4kプロジェクターを天吊りにしてリビングの壁に投影しました!【XGIMI HORIZON Pro】
僕がずっと昔から憧れていたことの一つに、自宅のリビングの壁にプロジェクターの大画面を投影するって夢がありました。
雑誌とかでプロジェクター使っている家を見るたびに「あぁ、素敵だな…」と。会社で資料を写すのにはよく使ってたんですが、業務用目的ではなく家でエンタメの為にプロジェクターがあるって言うのが贅沢の極みなんですよね。
今回はその夢を実現すべく、高精細な4kプロジェクターを天吊りにして投影していきます。
この記事では「天吊りの方法」「4kプロジェクターXGIMI HORIZON Proの使用感」そして「プロジェクター導入での生活の変化」を記していきます。
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YouTubeにもアップしているので、動画で見たい方はこちらでどうぞ。
目次
使う4kプロジェクターは「XGIMI HORIZON Pro」
今回使うのはXGIMI(エクスジミー)というプロジェクターに力を入れているメーカーのもので、性能に対してコスパが抜群なんですよね。
デザインもカッコ良くて、小型で明るい4kプロジェクターを探していればほぼ必ず候補に挙がってくると思います。
プロジェクターの天吊りに挑む。そして失敗も…
プロジェクターは以下の部屋の右上に取り付けようと思うのですが、台形補正の最大角度が45°なので、あまり上からの投影にならないように気を付けなければなりませんでした。
そこで吊り下げ距離の長いアーム付きの金具を買ってみました。
早速、吊り金具をプロジェクターに取り付けていくのですが、本体上面には取り付け用のネジ穴がありません。
ひっくり返すと高さ調整用の脚があるので、これを回して外すとネジ穴が現れます。
このねじ穴の位置にサイズが合う様に吊り金具のベースをイジイジして合わせます。
場所が定まったら、金具に付属していたスペーサーとネジで固定していきます。
最後はしっかり手回しドライバーで本締めです。これでガッチリ固定されました。
そしたら今度はアームの方の取り付けです。うちは天井が高いので今回は壁に固定することにしました。
バーの部分をビスで固定したら、いよいよプロジェクター側と接続します!
ネジを締めて…。あれ?角度が?
なんと取り付け位置を誤算!プロジェクターが下を向かなくなってしまう
プロジェクターを下に向けたいのに、金具の最大稼働範囲が限界でこれ以上下を向きません。
これでは照射予定場所から大きくズレてしまい、上に照射しすぎてしまします。
プロジェクターの天吊り自体が初体験だったこともあり、行き当たりばったりで取り付けたのが良くなかったのでしょうね。ちゃんとサイズとか角度とか計算を練ればよかったです。笑
気を取り直して木の棚を作ってシンプルに天吊りする
今度はアームに頼らずもっとシンプルな構造で天吊りすることにしました。
まずは家に余っていた木の板をちょうど良いサイズにカットします。
その板をちょうど良さげな位置に取り付けます。
ビス打ち箇所がズレない様に細いドリルでした穴を開けておきます。
ビスでガガガっと。
全部で4箇所打ち込みました。プロジェクターが3kgと軽量なので、このぐらいの固定でも十分です。
ちなみに我が家の場合はたまたま奥に引っ込んだ場所があって、直接ビスで固定しちゃってますが。フラットな壁の場合はL字金具などを使って板を棚上に壁に固定すると良いです。
壁棚の取り付け方は以前記事に書いたので、以下をご参考にしてください。
>アイアンブラケットで持ち家の壁に棚(ウォールシェルフ)を取り付ける
板が取り付けられたので、今度は先ほどのアームを取っ払ったバージョンの金具を取り付けます。板の厚みを突き抜けない程度の長さのタッピングビスを打ちました。
そして、プロジェクター側の金具と固定してあげます。
取り付けた見た目はこんな感じです。ちょうど目線の位置に来るのですが、ちょっと壁が引っ込んだ場所に付けたので、特に圧迫感もありませんでした。デザインがカッコいいので視界に入っても満足感すら感じます。
あとは電源ケーブルを取り付ければ電源は入ります。
電源ケーブルを目立たなくする為、壁・天井をはわせる
プロジェクターはここに天吊りで常設するため、電源コードがダラーンと垂れ下がっているのも見た目的に良くないんですよね。。なので、ケーブルを目立たないようにするため少し小細工します。
壁と同色の白い延長ケーブルを買って来ました。プロジェクターの黒い電源コードは天吊りした上にまとめてます。
白いコードは壁にステープルで打ち付けて止めていきます。
ちなみに賃貸だったら、配線モールなどで隠すのが無難かと思います。
こんな感じで壁の隅をはわして
金槌でステープルを打ちつけコードを止めます(あまり強く締め付きすぎないように)
天井の方も梁に沿って這わせていきます。
最終的に左側にある吊り棚の電源まで伸ばしました。見た目的には黒いコードが垂れ下がっているより良いのではないでしょうか。
ちなみにテレビやレコーダーでの映像を見るのでなければ、ケーブルは基本電源ケーブル1本のみでOKです。
ついにスイッチオン!投影した4K映像の綺麗さに感動…!
ついにここまで来ました!では、スイッチオン!
起動はプロジェクターとしては早くて6秒ぐらいで立ち上がってくれます。これだけ起動が早いとチューナーを繋いでテレビ代わりに使いたい方には最適なんじゃないでしょうか。
うわっ!メニュー画面の段階でもう綺麗。
Wi-Fiに繋げば、Android TVでYouTubeやAmazonPrime Video、Huluなど配信の動画は基本なんでも見れてしまいます。
再生してみると…さすが4K!!近寄ってみるとめちゃくちゃきめ細かいのです。この大画面でこの精細さ。すごい。
4Kプロジェクターなので当たり前ですが、Youtubeなどの4k映像のポテンシャルを余すことなく最大限に発揮できるのはなぜか得した気分になります。笑
4つの自動補正が優秀すぎた…!キャリブレーションも爆速
この機種(HORIZON Pro)はユーザーが難しいことをしなくても、プロジェクター側で全てオートで合わせてくれるらしく色々試してみました。
まずは台形補正。若干斜めに投影されて画面が歪んでいるので補正をします。と言っても全自動です。5秒くらいであっという間に終わってしまいました。
↓シャッキリしました
オートフォーカスも爆速です。会社で使っていたのがアナログ式のプロジェクターだったので、この機能性には感心してしまいました。
他にも「自動障害物回避」という面白い機能がついているので試してみました。
例えば、投影画面に観葉植物などが被っていたとします。
↓これも自動補正を行えば、
ババっと避けて、障害物のない所にだけ写してくれた…!もちろんその分画面は小さくなりますけどね。
同じ様な機能でスクリーンアジャスト機能も付いているので、スクリーンがあった場合自動でスクリーン内に映像を収めてくれます。
こんな感じで以下の4つの全自動補正が付いているので、障害物が入りやすいテーブル置きで使う時も、斜めに投影しても特に難しい設定なしで安心して視聴することができます。
- 台形補正
- オートフォーカス
- 障害物回避機能
- スクリーンアジャスト機能
2200ANSIルーメンは昼でも見れる
期待はしていましたが、直射日光の射さないうちの環境では昼間でも全然見れる明るさでした。
むしろ夜より昼のほうが目に優しくマイルドな感じで個人的には好きです。(夜でも目にやさしい輝度モードがあります)
他のプロジェクターを所持したことがないので主観的な比較はできませんが、2200ANSIルーメンという数値は同クラスの平均的製品より30%近く明るいようです。
ライトな使い方なら内蔵スピーカーだけでも良い
実は最初、Bluetoothのサウンドバーを買おうかと思ってました。しかし良い意味で期待を裏切られました。
harman/kardon(ハーマンカードン)サウンドデザインが乗っているだけあって、音に厚みと広がりが感じられます。
うちではYouTubeやアニメなどライトな使い方がメインになるので、プロジェクターに乗っているスピーカーだけで良いなという結論になりました。
使うハードル極力下げることでプロジェクターを生活の一部にする
今回のプロジェクター設置に関しては、起動までのハードルを極力取り除くようにしています。
起動する前に1〜2動作入るだけでも、使うのが面倒になっていくからです。主に取り除いた動作は2つです。
スクリーンは無しで白壁に投影
1つめはスクリーンを付けなかったこと。
映像としてはスクリーンがあった方が確実に綺麗になのですが、リビングでの使用だしスクリーンを都度下ろす手間掛けるのも面倒なんですよね。
あまりガチガチに準備して見る感じではなくて、プロジェクターが生活に溶け込んだ使い方をしたいなぁと思って白い壁への投影を選んでいます。
それでも十分すぎるほど綺麗です。
出し入れが面倒な、テーブルやスタンドには置かない
2つ目は天吊りにしたことです。
当たり前のように天吊りし始めましたが、テーブルやスタンドに置くと狭い我が家ではスペースが専有されますし、出したり仕舞ったりすることになるんです。
そこで天吊りにしておけばスペースを有効的に使えるし、いつでも気軽に起動できます。それに見た目もかっこいいですしね。笑
使ってみて発見できたプロジェクターの新しい役割:景色になる
我が家は東京の狭小地にあり、プライバシーを確保するために窓は全て曇りガラスが使われています。
僕は窓からの景色が好きで、本当は借景の良い土地に住みたいのですが今すぐには叶いません。
しかしプロジェクターを導入してからは何気ない景色を写しているだけで、そこが窓からの風景になったような安らぎを感じさせてくれます。
映画とかアニメとか集中して見るコンテンツが良いのはもちろんですが、こういったプロジェクターが家の一部の機能になるような楽しみ方はまさに理想としていた使い方でした。
家時間が一層楽しくなる4Kプロジェクター生活
ということで、今回はずっと夢だったプロジェクターをリビングの壁に投影するという理想を叶えることが出来て、とても満足でした。
家での楽しみ方が一段階グレードアップした感覚すらあります。
家で時間を過ごすのが好きな方には特におすすめしたいと感じました。
▼使った4Kプロジェクター
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