ダボ継ぎ時の必須アイテム、ダボマーカーの使い方
穴開けの位置が少しでもズレると失敗に繋がるダボ継ぎ。正直かなりシビアな精度が要求されます。
そんなダボ継ぎにおいて、ダボマーカーがとても頼りになるのでご紹介。小さくて地味な見た目だけど、これが無いとダボ継ぎが成立しないと言っても過言ではないぐらい重要な道具です。
僕が絶大な信頼を寄せているダボマーカーの使い方について、実際家具を作った時の写真と共に解説します。
目次
ダボ穴の位置を合わせるのに必須のダボマーカー
ダボマーカーとは何かを端的に説明すると、ダボ穴を開ける位置に印を付けるだけの道具。
1パック300円ちょっとと激安です。この値段なら買うのを躊躇する必要もありません。一回使えば元が取れすぎるぐらいかも。
僕も棚などの天板にビス穴を残したくなくてダボ継ぎ手法で家具を作ることがあるのですが、このマーカーをめっちゃ愛用しています。
使い方も単純で、まずは繋ぎたい板の片方にダボ継ぎ用の穴を空けます。
ダボ継ぎには板の面に対して垂直にまっすぐ穴空けすることも失敗しない為に重要になります。ドリルで精度の高い穴を開けるのに上の写真で使っているのが『ドリルガイド』というもの。この記事で紹介するダボマーカーと同じぐらいダボ継ぎには重要な道具となります。
ドリルガイドについては以下の記事で詳細にご紹介しているので、ご参考に!
【参考記事】真っ直ぐ垂直に穴を開けられるドリルガイドの使い方。ダボ継ぎには必須の道具
ドリルガイドの他に穴開けに使ってるのは、8mm径のドリルビットとインパクトドライバー。全部で4箇所開けました。
今開けたこの穴にダボマーカーを設置して。
継ぎたい板を正確な位置に慎重に乗せましょう。このあと上からグッと体重を掛けてやるとマーカーの針の跡が乗せた板に付きます。
マーカーの跡が付いた箇所を中心点としてドリルで穴を開ける
マーカーによって跡を付けたら板を一度下ろして、マーカーで付いた跡を中心点としてドリルで垂直に穴を開けてやります。
これで先ほどの板と対となる箇所に4つの穴が開きました。
あとはボンドとダボを入れて重ねるだけ
接合部分と穴にボンドを塗っていよいよダボ継ぎの局面。
グッと体重を掛けて差し込めば、きれいに接合できます!
これがもしダボマーカーを使わず、お互いの穴あけ場所が少しでもズレてしまうと板と板に隙間が出来て綺麗に仕上がらなかったり、天板が手前に出っ張ってしまったり、最悪穴にダボが入らず接合すらできない自体になります。
ダボマーカーのサイズは使うドリル径と同じサイズを選ぶ
ドリルビットに直径◯◯mmとサイズのバリエーションがあるのはご存知かと思いますが、ダボマーカーにも6mm、8mm、10mmと3サイズが売っています。
使う時はドリルの径と同じ数字のサイズを用意します。例えば、8mm径のドリルを使うなら8mm用のダボマーカーが適切なサイズです。まあ当たり前の話ですよね。
値段も安いので、ダボ継ぎをに挑戦する場合は絶対にあった方が良い道具です!本当に無いと失敗します。決して煽っているのではありません。本当にこれが無いと難儀します。。。
真っ直ぐ穴を開けるためのドリルガイドという工具は必須
先ほど記事中でも書きましたが、ダボマーカーを使用する以前にダボ継ぎには垂直な穴を開ける精度が必要とされます。
そんな時にあると超絶便利なのがドリルガイド。必需品です。以下の記事も合わせて読んでみてください。
コメント一覧
- Comments ( 2 )
- Trackbacks ( 0 )
記事参考にさせて頂いております。
くるみと申します。
ダボ継ぎに挑戦しようと色々検索していた所
他のサイトで
8ミリのダボを使うには
7.5〜7.8ミリのドリルビットがいいという
意見をみつけました。
すけさんと同じような
ドリルガイド、マーキングポンチを購入し
どちらも8ミリ対応のため
混乱しております。
そこで質問です。
ドリルビットは8ミリをおつかいでしょうか。
またその場合不具合はありませんでしょうか。
くるみさん、初めまして!
僕は毎回8mmのダボだったら8mmのドリルビットを使っています。
前に0.数ミリ小さいドリルを使ってやった時に、逆にダボがキツすぎて入らなかった事もありました。
ダボと同サイズのドリルで困った経験も無いですし、不用意に穴を広げてしまう様な振れの多いドリルの扱い方をしなければ大丈夫なはずです…!(ボンドを使わずにダボ繋ぎしたいとかでしたら、シビアにキツく入れた方が良いと思います)