DIYで使う機会の多いシーリング材の種類とそれぞれの適材適所

シーリング材と言ってもいろいろ種類があってどの場面に何を使えばいいか判断って難しいですよね。

僕も使う予定があるたびに毎回どの種類が最適なのかググっていた状況でした。そろそろ知識も貯まってきたし主要なシーリング材の種類をこの記事でまとめておくことにします。

以下、DIYでよく使う種類を主軸にまとめています。

スポンサーリンク

シーリング材の種類と用途

基本的にシーリング材の用途は、防水性・気密性を保つために隙間を塞ぐことです。

その用途の中でもさらに、耐久性があり外壁など外での使用に適しているもの・上から塗装できるもの・柔軟性があり可動が大きい箇所に適しているもの・耐水性があり水回りに適しているもの、などの適材適所があります。

ここでは主要な4種のシーリング材に絞って用途と特徴をまとめてみました。

シリコーン系

用途

・水廻り、ガラス廻り、サッシ廻り、配管

特徴

・耐水性、防汚性に優れる

・ホコリが付きにくい

・熱や低温にも強く耐久性がある

・ガラスへの接着に優れる

・塗料が乗らず、上からの塗装に適さない

・コストが安い

コメント

耐水性、防汚性に優れるが、なんでも弾いてしまうその性質から塗料も乗らない。内装でペンキなどを上から塗りたい場合は後で紹介する変成シリコーンが適しています。

耐熱性、耐寒性にも優れ浴室やキッチンに使えます。基本耐久性が高い。

私も先日お風呂のコーキングを打ち直す時に使いました。その時の様子は以下の記事からどうぞ。

変成シリコーン系

 

用途

・内装、外壁、結構どこでも使える

特徴

・(シリコーンほどではないが)耐久性、防汚性、防水性に優れる

・ホコリが付きにくい

・紫外線にも強く外壁(サイディングやタイルの目地)にも使える

・塗料が乗るので上からペンキを塗りたい箇所に最適

・硬化後に弾力性があり高い伸縮性、動きや隙間の大きい場所に適する

・内外装の広範囲な用途に適する万能型

・コストが高い

コメント

どんな場面でも卒なく役割をこなす優等生。

耐久性はあるけど塗料が乗らないシリコーン系、塗料は乗るけど耐久性が低いポリウレタン系、それぞれの長所を併せ持った万能タイプのシーリング材です。困った時は基本これがあればなんでも解決してしまいます。

しかし、一点一点の能力で見ると耐久性はシリコーン系、塗料の乗りはポリウレタン系の方が優れるという、器用貧乏な一面も。よって、水廻りのシーリング用途で塗装しないなど明確な使い方がある場合は、能力一点突破型のシリコーン系を使うべきです。

私が変成シリコーンを使った場面は、セルフリノベーションで内装を作っている時でした。壁に貼る石膏ボードの切り出しが甘く、隙間ができたため埋める用途で使いました。後に上からペンキ塗装もしています。

1cmぐらいの大きい隙間を変成シリコーンで補填しましたが、伸縮性に優れるため地震があってもクラックが入っていません。小さい隙間はこの次紹介するジョイントコークで埋めています。内装工事で使った事例の記事は以下からどうぞ。

合わせて読みたい

アクリル系

 

用途

・壁紙のちょっとした剥がれの補修

・巾木と壁などの内装材のちょっとした隙間埋め

・ビスや隠し釘、画鋲などの小さい穴の補修

・がっつりシーリングするというより、各種の細かい仕上げに用いられる

特徴

・硬化後に弾性体となり収縮性がある

・塗料が乗るので、上からペンキが塗れる

・コストが安い

コメント

アクリル系は仕上げや細かい箇所に使われる印象が強いシーリング材。

塗料が乗る・弾性体・コストが安いというメリットを活用し、私の家では変成シリコーンを使った場面と同じく内装DIYでの石膏ボード隙間埋めに使いました。

しかし、変成シリコーンよりも硬化時の体積減少(乾くと収縮します)が大きいことや、伸縮性が小さいことから、より小さい隙間を埋めるときにだけ使うという使い分け方をしました。以下、その時の作業の様子です。(変成シリコーンで貼った記事と同じ記事)

合わせて読みたい

ポリウレタン系

 

用途

・外壁の目地やクラック

特徴

・耐熱性が低い

・紫外線で劣化する

・ホコリが付きやすい

・硬化後に弾力性があり高い伸縮性

・耐水性、耐寒性に優れる

・塗料の乗りが良い

・コストが安い

コメント

ポリウレタン系は熱や紫外線に弱いけど塗料の乗りが良いという、シリコーン系とは逆の特性を持っています。

上から塗料を塗った場合、塗膜が太陽光を遮ってくれるので紫外線に弱いというデメリットを打ち消すことができ、適切な用途で使えば耐久性も非常に良いです。よって基本的には上から塗装を施す場合に使います。

上から塗装するならポリウレタン系、塗装しない箇所なら変成シリコーン系と使い分けるのがいいかもしれません。ポリウレタン系はDIYではあまり使うタイミングがないかもしれませんね。

「ブリード・ノンブリード」「低モジュラス・高モジュラス」という用語について

シーリング材を買おうとネットやホームセンターの商品を見ていると、高確率で上記の用語に出くわします。

初めは理解もしたくないほど拒否反応の出る意味不明な言葉でしたが、何度も出くわす度に少しずつ理解していきました。その知識をここでもお裾分けしたいと思います。

ブリード・ノンブリードの意味

シーリング材には弾性力を持たせるための添加剤が含まれていますが、その添加剤が上から塗った塗料に滲み出ることをブリード現象と言います。

ブリード現象が起こった箇所はベタベタな状態になり、後に空気中の埃が付着して汚れるブリード汚染を引き起こします。そのブリード汚染が起きにくいシーリング材が「ノンブリード」タイプと呼ばれるものです。

変成シリコーン系やポリウレタン系にこのノンブリードタイプをよく見かけます。少々高価になりますが、上から塗装する場合や意匠に関わる箇所の施工ならばノンブリードを使った方が間違いなさそうです。

まあ実際のところノンブリードを使っても塗料との相性によってブリード汚染を引き起こすこともあるようですけどね。

ちなみに我が家では以下のノンブリード変成シリコーン材「POSシールマルチ」も普通のタイプの「POSシール」も両方使ってみましたが、上から水性塗料でペイントしてから3年経ってもブリード汚染は起こっていません。

低モジュラス・高モジュラスの意味

モジュラスとは「引張り応力」のことで、引っ張った時に元に戻ろうとする力です。

低モジュラスは、元に戻る力が弱くよく伸びる。

高モジュラスは、元に戻る力が強く伸びにくい。

という性質があり、外壁の目地や隙間が大きく揺れの大きい箇所には低モジュラスのシーリング材が適していると言えます。万が一、可動性の高い場所に高モジュラスのシーリング材を使った場合、破断の可能性が高くなります。

まとめ

だいたいDIYで使うシーリング材は上記の4つを抑えておけばOKです!ふわっとしていた知識を今回ここでまとめたことで自分でも頭が整理されました。

※ちなみにこの記事を書いている時に知ったのですが、「シリコン」と「シリコーン」は別物だったんですね。シリコンは金属、シリコーンは化学物質らしい。

スポンサーリンク

質問でも感想でもお気軽にコメントください。

*

CAPTCHA