演色性にこだわってLEDライトを選ぶ。RA80→95にしたら部屋や食事が鮮やかになりました
ついに家庭用LEDがここまできた。1個500円程度でハイレベルな演色性の家庭用照明を導入できる時代の到来です。
僕はLED照明が普及しだした頃から、光色の悪さが気になって仕方がありませんでした。黄色っぽかったりピンクぽかったり。かと言って演色性の良い高級LED(当時一灯5000円以上)を買うのは現実的ではないし…。
白熱灯や自然光に近い演色性で安価なLEDが出ないか定期的に探していたのですが遂に理想に近いLEDを見つけました!
今回はその電球に替えたら室内でのモノの見え方に感動したので、ちょっと聞いてもらいたくて書きました。
目次
まずは新旧LEDの色の違いを見てもらうのが1番早い
まず「RAってなによ?」「演色性ってなんなの?」って話は置いておいて。
光の違いを見てもらうのが一番手っ取り早いのです。百聞は一見にしかず。
演色評価数RA80(左)からRA95(右)のLED電球に買い変えたら物の見え方が劇的に変わった…!
80が夢の中の様な色褪せて見えるのに対して、95は鮮やかでリアルの世界にいる感じ。
ご飯が美味しそうに見える!これで一個500円だから選ばない理由がない。高機能なLEDが安くなったもんだ( ;∀;) pic.twitter.com/yU8AGAYVB9
— すけ|99% DIY (@Suke_99diy) September 19, 2019
照らされたモノの見え方が全然違います。
500円でこの光には感動しました。コスパ良すぎです。
今まで使っていたra80(左)は光が当たった箇所は明るいのだけど鮮やかさが無くて、夢の中にいる様な現実味のない色をしてます。簡単に言うと照らされたモノが色褪せた感じに見えます。
一方、ra95(右)は照らされたモノに色が宿った感じすらしてしまう。色鮮やかに見えてリアルの世界にいる感じ。現実味があります。
RA値が高いと何が優れているの?
LEDの演色性ってなに?を簡単に言うと「その光に照らされた物体が忠実な色合いで見えるかの指標。」です。
※ここで言う「忠実な色合い」というのは自然光が当たった時の色が基準とされています。
その自然光の色合いをLEDの光でどれだけ再現できているのか。という性能を数値化したのがRA値(演色評価数)です。太陽による自然光が模範なので、RA値は自然光が最高値でRA100で表されます。
よって、LEDのRA値が高いほど(100に近いほど)照らされたモノが忠実な色合いに見えて、数値が低いほど忠実な色に見えないということです。
RA値が低い照明の代表例がナトリウムランプ。トンネル内の照明などで使われてたりします。あの光で照らされると色とか良く分からなくなっちゃいますよね。
ちなみに一般的な蛍光灯はRA60〜70程度です。
我が家では高演色なRA95のLED照明に替えてからご飯が鮮やかで美味しそう見えるようになりました。参考程度に冷蔵庫に入ってた野菜で昔の照明(RA80)と新しく買った照明(RA95)を撮り比べてみました。
上が5年前に買ったRA80、下がRA95のLED照明です。
(どっちもiPhoneカメラ撮って出しです。照明の色温度自体が違うのはご了承ください。どっちも色温度2700Kで売ってる照明なのですがRA80の方が黄色っぽいです)
カメラが上手いこと写してくれて写真だと伝わりづらいくてもどかしいんですが、発色がRA95の方が良いのが伝わりますでしょうか。
ピクニックやカフェのテラスなどの外席で食べるご飯が美味しく感じるのは、自然光で視覚的に美味しく見えるからなのかもしれませんね。視覚は味覚に強く影響するとも言われてますから。
ちょっとアレな話題ですけど参考記事です↓
食事をするときに最も働いている五感は味覚ではなく『視覚』なのだ!食事の美味しさを視覚が8割も左右すると言われるほどに視覚の影響力はすごい。
買って損なし!ワンコイン高演色LED電球
この照明は2019年に買って良かった物ベスト10に入るぐらい良い買い物でした。うちでは20個近くあるリビングの電球をこれで統一してます。
光の質って普段意識しない地味な部分ですが、普通に暮らしていれば毎日目に入るのが照明です。演色性・RA値を気にして照明を選ぶと無意識に毎日の暮らしが幸せになれます。普段気にしない方も光の質にこだわってみてはどうでしょうか。
↑のリンク先でE11、E17、E26という3種の企画の口金(くちがね)が選べます。自宅の照明設置部分の企画を調べて選んでくださいね。
上記はスポット型ライトになるので、それ意外の形だと500円ではないですが電球型のRA95〜90の照明もあります。
電球の色温度(暖色or寒色)はどう選ぶ?
今回の記事では暖色光を例にしましたが、「オレンジ色の電球」か「白っぽい電球」どちらを選べば良いか悩むことがあるかと思います。
以下の記事では色温度の選び方について書いてみました。
>>部屋の用途に適した「寒色・暖色」電球の色温度を使い分ける
電気と言えば気になるスイッチのデザイン
照明の光と同様、毎日絶対に触るものといえば電気スイッチ。毎日触れる部分だからこそこだわりたいですよね。
以下の記事では僕は、ビビッと来たイケてるデザインのスイッチを集めてみました。
コメント一覧
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ランプの炎で食事は不味いですか?
私の考えが変なのかもしれませんが、寛ぎの空間で、高照度・高演色性が必要とは思えません。
とても良いと思いますよー!
ちなみに本物の炎は低照度ですが、演色性は高いです。
私は照度はそこまで必要としないけど、演色性だけは重要だと思っています。目で美味しそうに見えると味も全然違ってきます。それだけ目から情報って大きいんです。味覚(というか味の思い込み)に影響を及ぼすぐらいに。
うちでもたまーに気分転換にロウソクやランタンの炎だけでご飯を食べたりする事があります。キャンプなんかでも暗くても美味しいですよね。