家具を好きなカラーに塗り替えよう!IKEAの黒いチェストを白くペイントしてみた
一人暮らしを始めるときに買ったIKEAのMALMというブラックのチェスト。
部屋の壁をオフホワイトのペンキで塗装したので、今の部屋に置くと黒すぎて浮いてしまうんですよ。そこで家具も白ペンキで塗り替えてしまう事にしました。この記事では実際行った手順と過程について書いてみますね。
目次
プリント合板など表面の素材がツルツルしている場合にはまずプライマーを塗る
元のチェストの状態は以下のようなブラックカラー。
裏側はまあ見えない部分なのでこんな感じ。合板むき出しです。
このMALMというチェストについてIKEAのサイトを確認すると、表面はアッシュ材の突き板にアクリルラッカー塗料で仕上げられているようです。
表面のアクリルラッカーにはペンキが乗るのか分からないので、とりあえずプライマーを塗っておきました。
もし家具の材が無垢の木である場合、プライマーを塗る必要はありません。まあ個人的には無垢の木で出来た家具はどんな雰囲気にも合うのでペイントする必要性を感じませんが。。。
※補足
表面が木目調のプリント合板などのツルツルした素材には、そのまま塗ると乾いた後にペンキがボロボロ剥がれてしまいます。ではどうすれば塗れるようになるかというと、プライマーという塗料をペンキの前に塗っておきます。そうすることでツルツルした面とペンキをつなぐ役割を果たすんですね。
なのでプライマーとして便利なミッチャクロンを一通り塗っておきました。
プライマーを塗り終えたらペンキを塗ろう
ミッチャクロンを塗り終えたらペンキを塗っていきます。
今回使ったペンキは部屋の壁を塗った時のものと同じノボクリーンを使いました。安価だし安全でコストパフォーマンスの良い業務用ペンキです。
けど家具だけ塗りたい人はこんなに量は要らないはず。
ペンキに関してはコレじゃないとだめ。というのは全くないので好きな色やブランドのを使うと良いんですが、バターミルクペイントなんかは家具を塗る時の塗料として人気ですね。
カラーバリエーションも豊富なので派手なカラーを使っても面白い!迷ったらこれを選んでおけば間違い無しです。
他にも以下の記事でペンキのおすすめについて書いてるので参考にしてみて下さい。
実は最初ラッカースプレーで吹き付けて塗装しようと買ってきたんですが、あまりにも効率が悪くてペンキの使用に切り替えました。ローラーで塗った方が断然早い!
一通り塗り終えたのがこちら。輝いてる…!笑
一度塗りだと、チェストの黒が透けて見えていたので一度塗りが乾いた後、二度塗りをしています。
二度塗りすることで塗りムラも無くなりますからね。どこを塗るにも大抵ペンキは二度塗り必須です。
とりあえず見えるとこだけ塗れば良いので中は塗らず。
裏側は壁に付けるので見えなくなるのですが、一応塗っときました。
ウレタンニスでコーティングしよう
2時間ぐらい置いてペンキが乾いたら、ペンキ塗装の上から刷毛でクリアカラーのウレタンニスを塗っていきます。チェストの上に乗っかってるやつです。
なぜウレタンニスを塗るかというと、マットなカラーのペンキ塗装のまま使うと汚れやすいんですよ。特に天板にホコリや汚れがつきやすい。艶ありカラーのペンキであれば拭き掃除もしやすいんですけどね。つや消しマットは拭き掃除しづらいのが弱点。
そこでニスで表面にコーティングの層を作ってあげれば、白でも汚れを弾いてくれるので安心して使用できます。ペンキが禿げる心配もないので濡れ雑巾で拭き掃除もしやすい。いろいろと耐久性の面でメリットがあります。
そしてニスが乾けば完成です。プライマー→ペンキ→ウレタンニスの3段階で塗るのが基本になります。
引き出しも同じようにペイントする
続いて引き出し部分も同じようにミッチャクロン→ペンキ→ウレタンニスと塗っていきます。
やっぱり一度塗りだとムラムラですね。元のブラックカラーが透けて見えます。
ということで、こちらもその後二度塗りしました。その後にウレタンニスを塗って仕上げ!
ペイント完了、部屋に設置しました!
全部塗り終えて部屋に設置した様子がこちら。
わりと部屋に馴染んだのではないでしょうか…!
至近距離で見ると多少の塗りムラもありますが、以下の距離ぐらいであれば天板も側面も仕上がりは良好です。うちに遊びに来た友達もペイントしたものと気付かなかったので、元から白い家具だと思ったのでしょう。これは地味に嬉しいポイント。
ちなみに息子の指挟み防止にベビーガードも付けました。
真鍮やアイアンの取っ手を付けてみてもかっこ良くなりそうです。息子が小さいうちはぶら下がったり体重かけてデストロイする地獄絵図が想像できるのでやりませんけどね!
今回は満足したのでここで終了。
家具を塗り替えるのに使ったもの
同じ方法で室内ドアもカラーチェンジしました!
同じ様にツルツルした化粧合板が使われていることの多いドア。
よくある焦げ茶色のドアにペンキを塗るだけで…あら不思議!!!まるで新しく買ったドアの用に雰囲気も生まれ変わりました!!
次はキッチンにカウンターテーブルを簡単DIYした話
天板を買ってきてメンテナンスオイルを塗って棚に乗せるだけ。椅子や照明などの見せ方次第でおしゃれなバーカウンターのようなテーブルが作れちゃいます!
コメント一覧
- Comments ( 9 )
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はじめまして。
ミッチャクロンで検索して記事を拝見しました。
私もミッチャクロン→ミルクペイント→水性ウレタンで家具をペイントする予定です。
塗られてから数カ月だと思いますが、その後の持ちはどうですか?
あと、軽い水拭きなら出来ますか?
HALさん、こんにちは!
記事の日付は更新日時なので、この記事を書いてから既に丸4年経っています。
で、その後ですが塗装面なども含めて全く変化なく4年経った今も使えていますし、塗装剥がれなどもありません。観葉植物に水やりの際こぼしたり、水拭きも何度もしてますが全然大丈夫です。
やはり水性ウレタンニスのコーティングが有ると無いとでかなり違う実感です。
ご返信ありがとうございます!
4年経っていたのですね。
水拭きもしたいので、リンク先の和信ペイント水性ウレタンニスを購入してみます。
とても参考になりました。
感謝です!
はじめまして、ミッチャクロンですが、よくあるつるつるした床にも使用可能でしょうか?!
はじめまして。
IKEAのブラックカラーのベンチの色を変えたいと思っているのですが、素材が「パーティクルボード」という素材で、調べる
と、パーティクルボードは水分を含むと膨張するため、水性ではなく油性の下地に油性の塗料でないとペイントできないとあり
悩んでいます。
下地にミッチャクロンでも大丈夫でしょうか?
もし、sukeさんなら、どんな方法でペイントされますか?
ペットもいるので、できれば安全な塗料を使いたいなとも思うのですが・・・軽くやすり掛け→ミッチャクロン→水性塗料→ニ
スでも大丈夫ですか?
ぜひアドバイスなど頂けたら嬉しいです。
はなさん、こんにちは!
もしかしてYoutubeの方にもコメント頂きましたか?先ほど返そうかと思ったらなかったので。どちらにしろご返信遅くなりすみませんm(_ _)m
パーティクルボードがどのくらいの荒さの木片を固めたものか分からないのですが、MDF板またはOSB板でしょうか。
まず前提として、シーラーとプライマーの使い分け方を記載しておきます。
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・シーラーとプライマーの違い。
どっちも接着性が高まる機能はあるのですが、シーラーは文字通りシールする(塞ぐ)役割があり、上から塗るものが下地に吸い込まれるのを防ぎます。その他にも木部や砂壁からのアク止めだったり、脆い壁を固める性質もあります。塗った箇所に吸い込ませるタイプの下塗り材です。
一方、プライマーは化粧合板・プラスチック・金属・ガラスなどツルツルした面と上塗り材との密着力を高めるための下塗り材という感じです。
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上記の話通り、今回は水分を吸う素材なので、
板がMDFぐらい細かいものでしたら、かなり水分を吸うので水性シーラーを何度も乾いて塗ってした方が良いかと思います。
シーラーの水分をあまり吸わなくなるまで、乾いて塗って、乾いて塗ってを繰り返します。
OSBぐらい荒いものでしたら、シーラー掛けは2回ぐらいで十分ではないかと思います。
油性は使わず、安全な水性シーラーで十分です。
やすり掛けはペンキの塗装面をよほど綺麗にしたい時にはしますが、僕はめんどうなのでやすり掛けはしません。笑
塗りムラがあっても気にしないなら省いても良いと思います。(むしろ僕は刷毛の塗りムラが好きで、わざと残します)
よって、自分だったら
1.塗り面を良く拭く
2.水性シーラー塗り
3.水性ペンキ塗る(少なくとも2度塗りは必須)
4.乾いたらウレタンニス塗る
という順で作業すると思います。
ご返信ありがとうございます!
はい、YouTubeにもコメントしました!私のほうこそ、消しちゃってすみませんm(_ _)m
YouTubeにコメント残すには、あまりに長文だなぁ・・と思ってこちらに質問させて頂きました。
すごく丁寧にわかりやすくアドバイスいただけて嬉しいです。ありがとうございます!
ペイントしようとしてるものは「LACK ラック」という商品です。
厚みは5センチと2センチの板でできたベンチです。
材質はパーティクルボード,繊維板,ペーパーフォイル,,ファイバーボード,ハニカムペーパーパッキングとあるのでMDFになるんでしょうか…
表面がツルツルした感じで パーティクルボードとあるので油性しかダメだと思ってたので 水性でも大丈夫と教えて頂いて本当に良かったです!
なかなか根気のいる作業になりそうですが(;^ω^)教えて頂けたのでぜひ挑戦してみたいと思います!これからもブログやYouTube、参考にさせていただきます。本当にありがとうございました!
はなさん
もしかして、このシリーズの家具ですか?
https://www.ikea.com/jp/ja/cat/lack-series-09063/
だとしたら、芯材はパーティクルボードの様ですが、表面はペーパーフォイル(化粧合板とかプリント合板と呼ばれるもの)です。
この表面材はツルツルしていて水分を吸収しないのでシーラーではなく、プライマーを塗らないと塗装できるようにはなりません。
(前回書いたことはパーティクルボード面への塗装を想定したものなので全て忘れてください。。)
この記事や、以前コメント頂いたドア塗装の動画と全く同じ工程で塗装可能ということになります!
プライマーに関しては油性のミッチャクロンが有名ですが、以下のリンク先の様な水性のプライマーもあります。一般的には油性の方が耐久性があると言われてますが、ペットが気になる様でしたら水性が良いかもですね。
https://amzn.to/3GEfbqW
結果的にパーティクルボードにシーラーを何回も塗るより、プライマー→ペイントの方が手間も少なく簡単だと思います!
Sukeさん、お返事ありがとうございます!
塗装しようと思っていたのは、そうなんです、こちらのシリーズのものです。
わざわざ調べてくださって、おススメの水性プライマーも教えていただいて ありがとうございます!
前回、アドバイスを伺った際、最初に使われてる材質すべてお伝えすれば良かったです(笑)
でも、パーティクルボードにペイントする場合の塗装方法も教えて頂いたので、今後の参考になって良かったです。
実は前回アドバイス頂いた後、水性のシーラーの種類がありすぎて、水性サンディングシーラーといわれる物もいいのかも?など、どれを使えばのか迷走中で、またブログなどにお邪魔したところ、お返事に気が付いた次第です。
まだ塗装していなかったので、アドバイス頂いた通り、やってみようと思います!
塗装一つとっても奥深いですね、ますますDIYに興味を持ちました。
ありがとうございました。これからも参考にさせていただきます!