こんなに変わった!DIYで天井を塗装。下準備や注意点も解説
前回、家の壁をdiyで塗装する前に技術を習得するためにベンジャミンムーアのペイントレッスンを受けてきました。
今回はいよいよ学んだ技術を生かして自分の部屋をペイントです。ペイントは部屋の見た目や雰囲気が一変するのでセルフリノベーションの中でもかなり楽しめた行程でした。
この記事では天井メインで塗装していきます。壁のペイントは次の記事で紹介しています。
事前にやっておくと塗装作業がスムーズになる下準備
我が家は元あった天井を取り壊したので、梁などの構造が表わしの天井に塗装をしていきます。既存のままの天井をペイントする場合の下準備に関してはマスキングぐらいで良いかもしれませんね。
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天井から出ている釘などの突起物をトンカチで潰しておく
我が家の様に天井をぶち抜いた場合に限定されますが、上の階のフローリングを固定している釘などが出ていたりします。木造に限らずコンクリート造でも。
これを潰しておく作業は地味だけど快適に塗るためには結構重要。塗装を始める前にトンカチで潰しておきます。 我が家でも2階のフローリングに使われている隠し釘がたくさん出ていて多分50個くらいは潰しました。
隙間を塞いでおく
これも天井を抜いた場合限定です。 天井を抜いて高くした場合、以下の画像のような穴ができる可能性があります。
この隙間は2階の間仕切り壁内部の空間に繋がっていたり、遠くたどれば基礎などの外部空間に繋がっていたりしているようで。冷気はもちろん害虫も出てきそうなので塞ぐことにしました。1×4材を買ってきてカットしビスで固定し適当に塞ぎます。 それでも塞ぎきれない細かな隙間はジョイントコークで埋めました。
この時点では木材の色の違いとジョイントコークの色が目立ちますが、ペイントすれば色は周りと同じになるので気にしません。ちなみにジョイントコークは上から塗装ができるシーリング材です。
塗料が付いて欲しくない箇所へのマスキング
我が家の場合、壁も天井も白一色にする予定なのでマスキングが必要なのは「壁に付けた照明」と「窓ガラス・窓枠」と「ドアの取っ手」くらいでした。フローリングもこれから重ね貼りするので養生なしで挑みます。
フローリングを汚したくない方は床の養生は必須です。傷から守るシートでは無いので薄くて安価な養生シートでOK。
木材のヤニ止めシーラーを塗っておく
天井が木材の場合は、ペイント後に木材から出るヤニを抑えるため「ヤニ止めシーラー」を塗っておきます。
シーラーにどれほどヤニ止めの効果があるのか今の時点で正直分かりませんが、やっておくに越したことはないと思い塗ることに。ちなみ木材に直接ペンキを塗った場合、ヤニが出ると黄色っぽくペンキ本来の色がくすむようです。 透明なので塗っていても達成感は…全くありません!
追記:天井を塗装して3年経ちましたが、ヤニ止めシーラーの効果か白いペンキが薄っすら茶色くなるだけでそれほどヤニは出ていません。許容範囲内です。
様子は以下の記事からどうぞ。
塗装開始
うちの場合は壁も天井も白で塗ることにしました。
理由は単純です。日当たりの悪い部屋を明るくしたかったから。でもいつかは奇抜な色で塗ってみたい憧れはあります。飽きたらカラーチェンジも有りだと思ってますね。
塗装道具は基本シーラーを塗る時と同じです。
初日(和室だった部分の天井)
ではスタート!まず最初に角となる部分を刷毛で塗り始めます。 その後、広い面はローラーで一気に。最後の方は面倒くさくなって刷毛を使わずにローラーのみで角も塗ってました。笑 他も手分けしてガンガン塗っていきます。
ペンキは最低でも2度塗りはしないとどうしてもムラが出るので、1度目はかなり大雑把にスピード重視で塗ります。と言っても1度目は木材がペンキを吸うので伸びが悪く結構時間が掛かってしまうんですけどね。 脚立は2つしかないので乗っての塗装は2人が限界ですが、延長棒にローラーを繋いで使えば脚立がなくても塗ることができます。
塗装で気を付けるべき事は、塗ったときに液だれ痕を残さないようにすることです。液ダレするとその部分だけ塗料が厚くなって固まった時に垂れ痕が残ります。 ローラーはペンキが垂れないぐらいまでネットで濾してから塗るのが◎です。
塗り方は薄く満遍なく広げる感じでコロコロします。結構適当にやっても二度塗りさえすれば意外ときれいに仕上がるのでそこまでシビアになる必要もありません。
昼頃から塗り始めたのですが、思っていたよりも進みが遅い…。これは天井を表しにしたことで、根太や梁で凹凸が多いことが原因です。真っ平らな天井より塗る面積が格段に多いんですよね。
さらにずっと首と腕を挙げて作業するのが本当しんどい!!天井の塗装の2度塗りで3日間掛かったのですが、かなり辛かったですよ。。。笑 もう日が暮れてきました。首がつらい…! 金具や木材繋ぎ目など細く刷毛でも塗れないところは同じようなカラーの艶消し白のスプレーで吹きます。 塗装初日は和室側のみで終了です。しかもまだ1度塗りで塗りムラがすごい。
それでも塗った区画は良い雰囲気出てきてます。(次の日の朝撮影)
2日目(洋室天井)
2日目は洋室側の天井も塗っていきます!! 2日目も細かい箇所は先に刷毛で。この刷毛で塗る作業も塗る面積が進まないので精神的に辛い作業です。笑 「ここどうすんのー?」なんて話しながら常に手探りで進めていきました。 配管に巻いたダクトテープの上からも艶消し白で塗ります。 テカテカしたビニールの素材感もなくなり良い感じ。
2日目も日が暮れて参りました。あと一息で天井全面1度塗りが終わりです。
天井塗装に2度塗りは必要か?
木に白のペイントをすると一度塗りではまだまだムラが残っていました。 と言うことでもう1日費やして天井の2度塗りをしました。
その結果ムラはかなり消えて割と完成度の高い白の天井に。
しかし、正直表しの天井を塗装するのにこんなに労力が要るなんて予想外でした。実際、セルフリノベーションする人の中には、天井の塗装が大変でムラはあるけど1回塗りだけで終わらせちゃう(諦めちゃう?)人もいるらしいです。天井って意外と見ませんからね。
私としてはムラがほぼ消えたし大変だったけど2度塗りして良かったなと言うのが感想です。 個人的に二度塗りをお勧めします。住み始めると容易に塗装できませんからね。やるなら今のうちです!
3日間かけて天井2度塗りまで終えました
和室側 ↓塗装でこうなりました。洋室側 ↓塗装でこうなりました。 天井を塗り終えると劇的に部屋が生まれ変わります!部屋として完成されてきた感じがして本当に嬉しい。
セルフリノベを始めた当初に想像していたより塗装した表しの天井が本当にかっこ良くなってくれたと感じています。
ペイントすると雰囲気が変わるのは当たり前ですが。何というか、空気感さえも変わってきます。まるで部屋に命を吹き込んでいるかの様です。それほどペイントは劇的な変化を得られますね!
使用した塗料
今回使った塗料は業者さんにも評判の高い「ノボクリーン」という艶消し白のペンキ。
F☆☆☆☆と言う環境規格を満たしているのでコレにしました。このリノベが終われば赤ちゃんがやってきますので安全性も気にしてます。水で薄めて使いますが10畳ちょいの部屋で一缶で足りました。
ノボクリーンについては以下に詳しく書いているので合わせてどうぞ。
>>部屋の広い範囲をローコストでペイントしたいなら業務用塗料「ノボクリーン(艶消し白)」がおすすめ
他の種類のペンキについても比較したい場合は以下の記事で!
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