天井解体後の壁作り。歪んだ梁には薄ベニヤで不陸の調整してから壁を張る
前回の「部屋の天井を抜いた後の補修。間仕切り壁を作るための下地を組む」の作業からの続きです。
今回も天井裏だった箇所の壁の補修をしていくのですが、壁を作りたい場所に梁が出てきた時の対処法を記録に残しておきます。
外壁近くの天井裏には梁がある
上の画像のように、我が家では外壁に面した壁面には必ず梁が出てきました。もちろん外壁沿い以外でもこのパターンはあります。この状況では前回の間仕切り壁の上とは違った壁の作り方をする必要がありました。
この場合、木材で下地の枠組みを作るスペースは無いので梁に直接石膏ボードを張っていくことになります。手間が省けて簡単じゃん!と思ったのですが実はこっちの方が厄介でした。
梁はフラットではない
梁は不規則にデコボコしていたり、せり出していたりと頭を悩ませる場面に遭遇しました。
そして、壁を作る下地に段差や歪みがあると何が困るかというと、(前回の記事でも触れましたが)石膏ボードを下地にビス止めした時ボードに割れが発生することになります。石膏ボードはベニヤなどの木と違って柔軟性や伸縮性が少ないためです。
※我が家の場合なので、家によってはフラットな梁の場合もあるかもしれません。そうだったら羨ましい・・
梁がある場合の壁の作り方
以下の方法で壁を張る面のレベルをフラットにしました。
薄ベニヤ板で下地の高さ調整をする
上のように予め適度な大きさに切った薄ベニヤを梁にインパクトドライバーでビス止めし 不陸調整の役割として使います。石膏ボードを止める箇所だけは、壁面が平らになるように調整しました。
場所によって1枚のところもあれば、3〜5枚入れる箇所もあります。それだけ梁はデコボコなんです。ちなみに平らになっているかどうかは、反りの少ない長さのある角材を当てて水平器を添えれば確かめることができます。
薄ベニヤは不陸調整として本当に優秀な材料で、畳をフローリングにする時も使う同じようなやり方で使いました。万能です薄ベニヤ。
また、以下のように梁と和室の天井周りの枠(名前が分からない)の間には隙間があったため、ここにも壁面固定場所としての角材を入れました。 狭いので止めるのが大変です。ちょっと大きめに丸ノコで切ってトンカチでねじ込んでからのビスで固定しました。 矢印先のチョコんとしたものは全部入れました。めっちゃ地味な作業。
他の場所も同じように薄ベニヤを挟み高さ調整をしていきます。ついでに隙間の角材も。
以下も薄べニヤを貼って不陸調整をした壁。
他にも梁が上部1/3しかなく下部が空いてたところがあったので、石膏ボード固定場所確保用に柱を3本追加しました。
とりあえず、こんなところで下地の調整は完了!!
今回、下地調整をした箇所に石膏ボードや薄ベニヤを貼り付けると、後々こんな↓感じで塞がります。
実は何箇所か段差の調整不足でボードをビス止めした時に割ってしまってます。地味だけどすごく重要な作業です。
この作業で使った道具
・インパクトドライバー
・丸のこ
・丸ノコ定規
・水平器
・薄ベニヤ板
・ビス
次回はふかし壁を作る
これでほぼ壁を張る準備は完了ですが、もう一箇所配線を隠すためのふかし壁を次回作成します。
次の記事>>ふかし壁を作る
質問でも感想でもお気軽にコメントどうぞ!