秋冬に飾りたい爽やかで丸葉がかわいいユーカリの枝:枝物植物のある暮らし No.01

秋から冬にかけて日々陽が短くなり植物も生き物も生命感が無くなっていく季節。そんな時期でもグリーン成分の潤いを与えてくれる植物がユーカリ。

その丸くてうっすら銀色をした枝葉はとっても可愛くて、部屋に爽やかな空気をもたらしてくれています。

先日、枝物用のフラワーベースを買ったこともあり、自分で活けた枝物を季節ごとに紹介する「枝物植物のある暮らし」。今回は秋冬に活けたいユーカリ編です。

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常緑樹のユーカリは緑の葉を付けた枝物の種類が少なくなる秋冬に重宝する存在

秋冬は青々と葉が茂った枝物の選択肢自体がすくなくなります。そんな時期にグリーンを活けたいなと思った時に重宝するのがユーカリ。

僕の場合、植物が葉を落とした冬の茶色っぽい世界が苦手で日照時間も短くなると気持ちがどんよりしやすいんですが、家に帰ってくるとユーカリの瑞々しいグリーンが本当に目の保養になります。「元気がもらえる」という言葉が正に当てはまるんです。

秋冬に緑の植物を活けたいのであれば、まずおすすめしたいぐらい自分でも気に入ってます。

常緑樹なら春夏に活けてもいいのでは?と思う所ですが、暖かい時期は新芽がぐんぐん伸びる時期で先端がぐったりする「水が下がる」状態になりやすいようです。という訳で主に秋冬が旬なんですね。

寄り添いたくなる爽やかさ。冬の室内だけど初夏の木陰にいるような感覚

部屋にあるだけで爽やかな空気漂うユーカリの葉。もともと清涼感のあるハーブとしても使われるだけあって葉に顔を近づけるといい香りがします。

部屋でiPadを使う時、雑誌を読む時、気付けば隣に寄り添って座ってしまうんですよ。それは初夏の木陰にいるような爽やかな感覚とでも言えば当てはまるでしょうか。実際葉の影の下に居るわけではないんですけどノンビリゆっくりしたくなる懐かしい感じです。

緑をより身近に感じたくて枝物用フラワーベースを買ったので、それを感じることができて嬉しい限り。

【関連記事】より身近な緑を求めて。枝物を活けるためのガラス製フラワーベースを買いました

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薄っすら銀色の丸い葉がかわいい。単体で飾っても様になる枝物インテリア

単にユーカリと言っても500種以上ある様でそのうち何種が生け花用に出回っているか分かりませんが、今回活けたのは「ユーカリ グニー」という割とスタンダードな種です。

初心者の僕が特に何も考えずにドボンと活けちゃっても良い感じなってくれるのが最高なところ。花と違って色も緑単色なので多分どんな部屋にも合うと思います。

花瓶に入る部分の小枝だけは混み合ってしまうのでカットしました。それ以外は基本ノーカットでバランスとか気にせずぶっこんでます。(水吸いようの切り戻しと枝裂きはしてます)

刈った下枝は小さめの花瓶に入れても良い感じ。テーブルに座るたびについついうっとり眺めてしまします。

花瓶でなくてもコップにざっくり活けても悪くない。むしろ良い。

どれくらいの期間持つのか(活けてられるか)?

切り花と比べると段違いに持ちが良いです!枝物は本当長持ちしますね。この文章を書いている時点で2ヶ月弱経過していますがまだ活けています。

実際した管理は3日〜5日に一回の水替えと切り戻し・水切り。そして水を変える度に切り花の延命剤を入れてこの結果です。

しかし、全体がフレッシュな状態を楽しめるのは1ヶ月半ほどでした。以下の写真の様にそろそろ勝手にドライフラワー化している葉が出てきたり、枝の先端が枯れてきてしまいました。

水質が悪くなったり切り戻しをせず枝が水が吸い上げられなくなれば寿命はもっと縮むと思って良いです。逆にもっと丁寧に毎日水替えと切り戻しをすればもっと持ちます。多分2ヶ月は余裕でフレッシュな状態を保てるんじゃないでしょうか。

うちの場合、活けて半月経った頃に一家全員でインフルエンザになって一週間ぐらい水替えができない時期があったのですが、それがなければもうちょっと良い状態を保てたかもしれません。でもまぁ元が怠慢な性格なのでこんなもんで十分かなと思っています。笑

切り花・枝を長持ちさせる手入れの仕方(切り戻しや水替え等)は以下の記事が参考になります。

【水切り・水揚げ】切り花が長持ちするコツを改めて知りたい!|キナリノ

ドライフラワー・スワッグ・リースなどの加工に使いやすい

下枝をカットした時に適当に吊るしてドライフラワーも作ってみました。

吊るして3週間ぐらい自然乾燥すれば良い感じにできあがり。ユーカリは植物の中では容易にドライにしやすい種で初心者でもこの通り問題なくできあがりました。むしろ吊るさなくても花瓶の水を空にして挿しておけばドライになるようです。お手軽すぎる!

その他にもスワッグやリースにも使えます。1ヶ月半たったころにスワッグに使おうかと思ったのですが、小枝と小枝(葉と葉?)の間が予想外に徒長してきてしまってさすがにスワッグにはヘンテコなのでこの後リースに加工しようかと計画中。

水に活けて2週間ぐらいすると新芽も伸びてきてしまう為、スワッグにするんだったら買ってきてすぐがおすすめです。

ドライになった葉は顔に近づけてみると爽やかな良い香りがします。香りの拡散範囲は少ないですがポプリなんかにも良いのかも?

街の花屋さんなどで比較的簡単に手に入るのもメリット

ユーカリは街の花屋さんでも割と置いているところを見かけます。帰り道の駅中の花屋さん・家の近くの花屋さんなど覗いてみると置いてるかもしれませんね。

枝物は忙しい方でも扱いやすく長持ちするので、癒しが欲しいなと思った時に買って帰って活けてみてはどうでしょうか。

使っている枝もの用フラワーベースの形もとても気に入っています!

桜の枝物を活けた時の記事も一緒にどうぞ!

春先に桜の枝を活けました!桜は部屋が華やかになりどこか高級感のある空間になります。

しかし、花が細かいことで予期せぬ問題も…

>>部屋に桜の枝を活ける贅沢:枝物植物のある暮らし No.02

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