キャンプ場で作れる即席ダンボール燻製機の作り方

キャンプと切っても切り離せない関係、それが燻製。

キャンプするならとりあえずやって損はありません。なぜかワクワクするし食材は何でもスモークしとけばまず美味くなる魔法の調理法です。

しかし、燻製器を持っていなかったら…?そう。その場で作ってしまえば良いんですよね。今回は僕がキャンプに行く時にいつも作る300円でできる即席燻製器の作り方を解説します。

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市販の燻製器も良いが、車を持ってない人は持ち運びが面倒

燻製器は通販なんかでも3000円ぐらいから売っています。例えば以下のようなもの。

しかし、僕は市販で売っている燻製器を持っていません。

なぜかと言うと、自家用車を持ってないためです。電車でどこかに集まってレンタカーを借りたり、現地の駅まで電車で出向いて友人の車で拾ってもらうということが多いんですよね。

ただでさえチェア、テント、インフレーターマット、ランタン、それに焚き火台に寝袋、と持ってくものは多いので電車で移動するときはできるだけ荷物を減らしたいもの。

そんなトレインキャンパーにとって現地で調達できるものは向こうで揃えるのが賢い選択。燻製器は現地で自作してしまいましょう。

キャンプ場で作れる材料費300円ダンボール燻製機の作り方

燻製機制作で必要なもの

燻製器を作るのに必要なものは全部で3つ。

  • ダンボール
  • バーベキュー用の金網
  • 菜箸や竹串などの細長い棒状のもの

以下でどんな風に調達しているか軽く見ていきましょう。

ダンボール

キャンプに行くとほぼ現地のスーパーで食材の買い出しをしますよね。スーパーには上記のようにダンボールが置いてあるはずです。

ここでスモークしたい食材の量と相談して適切なサイズのダンボールをもらって行きます。

バーベキューネットと菜箸

キャンプ場の近くの100均でBBQネットと菜箸を調達しました。燻製器は2段にするのでネットは2つ調達です。

とりあえず燻製器に必要なのはこれだけ。300円で作れちゃいます。

しかし、キャンプ場付近に100円均一がないことも多いです。その場合、家の近くでこの二つは調達してから行きます。僕は東京住みで那須や日光にキャンプに行くことが多いのですが、幸いどちらも現地では車で行ける距離に100均が存在するので買って行ったことはありませんが…。

※燻製器は上記の素材でできますが、美味しい燻製を作るためにはこの他に「スモークウッド」と「食材」が必要です。特にスモークウッドは現地では売ってないので持って行きましょう。

燻製器を作る

ダンボール内に2段構えの燻製器を作っていきます。

1.調達したダンボールに菜箸を刺す

BBQネットを載せるための足がかりとして菜箸を使います。

まずは1段目のネットを載せる場所を作るべく、平行に菜箸を貫通させます。

次に2段目の菜箸もダンボールに刺します。

この時点で内部は以下のような感じ。結構適当で大丈夫です。

2.菜箸にBBQネットを載せる

ダンボール内の菜箸にBBQネットを載せるのですが、以下のように買ってきたネットの方が大きいんですね。

そこで金網のネットをジャストサイズに成形しましょう。

実はこの工程にこそ100均のBBQネットを使うメリットが現れます。アウトドアメーカーが出しているようなBBQネットは作りがしっかりしているため簡単に曲がってくれないんですよ。一方100均のネットは良い具合にふにゃふにゃなので簡単に成形できます。素手でも可能ですが、テントのペグ打ち用に持ってきたトンカチなどを使うと楽です。

↑ネットを折る幅が狭い方から折った方が簡単にできます。↓折る幅が広い方を後に折りましょう。(何回かやって僕らが得たコツです。)

このサイズのネットを2つ作って乗せれば燻製器の完成!!本当に簡単。初めてでも10分ぐらいでできます。慣れれば5分。

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食材を載せる

今回スモークにするのはベーコン、チーズ、たくあん、かまぼこ、など。

毎回いろんな食材を試してますが、チーズとたくあんは僕らの間で鉄板です。

「たくあん」はスモークすると秋田が誇る最強の保存食「いぶりがっこ」ですよね。(厳密に言うと手順とかレシピが違いますが)

初めてキャンプするメンバーがいると、「えっ?たくあん!?」といつも驚かれるんですが食べると美味しすぎて唸ります。

ベーコンやチーズは言わずもがなの美味しさ。かまぼこは今回初挑戦。練り物が美味しいとの情報を聞いて試してみました。

上の網を一度退かして下の網から並べていきます。
肉系は熱を通したいのもあり下の方が良いかなという判断で下段に載せてます。

全部置いたら隙間がなるべくできないようにダンボールの蓋を閉めます。

美味しくなってまた会おう。

スモークウッドで燻す

スモークウッドは友達が余りを持ってきたのもあって、桜を使いました。

桜のスモークに炙られた燻製はほんのり甘いフレーバーがしました。全種類試したわけではありませんが、今まで使った中では個人的にりんごスモークが一番好きかな。フレーバーや味は上手く表現できないんですが、香ばしさが一番好みでした。

スモークウッドをガスバーナーでしっかり火が着くまで炙ります。(チャッカマンやライターでもできますが、しっかり着火するのに時間が掛かるんですよね。)

火が着いたらアルミホイルの上に置いてダンボール燻製機を被せます。

良い香りの煙がモクモクでてきました。あとは煙が出なくなるまで待つだけ。

※風が強い日はダンボールが動かないようにしっかりした重りを乗せるかペグ打ちしてください。スモークウッドにダンボールが触れて火事の元にならないように注意です!

燻製料理の完成

3〜4時間ほどして見てみると煙が出なくなったのでスモークウッドが完全燃焼したみたいです。時間がかかる調理法なので燻製を夕食どきに食べたい場合はキャンプ場着いてまず用意した方が良いですね。

開けて見ると。うわ、美味しそう!

スモークって熱そうに見えないんですが意外と熱が通ってます。チーズ系の食材は下段に置くとトロけてしまう可能性があるので上段の方が安心です。

白かったかまぼこがこの色付き。

このままでも美味しいんですが、少しだけ焚き火で炙って温めるとさらにウマい。特にベーコン。持ってきた竹串に刺して炙ってます。

食べ終わったあとのBBQネットや菜箸は洗ってまた使えますが、ダンボールはめちゃくちゃスモーク臭いので電車で持ち帰ろうもんなら臭いテロです。笑

車で持ち帰るにしても車内が臭くなるので、使い捨てて次のキャンプでまた調達することをおすすめします。

燻製料理でキャンプの夜がさらに充実した時間になること間違いなしです。

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