子供が描いた絵を額縁に入れて飾ってみる。身近な物がアートになる。
部屋にアートを飾るのってハードル高い…。何を選んだら良いか分からないし。
と言うか、飾りたいけど想い入れのある作品に出会えないと言うのが正しいかも。いや別に想い入れなくても飾れるけどすぐ飽きそうで。。
そこでふと息子の描いた絵をリビングの壁に飾ってみました。結果、子供の絵や自分で描いた絵でも立派なアートとして飾れるではないですか!
子供の絵を飾った時にコレが有るとよりアートとしてより成り立つなと感じたポイントを含めて記事で書いていきたいと思います。
子供が描いた絵でも飾ってみると十分にアートとして成り立つ
“子供の絵”や”昔の写真”を飾ると学生がコルクボードに貼っている想い出集(?)的な雰囲気出てしまわないかな、と始めは危惧していました。
今回求めているのは楽しい想い出集ってよりリビングのインテリアにも合うアートです。その上で何も想い入れの無い作品より、自分の子供が描いたものなら親としては嬉しいし納得して飾れるなと。
息子の画集ファイルから飾りたい絵を探してみる
子供の描いた絵は小さい頃からファイルに入れて保管してあるので、その中でも好きな感じの物を探しました。
個人的はこの2枚の「色使い」や「絵と空白のバランス」が好きで選んでみました!
YouTubeで海外アニメーションを見て育ったからか、息子の中で太陽の色は赤ではなく黄色なんだなと。僕が子供の頃は赤で書いていたので新鮮です。
額縁を買って壁に飾ってみると…
今回選んだ内の1枚は「太子」サイズと呼ばれる結構大きい画用紙のようです。しかも絵画用紙としてはあまり使われないサイズなのか額縁の選択肢が少ない…。
お手頃な額縁で済ませようと思っていたけど想定よりお高めの物しかない。でもあの絵が飾りたいし…。
仕方なくグレードの高い額縁を買ってみました!(これが結果的に良かった)
※フレームが木地のものを買いましたが現在品切れみたいなのでリンク先は黒フレームになってます。
もう1つの小さい絵は家にあった木製の額縁に入れることにしました。多分安いやつです。笑
これらの額縁に実際に絵を入れて壁に飾ってみると
おわー!良いじゃないですか!
特に大きい方、やっぱり良い額縁は良い仕事をしてくれます。本物のオーク材フレームに屈折の少ないアクリル板。額縁自体も美しいです。
子供の絵をアート作品と言っても差し支えない段階まで立派に昇華してくれました。
小さい方もお気に入り!しかし絵を描いた紙(コピー用紙)の質感と額縁のパワー的に絵の力を活かしきれていない感じがあるのも事実です。裏に描いた絵も少し透けてしまいました。
大人が描く様な計算された絵ではないのでリビングで浮かないか気になっていましたが、期待以上にアートとして部屋を飾ってくれました。
子供や自分で描いた初心者の絵をアート作品の様に見せるポイント
今回絵を2つ飾ってみて、こうすると「アートの様な立派な作品に見える!」というポイントが掴めたので以下で4点ほど挙げていきます。
1.絵を描きこむ紙の質
最初は気にも留めてなかったのですが、意外と差が出るなと感じたのが絵を描きこんだ紙の質です。
今回大きい絵は「厚みのある画用紙」、小さい絵は「コピー用紙」でした。
比べると厚みのあるしっかりとした紙の方が見栄えが明らかに良いんですよね。コピー用紙の方は深みが出ないというか。どうしようもない差を感じました。
2.絵画のサイズ・大きさ
小さい絵か大きい絵か、で言うとやはり単純に大きい絵の方が飾った時にアートっていう雰囲気を感じやすかったです。
雑貨とかも小さいものは離れて見るとごちゃごちゃして見えてしまうけど、大きい雑貨がドンッと置いてあればオブジェ的に成り立ちます。それと同じ様な感じで絵のサイズが大きい方が様になると感じました。
3.グレードの高い額縁に入れる
今回、画用紙が「太子」と呼ばれる微妙なサイズだった為、額縁の選択肢がなく仕方なくグレードの高い物を使いました。
しかし、それが結果的に良かったという気付きを得ることもできました。質の高いフレームに入れれば作品もそれだけ引き立ちます。
僕は植物を育てるのが好きで長年やっていますが、植物の「鉢」に当たる部分と、絵画の「額縁」は同じです。
植物も安いプラ鉢から陶器のカッコいい鉢に植え替えたり鉢カバーに入れるだけで見違えたように存在感が変わります。
額縁も同じで、安い額縁であればフレームの木材はフェイクの木目風プリントだし、アクリル板は屈折のより多いPEシートです。
もちろんフレームが木材ではなくても、以下の様な物でも絵画を引き立ててくれる思います。その辺は部屋のインテリアに合わせて選ぶと良さそうですね。
基本的に額縁のサイズが大きいほど価格もより高くなるという認識なので、小さいサイズであれば同じ素材でも安く買えると思います。
参考:額縁のサイズ・名称一覧
4.マット紙(余白の紙)があるとよりアートとして見せられる
マット紙というのは絵画と額縁フレームの間に設ける余白的な用紙のこと。
ただの余白ではなく、作品より一段高くなっていて内側は斜めに切り取られ絵にフォーカスが向く様に作られています。
このマット紙があったことが今回アート作品として成立させてくれた一番のポイントだと僕は感じました。
これが有るだけで、「子供の絵」から「画家の作品」になります。余白が魔法を掛けてくれますね。
マット紙有りの額縁でもお手頃で良さげな物があります。うちではサイズが合わなくて諦めましたが…。
逆に写真やポスターを飾る場合は、マット紙がなく額縁も薄い方がシンプルでダイナミックに見せられるのかなと思いました。
アート作品として見せたい(マット紙有り)←→リアルさ・カジュアル重視(マット紙無し)と言うイメージ(あくまで個人のイメージです)
壁に額を飾った方法
最後に額縁を壁に掛けたやり方を記しておきます。
今回はフックを細いピンで壁に固定する方法を取りました。
石膏ボードやベニヤの壁に設置できて1つで5kgまで耐えられるので額縁なら余裕です。
これを壁に設置して
額縁に付属してきた紐で吊るしました。ただ、こういうフックだと後ろに少しスペースが出来てしまうのが気になりますが…。結局、傷の少なさ的にいつもコレに落ち着きます。
賃貸でも大丈夫!壁に空いた針の穴は簡単に補修できる
ピンを刺すと聞いて、「賃貸だけど穴開けて大丈夫かな‥」と思った方もいるかもしれません。
心配しなくて大丈夫です。
画鋲くらいの小さい穴なら簡単に埋めることができます。詳しくは以下、別の記事に書いたので見てみてください。
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