出回ってからの歴史はまだ浅く初めこそ不快な光でした。けれども光に心地よさを求めて急速に進化しているのを現在進行形で感じています。

今回その進化を感じさせてくれたのは『フィラメントLED Siphon』。Siphonは愛知の照明メーカーである株式会社ビートソニックが出している照明ブランドです。

私は以前からビートソニックの作る『影美人』という照明を愛用していました。名前の通り間接照明として使った時の影の出方が綺麗な電球でもう何年も前に発売したLED電球にしてはその光のクオリティの高さを当時から感じていたんです。

影美人について当ブログで紹介させてもらったことがあるのですが、その記事を見たビートソニックさんから今回Siphonを試させてもらうことができました。

実際使ってみると今までのLED電球とは確実に一線を画すクオリティを持っていました。そのへんこの記事でお伝えできればと思い書きました。

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LEDが憧れた白熱灯の光。憧れに近づいたSiphonの光。

LED電球が普及し始めた当時、「目を刺す様な光」「指向性が強すぎる」「色味が気持ち悪い」等々さんざんな言われようでした。私自身も「電子素子の熱を逃がす為のヒートシンクがカッコ悪い」と記事の中で不満をぶつけたこともあります。

正直言うと、Siphonでもそれらが全てパーフェクトに改善されたとは思っていません。LED電球の見せ方の伸び代はまだまだあるんじゃないでしょうか。

しかし今まで見てきたLEDの光とは明らかに違うのも事実です。ガラスグローブから漏れるフィラメント風の光はどこか懐かしさを感じさせてくれるものに仕上がっていました。

形状は限りなく白熱ボール電球

LED電球が普及し始めたころ、この形を実現するのがどれだけ大変だろうか。。。今でこそソケット部分も従来の白熱電球と同じようにコンパクトにできていますが、以下の昔使っていたビートソニックの影美人と比べるとどれだけもっさりしていたか分かってもらえると思います。

今ではとてもスッキリしたデザインが実現しました。見せる電球としても使いやすくなりますね。

ガラスグローブも歪みや厚みのムラがないあたり流石ビートソニックが作る完成度だなと思わせられたところ。グローブの透明感も申し分なしのクオリティ、フィラメント部分もスマートに作られているため消していてもクールな佇まい。ソケットの金具には真鍮が使われており所有欲を満たしてくれます。

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演色性が良いから食事の美味しさも邪魔しない

演色性(Ra)の数値も88とかなり高く、下手な蛍光灯より物や食事の色が正確に見えるしっかりした性能を備えています。ちなみに太陽光がMax値の100です。Ra数値が高いと食べ物も美味しく見えるんです。

とは言うものの、今使っている2200K(ケルビン)はダイニングで使うには色温度が低すぎてオレンジにより過ぎかなとも感じました。今部屋で使っているのは以下の二つ。

これら二つの電球は上述した通り2200Kで暖系電球色なのですが、寝室やリビングなどのリラックスしたい場所で使う方が合っているだろうと感じます。

一方、同じ形の電球で2200Kよりももう少し白っぽい電球色の2700Kもラインナップがあります。

こちらの方がダイニングで使うには自然な白熱灯の色味に近く食事時にもピッタリかなと感じました。実際、以前使っていた影美人という以下の写真の電球は2600Kの色温度に設定されており違和感なくダイニングに溶け込んでいました。

ボール電球をまとめることで得られるモダンさ

ボール電球って単独で使うとシンプルでかわいいというイメージなのですが、ボール電球を束ねるだけで印象がガラッと変わりました。

シャンデリアのような豪華さがありながらもゴテゴテせず洗練されたキリッとした雰囲気に。とてもモダンなんです。

このボール電球の多灯使いは、これもビートソニックから出ている『フレアー』というアイテムを使っています。

このフレアーを使うことで簡単にSiphonでモダンな雰囲気を作り出せるのですが、高さの調節がスマートにできないのだけが残念でうちではケーブルを針金でまとめて高さ調整をしています。もしかしたら上手くケーブルを格納できるのかもしれませんが私は見つけられませんでした。

LED電球の成熟を感じさせてくれたSiphon

LED電球としてのクオリティで頭一歩抜けたなと体感させてくれたSiphon。

発光しているフィラメント部分のLEDを覗いてみてもやはりどこか白熱灯のフィラメントの暖かい輝きを彷彿とさせてくれます。

白熱灯と比べるとまだLED特有の光が眩しく感じる体感も少なからずあります。しかし今まで使ってきたLED製品に比べると目への負担も和らいでいることを感じます。

値段としては高価な部類ですが、LED電球もここまで来たかという良いインプレッションを与えてくれました。

我が家で他の箇所に使っているマリンランプという照明についても一緒にどうぞ

うちではダイニングでマリンランプという船舶で使う照明を設置しています。これが結構お気に入りで紹介しています。

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