小屋&パーゴラの基礎作りと柱を建てる

この記事は小屋&パーゴラ建てシリーズの一番最初の工程、基礎を作り構造の核となる柱を建てるところまでやっていきます。

建てる場所はblue studioがリノベーションを手がけた東久留米市の集合住宅Le cheval(ル・シュバル)の敷地内。

以下はHandyHouse projectに所属する中田製作所の中田さんが描いた完成イメージ。

右側にはドアと窓の付いた小屋、パーゴラ背面に沿ってコミュニティーライブラリとなる本棚が取り付けられます。

では早速作っていきましょう!

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基礎を作る(束石の設置)

基礎の土台部分に使うのは束石という建材。

束石には貫通穴が空いたタイプや乗せるだけのタイプなどの種類もありますが、ビスを止める金具の付いた「プレート付き(羽子板付き)」というタイプを使うのが一番施工が容易です。

2階建ての家を建てるなど、相当大掛かりな建物でなければこれで十分とのこと。

基礎を作る部分が土や砂の場合は、地面を掘って束石を埋める。

今回は人が住む小屋を作るわけでもないので、掘った穴に束石をそのまま置くという簡易的な方法をとっています。

もう少ししっかりした小屋を建てる場合は掘った穴に砂利を50mm〜100mmほど敷いて束石を乗せると沈み込みも防げて良いです。

※もっとしっかりやる場合には砂利の上に捨てコン敷いて鉄筋コンの土台を作るようですが、そんな家を作ることは求めてないので省く。

そしてここからが重要な局面。

まず、この束石を一箇所適当な深さに設置したら、二つ目以降設置する束石は一つ目と高さを合わせて設置しなくてはなりません。

この基礎づくりの工程でしっかり平行を出してあげることが重要!

外に建てる場合、元々の地面が平行な場合はまずないと思っていいです(コンクリートが敷いてある場合は除く)

各束石同士で平行が取れていないと後に組み立て始めてからネジレや傾きで困ることになります。

今回はレーザー墨出し器という機械を使って平行を取りました。

室内ならばレーザーの光を目視できるので、受光器を使わずとも平行や垂直が出せるのですが、
屋外は明るいのでレーザー光が見えなくなるためセットで付いてくる受光器で光を拾い水平か確認します。

測定してみると案の定、片側が高く傾斜になっている状態。

全部で8箇所設置する束石のトップの高さを合わせながら埋めます。地面から出ている束石の長さは違う箇所が出てくるということ。

あまりに傾斜がありすぎるならば束石で平行を取るのではなく、後に束石に設置する柱の長さが変える必要があるでしょう。

レーザー墨出し器を使うえば精度も高くベストですが、これがない場合は反りが出てない板などを置いて水平器で平行を見ることもできます。

一番外側の角となる四箇所を決めてしまえば、あとは紐で繋いで出た線に間の束石も合わせられます。もちろん間に設置するものも高さを合わせます。

個人的に、この基礎を作るという部分が一番難しい部分だと思う。

文章で書くとなんてことはないですが、実際にこの作業もかなり時間をかけてやってました。

水平を出すとか何かを測定して理想の数値どおり作り上げるというのは自然が相手なだけに思っているより難しいこと。

それに木材を切ったり、ビスを打ったりすることはわりと何度も経験できることだが、基礎なんて組んだ経験ある人なんてほぼいないですからね。

逆に基礎ができれば、あとは何とかなってしまうのではと感じる。

柱を建てる

基礎ができたら次は束石の上に柱を立てていきます。柱は90mm×90mm材。

束石は羽子板が付いているタイプなので、柱を乗せた状態でビスで固定するのみ。

ちなみに最初は仮止めとして適当にビスを打ち、小屋の大枠を取り付けある程度固定された段階で、各柱間をメジャーで測り直して正確なピッチに合わせてビスを打ち直しました。

小屋といっても今回製作しているものはいろんな都合により、屋根のない簡易的な小屋なので、基本雨ざらしになります。そこで基礎と柱をつなぐ重要かつ掛かる力も大きい部分は腐食に強いステンレスビスを使います。

使っている木材は杉や松より腐食に強いヒノキ。少々高価な材ですが初期投資は高く付いても雨が当たる環境では長い目で見るとコストは安くつきます。

防腐剤を塗るタイミング

先ほどから書いてますが、今回は小屋製作完了後も木材が雨ざらしなため防腐剤を木材全体に塗っていきます。

使ったのは定番のキシラデコール

木材を小屋として組む前に、カット後全体に塗装するのが理想的ですが、今回はワークショップということで早く組み立てて製作者のモチベーションを保つ目的で最低限必要な箇所だけ塗布して組み上げています。

先ほどの柱を束石に固定した画像でも、木口(木材の切り口)と羽子板部分だけ先に塗布しました。(※特に木口は水を吸いやすいので忘れてはいけない)

後に小屋&パーゴラとして組み上げてから防腐剤を全体に塗装していきます。

各柱を繋げる、一番外側の大枠を取り付ける

柱を二本立て、上部で二本の柱をつなぐように木材をビスで固定していきます。左右二本ずつを繋げて安定性が増してから横全体を繋げていく。

後方は横っ面を合わせてビスで揉んでます。

真ん中の柱には、つなぎ目がちょうど中間に来て左右とも一つの柱で固定できるように木材の長さをカットしてビス留め。

奥と手前両側から建てた柱を二本で挟むように。

上っ面も柱の上部カット面に合わせる。

前列も同じように組み上げ、二列できた時点でパーゴラの屋根部分の木材を両端で渡して固定します。

固定に使ったのはL型アングル。両端だけは強度のある幅広のものを使った。

ちなみに前列の方が後列より高くなっているのは仕様です。

前列後列同じ高さのパーゴラも良いですが、前列を高くすると全ての屋根を設置した時にデザイン的にも良いし、空間に広がりや立体感が生まれます。

ここまでで出来あがったのが以下の小屋&パーゴラの重要な骨格を組む部分まで。

驚いたのはこの時点で結構な安定感があること。平面だと不安定だけど3次元で固定されると一気に安定しますね。

1日目でやったのがここまで。次回はパーゴラの屋根の取り付けをしていきます!

他の工程は小屋&パーゴラ建てシリーズの記事まとめからどうぞ。

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