使って分かった100円均一と1000円以上するコンベックス(メジャー)の違い

今までメジャーなんて測れれば何でも同じじゃない?という安易な気分で100均のメジャーを使い続けていました。

しかし、以前から頭のどこかで「100円のものと1000円以上するもの何が違うんだろう?」という疑問は常に持っていました。値段に10倍以上の差があれば「何かしらの使いやすさや便利さがあるはず」と思うのも当然ですよね。

そこで、新しいメジャーが欲しいと思っていたこともあり1500円するメジャーを買ってみました。DIYの効率も上がるのでは。という期待も込めてです。

今回は100円均一で買った安いメジャーと1500円で買った高価なメジャーを使い比べてみました!テープ部分の折れ曲りにくさ・壊れにくさ・精度の信頼性など使ったからこそ分かった事があったので以下で詳しく書いてみます。

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買ったのは建築現場でも信頼して使われる「TAJIMA」のコンベックス

これから使っていく相棒として選んだのは、職人さんにも支持されて使われている「タジマ」というメーカーのもの。

このタイプは『メジャー』や『巻尺』と言われるものの中でも『コンベックス』という種類。

コンベックスには以下のような特徴があり、建築系の現場でよく使われます。

  • 計測テープの先端に引っ掛ける爪が付いている
  • 計測テープがU字に曲がっていて長く出しても折れにくい
  • 離すと自動でテープが戻る

今回は少しサイズが大きくなってしまうのですが長さ5.5m、テープ幅19mmを購入してみました。これだけの長さがあれば部屋を測るとき・長い木材の幅を測るとき、大抵の場面での用途をカバーしてくれます。

精度が正しいという絶対的安心感

今まで使っていたダイソー100円のコンベックスもなかなか使えたし精度に困った訳ではありませんでした。

しかし100円で買ったという事実にやはりどこか不安が付きまとっていたのも確かです。

比べてみると見た目からしてアレです。やっぱりTAJIMAの方が信用できる見た目。

実際にメモリの精度としても、TAJIMAのものはJIS1級という規格を満たしていて精度として信頼できるものです。(100均は取得していません。)

どうでも良いように思えますがメジャーに関して言えば信用できるってすごく大事なことだと僕は思っています。

モノ作りでは計画していた長さより、もしも木材を短く切ってしまうと修正が効かず再度材料を買ってこなければならなくなります。道具は値段が全てというわけではありませんが、実際精度的に問題がなかったとしても測定するツールには絶対的な信頼のあるものを選ぶことで気持ちよくモノ作りができます。

もし100均のメジャーを使ってモノ作りをしているときに何かの要因によって誤差が出た場合、「メジャーが100円だからかも…」という思いが付きまとうことになるんですよ。けれど信頼できるメジャーを使っていれば、「メジャーの精度が原因かも」という要因が一つ消去され精度が出なかった原因も特定しやすくなります。そうなると、「丸ノコの刃を通す位置が悪かった」だとか原因がわかり自分のスキル向上速度も早くなります。

「タジマ」や「シンワ」と言ったコンベックスで信頼性の高いメーカーのものであれば精度が出ている自信を持てるのでおすすめです。

マメ知識:0点補正移動爪

コンベックスには測量テープの先端に付いている爪が動くもの(移動爪)動かないもの(固定爪)の2種類があります。

移動爪と固定爪はどう違うのですか?

・固定爪とは引っ掛け測定専用で、常に爪の内側が0基点となります。爪が固定されている分、移動爪に比べて誤差が生じません。

・移動爪とは、爪の先端の厚みの分だけ移動するので0点補正が出来ます。

ムラテックKDS株式会社より

僕の持っているコンベックスは二つとも移動爪ですが、100均にしても高価なものにしてもこの2種類あるので用途によって選び間違えないようにしてくださいね。とりあえず移動爪のものを持っていればどんな場面にも対応できます。

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長い距離を測る場合、顕著に分かる扱いやすさ

DIYをしている時に何が使いやすさを分けるかというと、測定テープを長く出したときにテープが折れ易いかどうかということ。今回1500円で買ったコンベックスの測定テープは長く出しても折れにくく、そこが一番気に入っています。

なぜ折れにくいかというと、テープの材質も関係しますが、1番の要因は100均製よりテープの幅が広いからです。

100均一のものは『幅16mm』。タジマのものは『幅19mm』です。

どのくらい出すとテープが自重で折れるのか試してみたところ、100均製は140cm出したところで折れ、タジマ製は180cmが限界でした。幅が3mm違うだけで40cmも変わってくるんですね。

じゃあ100均のコンベックスもテープ幅が広いのを選べば良いよね。と思うのだけど世の中そんなに上手くできてないようで100円では16mm以上幅の太いものが見つけられずこれを選んだ過去があります。(3年前の話なのとダイソー、キャンドゥー、セリアと様々な100円ショップがあるので全て把握しきれている訳ではないので確実な見解ではありませんが。)

それでも100円と1000円以上であればどこかしら違いがあるのは明らかで、こういった所に差が出てくるのだと思います。

ただテープの幅が大きくなればサイズと重量が大きくなるのがデメリット。扱いやさすと重さ・サイズはトレードオフです。

頑丈だから長く使える

100均のものは衝撃吸収材がほとんど付いていません。

昔の僕なら「そんなの要らんでしょ!」と思っていたのですが、実際脚立に立って作業している時に100均のコンベックスを落としてテープのストッパー機能が効かなくなってしまったことがありました。

さらにテープを引っ掛ける爪の部分に近づいて見てみると保護具合の差が分かります。

100円(左)の方は爪がむき出しです。もし落とした時にぶつけてしまうと曲がって精確な数値を測ることができなくなってしまうでしょう。

それに対して1500円(右)の方は爪までしっかりプロテクトされています。やはり良いものは高価だけど長く使えるんですよね。

しかし、衝撃吸収材があると重くなるのはデメリットでもあります。

まとめ:10倍以上の値段差はここに出る

僕自身、前から気になっていた安いコンベックスと高いコンベックスの違いですが、実際使ってみると以下のような機能に差がありました。

  • テープ幅が太いものを選べば折れにくく使い易い。作業効率も上がる。
  • プロテクターがしっかりしているため壊れにくい。
  • 精度が出てると自信を持って使える点(気持ちの問題?)

また、これは好みによりますがG-SHOCK的なデザインでかっこいいので使っていて満足感があります。笑

当時の僕のように値段によって何が違うんだろうと疑問に思っていた人に参考になればと思います。

次はDIYでテレビボードを作った話です

見た目も使い勝手も良いテレビボードを自分で作ってみました。

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