初心者でも塗装は意外と簡単!DIYで部屋の壁をペイントする方法

刷毛とローラーで手分けして塗っていく

前回、天井をペイントしました。その続きで今回も白ペンキで壁の塗装を進めていきます!壁は天井のペイントより肉体的にも楽で部屋の見た目も一変するのでセルフリノベーションの中でも1、2を争う楽しさでした。

では、実際進めた手順と部屋がどう変化したか書いていきます。

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まずは塗る作業より重要なマスキングをしよう

基本的にペンキが付いて欲しくないところはマスキングします。

早く塗りたいし正直面倒くさいんですが、マスキングの丁寧さが塗装の完成度に直でつながるので、この作業だけは真剣にやりましょう!と言いつつ、我が家は天井も壁も全て同一色で塗ってしまうので実はあまりマスキングするところがありませんでした。

以下、主にどんな箇所をマスキングするか挙げてみました。

窓枠・窓ガラス

窓のマスキング 窓ガラスにペンキが付くと剥がすのが面倒です。 塗装中にペンキがハネることも良くあるので全体をマスカーで覆っておきましょう。

ドアの取っ手など

ドアの取っ手のマスキング 今回はドアも全部白で塗るのでドア自体は養生しなくていいんですが、取っ手部分だけはそのまま使う予定なのでペンキが付かないようマスキングします。取っ手は形が複雑なのでマスキングテープマスカーを使ってうまい具合に隠しました。今思えば取っ手は外してしまうのも手ですね。

フローリング(床)

フローリングや畳を汚したくない場合は床も養生必須です。以下のような安価な養生シートで十分です。

うちは塗装後にフローリングを重ね貼りするので、養生しないで汚れても気にせずそのまま塗装しました。 養生しないと以下の画像のように汚れてしまいます。 床の養生をしないでペイントするととこうなる

家具や照明

電気配線工事の時に電気工事士さんに取り付けてもらったマリンランプも養生しました。他にも家具が部屋に置いてある場合は同じくマスカーか何かで覆って置いたほうが良いですね。

マスキングする箇所はザッとこんなとこです。とにかくペンキがついて欲しく無いところは全てマスキングテープマスカー養生シートで隠しましょう!

次にプリント合板に塗装するときの注意点。

ドアなど建具のプリント合板への塗装する場合の下地塗り

プリント合板に直接ペイントすると、後々ペンキがボロボロ剥がれ落ちることになります。

何故かと言うとプリント面はツルッとしていてペンキの乗り(密着度)が悪いためです。 プリント合板は住宅の建具によく使われています。↓は木目調のプリント合板。 ドアに採用されているプリント合板 ではどうすれば良いのかと言うと、プライマーという塗料を下地として塗ってあげればペンキを塗装可能になります。

プライマーはペンキのに乗りが悪い素材(金属やプリント合板、ガラス)に下地として使われるものです。 今回は↓このミッチャクロンというものを使いました。

玄関周りのプリント素材にミッチャクロンを塗っているところですが、塗料自体に色はないので塗ってもちょっとテカテカするぐらいです。 ミッチャクロン塗布

ミッチャクロンは家具のプリント合板に塗装をした時にも使っています。何かと使い勝手が最高です!

プリント合板への塗装は、詳しくは以下の記事をご覧ください。

壁のペイント開始!

当たり前だけど塗装の時は汚れても良い服で。

まず角を刷毛(ハケ)で塗る

天井の塗装でも同じ手順でしたが、基本はローラーで塗りきれないような角部分を先に刷毛で塗っていきます。

先日行ったベンジャミンムーアのペイントレッスンで教わった手順です。天井の塗装でも同じように進めています。

使うのはこちらのペイントセット。

大きな面をローラーで塗る

液だれしない程度にローラーに塗料を含ませ、パテを塗った壁を白く塗っていきます。 ローラーでペイント やっぱりローラーで一気に色が変わっていく瞬間が楽しい!ローラーでの塗装は特に難しいことはありません。まさにDIY初心者に打ってつけという感じです。

一つだけ気をつけることは、ペンキを塗った時に壁に塗料を付けすぎて滴りが起きないようにすることです。滴りながら乾くとそのままの形で痕が残ってしまいます。

刷毛とローラーで手分けして塗っていきます。うちは和室の柱も全部白で塗りたくる。

刷毛とローラーで手分けして塗っていく

柱の木部をそのまま残すのもいいんですが洋室と和室をつなげるというコンセプトがあるので全部白にしました。まあ好みの問題ですね。

以下の画像の状態で和室側1度塗り完了。写真じゃ見えませんがまだまだムラが目立ちます。1時間ぐらいおいて2度塗り始めます。 和室側1度塗り完了 壁のペイントは天井と比べて早いし楽!人手も3人いるのでどんどん進みます。

ミッチャクロンを塗ったプリント合板もペイント。 建具も塗装 ドアのガラスのキワなど細かいところは刷毛でないとうまく塗れなかったのでほぼ刷毛で塗ってます。 ガラスの部分はもちろんマスキング済み。ドアを刷毛で塗装 洋室側の壁もモリモリ塗り進めます。人数がいるとマジで進みが早えぇぇ!洋室側のペイント

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2度塗りは必須

1度塗りだと裏が透けて塗りムラが酷いんですが、2度塗りすればほぼムラも消えます。目安としては1時間以上空ければ2度塗りに取り掛かってOK。

和室の柱も全部白で塗りましたが全然有りですね。いい感じになってきました。 壁2度塗り 狙い通り窓から入る光を白い壁が反射して室内全体を明るくしてくれます。

塗装完了後マスキングを剥がす

二度塗り後30分ぐらいで完全に乾ききる前にマスキングテープを剥がします。 マスキングテープを剥がす パリパリに乾かしてからマスキングを取ると、テープと一緒に壁の塗装も剥がれてしまいます。テープを剥がすタイミングには注意しました。

ペイント後の部屋

リノベーション前の部屋1

↓元の部屋を解体してこうなって

洋室天井塗装前

↓ ペイントして、こう変わりました。ペイント後部屋全体(洋室側)

窓枠は木材が使われていてそのままにしても良い感じだったので塗装するか迷ったのですがペイントしました。 窓枠部分もペイント プリント合板で安っぽかったドアもペンキで塗ると見違えますね!

ペイント後ドアのモールディング

もともと付いていたモールディングが良い味出してくれてます。今まで素っ気なかったのがまさに生まれ変わったという感じ。

ペイント後の建具 元から付いていたブロンズ色の取っ手はドアが白くなったことで何となくフランスっぽい雰囲気(?)を醸し出し始めた。笑ペイント後のドアノブ

ペイント後物の置取っ手 ブラケットライトが作る天井の陰影が美しい。。。 ブラケットライトの作る表し天井の陰影

少しこだわってマリンランプを設置しています。マリンランプについては以下の記事もどうぞ。

電気がまだマリンランプしかないので薄暗いですが、ライティングレールにスポットを設置するとまた雰囲気がガラッと変わるはずです。

今回使用した塗料は天井と同様に「ノボクリーン」。職人さんからも定評のある安全で安価な質の高い塗料です。

次回はセルフリノベ最後の工程、無垢のフローリング張り

>>DIYで無垢フローリングを張りました。経験して分かった苦戦箇所やコツを解説

「リビング・和室のセルフリノベーション」シリーズ記事一覧はこちら

これを見れば誰でも可能!【DIY】セルフリノベーションでやったこと記事まとめました。

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