BOSCH(ボッシュ)のプロ用インパクトドライバーをレビュー。安価でコスパの高い電動工具
BOSCHの電動工具って日本ではあまり使ってる人を見かけません。通販サイトでの口コミ数も日本メーカーの商品に比べると少ない。買うのに少しだけ躊躇しますよね…?
この記事では、僕がボッシュのインパクトドライバーを1年ほど使った使用感をレビューしていきます。
結論から言うと、日本市場においてボッシュの工具は過小評価されていると言っていい。
国内メーカーより安価。デザインがカッコいい。世界的なドイツメーカーだし機能も信頼性も申し分なさそう。という理由で買ってみたけど普通に気に入って使ってます。仕事として本格的にです。
比較的安価に買えるボッシュの電動工具はコストパフォーマンスがとても良い。ただし国内メーカーと比べるとサポート面では未知数なところがあったり。
そのへんの所、以下でより詳しく書いていきます。
目次
ボッシュの電動工具ってどうなの?
日本ではあまり馴染みのないボッシュ。
それもそのはず、国内の電動工具メーカーには世界シェア3位のマキタとそれに続く日立がいますから。
その2社がいれば電動工具のバリエーション的にもクオリティ的にも事足りてしまう。国内の販売先との関係性も強い。海外メーカーのボッシュが棚に無いという量販店も多いでしょう。
しかし世界的に見ればボッシュの電動工具は世界2位のシェアがあります。世界的に有名な超大手のドイツメーカーなんですよね。ちなみにシェア1位はBlack&Decker。
ドイツのモノづくりが日本と似て質実剛健なのは言うまでもありません。
国内メーカーに全く引けを取らない信頼できる工具だった
僕が買って使っているのは、以下のプロ用モデル。
実際使用してどうなのかというと。普通に国内メーカーと遜色ない性能でパワー・コンパクトさ・軽さともに申し分ない使い心地。精度も良くブレも少ないです。人間工学的にも使いやすい形。
マキタのプロ用インパクトと使い比べても特に劣っているとは感じません。
僕が一番最初に買ったインパクトである、リョービのDIY向けインパクトドライバーと比べるとかなり使いやすいなと感じます。全然違います。
まぁDIY向けとプロ向けの機種の違い、さらにAC電源コード式とバッテリー式を比べるのも酷な話ではありますが。。。
リョービのDIY向けについては以下の記事で詳しく書いています。10,000円以下で買えてバッテリーの消費も気にしなくて良いので条件に合えば最初の一台としておすすめできます。
【参考記事】DIY初心者に最適 AC電源式インパクトドライバー「リョービ CID-1100」を使い倒したレビュー
プロ用モデルの電動工具としてはかなりコスパ良い。
Amazonや楽天などの通販サイトで見ても、マキタや日立に比べてボッシュはプロ用モデルが安いです。
実売2万〜2.5万円ぐらいの価格差があります。
電動工具の価格差は本体の差よりリチウムイオンバッテリーの容量差が価格に大きく影響してきますがそれでも安い。
スペック・機能・安心感は価格に対してコストパフォーマンスが抜群に良いと感じてます。
バッテリーは容量が大きいほど大きく重くなります。マキタのプロ用は6.0Ahと大容量で重いバッテリーが付属で付いてくるのに対して、僕が買ったボッシュのモデルは2.0Ahの容量が二つ付属した商品。
6.0Ahは一度の充電で長く使えますが重すぎます。2.0Ahぐらいが丁度良いというのも決め手でした。
DIY用モデルとプロ用モデルの違い
ボッシュの工具にはDIY向けモデルとプロ向けモデルの2種類のラインナップがあります。見分け方はカラー。
DIY向けはオリーブグリーンの機体。
プロ向けは落ち着いたブルーの機体です。赤いトリガーとロゴがアクセントでカッコいい。
DIY向けとプロ向けモデルは以下のような項目が違ってきます。
- コンパクトさ
- 重さ
- パワー
- 回転軸の精度
- ベルトに引っ掛ける金具
パワーに関して言うと、正直DIY用のトルクで事足りてしまいます。パワーの違いはそんなに重要視する部分でもありません。
重要なのは他の部分。
ヘッド部分のコンパクトさは家具などの狭い部分の作業するときにかなり重要なんです。重さも長い時間使ってるとジワジワ効いてきます。
精度はブレが少ない分、繊細な場所でのビスが打ちやすい。ベルトの金具はあると脚立に乗っての高所での作業で捗ります。
マキタ同様に掃除機やガーデンツールなど様々な工具にバッテリーが使える
マキタもそうですが、ボッシュもバッテリーさえ持っていればたくさんの電動工具に流用できます。
丸ノコやディスクグラインダーはもちろんのこと。掃除機やライト、ブロワー、草刈機とかなり多彩ですよね。
サポート面だけ未知数
国内メーカー(特にマキタ)はサポートが良いことで知られています。
ボッシュジャパンにも国内サポート拠点がありますが、マキタに比べると営業所の数がかなり少ないんですよね。
サポートを受けるときは機器を郵送することが多いと思うので、営業所の数はそこまでの強みにならないかもですが。
ドイツ企業だしネット上には悪い噂も良い噂も聞かないので、基本十分な対応をしてくれているのだとは思います。
如何せん、自分の機器が故障した事がないのでそのへん未知数です。
【追記】使い始めて1年過ぎたあたりでバッテリーが故障したので、BOSCH JAPANのサポートに電話して修理してもらいました。
バッテリーを検査するから郵送して頂きたいとの旨でAmazonで買った購入履歴をプリントして同封したバッテリーを指定された住所に送った結果、なんと新品のバッテリーに交換されて返ってきました。
しかもバッテリーの容量が1.3Ahから2.0Ahにアップしたものが送られてきて感激…!BOSCHさんサポートも良かったです。
初心者からステップアップした中級者以上のDIYerにおすすめしたい
僕はボッシュというメーカーが結構好きでインパクトの他にもレーザー距離計とディスクグラインダーも使っていたりします。デザインとか色が何となく好きなんです。
頻繁に使っているけど、耐久性も機能性も申し分ありません。
プロユースが欲しいけど、マキタは高すぎる…と思った方にはボッシュの電動工具を勧めたいです。僕も全く同じ思考でボッシュにたどり着いたので。笑
ボッシュさん、良いモノづくりをしてる信頼できるメーカーです。
次はDIY向けインパクトドライバーの選び方とおすすめの機種について書きました
コメント一覧
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いつも、貴ブログを楽しみに拝見しております。
貴ブログに掲載されていたボッシュ(BOSCH) 18V コードレスインパクトドライバー GDR18V-LISNについて、その後、どんな感じでしょうか。使用状況や使い心地の変化、故障などがあったのでしょうか。
現在、キッズハウス作成や棚などのDIY用に、インパクトドライバーを検討しています。
安めのホームセンター向けブランド、高儀やKIMO、ボッシュやブラックアンドデッカー、マキタやハイコーキ、リョウビなどといった安定の日本メーカーと迷っております。
ボルト、価格、ラインアップの差、ジェネリックバッテリーなど色々あって、選択がかえって難しくて、DIY前の道具準備で大分悩んでいます。
自分は、まずはインパクト、その後、様子を見ながら丸鋸、可能なら園芸用のバリカンとレシプロソー、洗車用のブロワくらいを揃えれたら、と思っています。全部バッテリーでなくても、ACコード仕様も考えています。
なんとなく、マキタ10.8Vのインパクト(純正バッテリーセット)TD111DSHXB、マルノコHS301DZくらいをまずは考えていますが、コスパのよさそうなボッシュ、ホームセンター向け商品なども、気になっています。
機種選定の参考に、ボッシュ(BOSCH) 18V コードレスインパクトドライバー GDR18V-LISNのその後をお教えいただければ、と思いました。
お忙しいところ恐縮ですが、宜しくお願い致します。
キタさん、コメントありがとうございます。
結論から言うと、今もBOSCHのインパクトは現役でバリバリ活躍してくれていますよ!
以下記事で見えるように先月棚を作ったときにも使っています。
https://99diy.tokyo/motiie_wallshelf/
2017年から使い始めてもう三年ほど使ってますがとても頼れる相棒となっています。
(記事にもある通りバッテリーが猛暑の影響で一度壊れてはいますが、サポートに問い合わせたら無償で交換して頂けました)
インパクトドライバー選びとのことですが、他工具・器具とのバッテリー使い回しを考えるならボッシュ、マキタ、ハイコーキあたりが良さそうですね。
マキタは18Vバッテリー工具を使おうとすると何だかんだでコストが高すぎて僕はボッシュにしてしまいました。園芸工具などで14.4v仕様の展開がされていればマキタ14.4vあたりでも良い気がしますが。
僕もマキタで互換バッテリーを使うことも考えたんですが、調べれば調べるほど不安になって選択肢から外しました。
正直、インパクトに限って言えばマキタもボッシュも性能は十分なので(コストはボッシュが安いですが)、他に使いたいブロワやレシプソーなどの工具を比べて
使いたいと思ったメーカーのバッテリーと添い遂げていくのが後悔しない選択かなと思います!
どうしても迷ってしまう時は、デザインがカッコいいと思う方を選ぶと幸せになれる気がします。DIYしてるときに使ってる工具の自己満足感って結構大事なので!