ミドルクラスで最強?「Flexi Spot C2」は高級デスクチェアと同等機能をフル装備

電動昇降デスクで有名な「FlexiSpot」からデスクチェアの新製品が出たとの事で、早速試させて頂く機会をもらえたので今回は「C2」という新作のレビューをしていきます。

FlexiSpotと言えば、搭載機能に対して価格が手頃なメーカーとして知られていますが、新作「C2」も高いコスト対パフォーマンスでオススメできるものだったので記事にします。

結論から言うと、今この価格帯で新しくデスクチェアを買うなら「コレ良いよ」と忖度なしで自信を持って推せる椅子に仕上がっています。

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高級チェアと同等の機能全部入り!「Flexi Spot C2」のコスパは抜群

仕事用のハイバックチェアはしっかりした物だと、普通に数十万円します。

例えば僕が今使っているオカムラの「コーラル」は新品を買うと約18万円。”ヘッドレスト”や”ランバーサポート”などのオプションが全部入りだと、オカムラやハーマンミラーと言った高級チェアはほぼこの価格帯です。(高すぎる!と言っている訳ではなく、それだけの価格が妥当な良い製品という意味です)

しかし、今回紹介するFlexiSpotの「C2」は価格は新品で比較して1/3ほどなのに、上記の高級チェアが搭載している機能を全て備えているんです。機能面だけで見たスペックは同等です。

では、文面に表せないフィーリングの面ではどうなのかと言うと…座ってみると良い意味で驚かされたのでした。

高級チェアと比べても遜色ない機能性、快適性、デザイン性

ここまで抽象的なポイントは書いてきたので、ここからは具体的に見ていきたいと思います。

機能性 -付いてて欲しいが全部入った隙の無さ-

まず高級チェアが搭載している機能は全て持っていると話しましたが、網羅すると以下のようなものです。

  • アームレスト:4方向への位置調節
  • 座面:高さ、奥行き2方向への位置調節
  • 背もたれ(角度):リクライニングの角度調整
  • 背もたれ(腰):腰へのフィット具合調節
  • ヘッドレスト:高さ、前後への位置調節

まずは4D方向に調節可能なアームレスト、公式の画像が分かりやすいので載せときます。

これだけ動けば自分の体が快適な位置に合わせられる

座面の位置も高さ42-50.5cmの位置に調整可能、同時に前後の位置も5cm動かす事が可能。

座面って前後動かす事ある?って思う人も居るかもしれませんがコレが結構重要です。各自座った時の腰から膝までの足の長さって違うので最適な位置に持って来ることで膝裏あたりの快適性が違います。

背もたれのリクライニングは90°-130°まで可動。眠気に襲われたとき仮眠できます。僕はこれでよく仮眠します。180°倒れてしまうとガチ寝しちゃうので130°くらいが丁度良いです。

腰部のフィット感もレバーで調整できます。腰の曲線にフィットさせると快適です。

最後にヘッドレスト。高さ、角度を変える事ができます。

最適な位置に持ってくる事で長時間デスクワーク時の首・肩への負担を減らせます。

こんな感じでC2では高級チェアに揃っている位置調整機能が全部入りです。この価格でこれを実現してるのは凄い。

快適性 -腰から背中が抜群のフィット感-

実際長時間座ってデスクワークをしてみた所、スペックだけでなくフィーリングも良い感じです。

まず感じたのは腰から背中に掛けてのフィット感が優れている事。正直今まで8年近く使ってきたオカムラのチェアより好きです。腰〜背中〜肩までの曲線が自然にフィットし疲れも変わってきます。

このフィット感の良さは背もたれのメッシュ部分の包み込むような弾力性、そして腰部分の反り具合が調整できる機能が付いている事も大きいのでは、と感じてます。

座面にはヘタりにくいモールドウレタンが5cmぐらいの分厚さで入ってます。こちらも何の不満も感じず快適です。

あとは組み立て直後に感じたのがキャスターの滑りの軽さ。この部屋ではカーペットを敷いているためキャスターの滑りが重くなるのですが、この椅子はなぜか軽いんですよね。滑らかでストレスを感じません。

アームレストなども今までのオカムラチェア同様使えますし、正直全体的に見ても使い心地について特に悪いところが見つかりませんでした。

デザイン

見た目的にはゴテゴテしてなくシンプルです。個人的には背もたれ部分の優雅な曲線が好きです。

座面はウレタンなのでメッシュ座面に比べると野暮ったく見えてしまいますが、座り心地に関して僕はウレタン派なのでウレタンを選ぶとこれ以上どうしようもありません。笑

欲を言うと、個人的にはカラーバリエーションにホワイトが欲しかったです!

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組み立ては30分もあれば完成!1人より2人居るとより簡単

送られて来たときの話に時系列が戻りますが、ここから組み立て手順や気を付けるべきことについて触れます。

デカい段ボールで届きました。

2階の部屋まで「重っ…!っ…」と運んできましたが22kgと書いてありました。そりゃ重いわけです。笑

中身のパーツを出すとこんな感じ。この状態にして個別に2階まで持ってくる方が良かったです!

組み立ても3ステップでシンプル。この説明書を見れば誰でもできます。

僕はまずキャスターを差し込んで脚の部分を組み立てました。簡単なのからやっていきましょ!

次に座面にアームレストを取り付ける作業。これが1番手こずりました。

↓この窪みにアームレストを固定するのですが、一人でやると抑えておくのが大変でした。

アームレストの位置を調節できるようにするパーツとネジを組み合わせて

アームレストと一緒に固定。

ここの場面、2人いると楽です。けど一人でも何とかなります。

あとは背もたれを固定します。

付属のデカい六角レンチでグイグイ回せば固定できます。

最後に座面と脚をドッキング。これはネジとか閉める必要もなく乗せるだけ。

ざっと30分ぐらいで完成しました。

見えない部分の加工精度が惜しい…!ここが高級機との差?

組み立て中に気になった点をいくつか。

アルミ製の脚に加工時に出たと思われるアルミ粉が付いていました。触ると手が黒くなるので開封時に濡れ雑巾でざっと拭くのがおすすめ。

また、こちらは座面の裏で普段目に入らない部分ですが、ブラックの塗装剥がれが見られました。

ただ、見えない箇所で使用に支障はないので許容範囲です。

粗探しみたいになっちゃいましたが、この辺が高級チェアメーカーとの差なのかな感じた部分です。

ただ、価格差を考えれば十分許容範囲です。実用で問題があるわけではないので製造過程が丁寧すぎて価格が上がるより、多少の精度に目を瞑って手に取りやすい価格の方が個人的には嬉しいです。

という事で、一応気にする人が居るかもなと書きはしましたが僕は全然気にしてません。

個人的に感じた「Flexi Spot C2」の良かった点、惜しい点まとめ

最後に個人的に実際に使って感じたレビューを箇条書きでまとめておきます。

良かった点

  • 欲しい機能が全部入っている
  • リクライニング角度が深いため座ったまま仮眠できる
  • 腰〜背中のフィット感が想像以上に良い
  • 個人的には座面はメッシュよりクッションが好きなのもありますが、分厚いウレタンフォームで長時間のデスクワークでもおしりが痛くならず
  • キャスターが軽くて座ったままの移動にストレスがない
  • デザインがシンプル。個人的に背もたれフレームの曲線が好き

惜しい点

  • プラスチックや金属部分の一部に小さなバリが残っている事がある(怪我するほどではない)
  • 脚のアルミに加工時の金属粉が残っており手で触ると黒くなったので一度水拭きを勧めたい
  • 試座できる場所がない

重箱の隅を突くようなことも書きましたが、5万〜クラスの仕事用チェアを探している人には間違いなく選択肢に入れても良い製品だと思います。

必要な機能が全部入りでミドルクラスの皮を被ったハイエンドだと思わせてくれる快適性と満足度でした。

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