天井の解体時に丁寧に処理すべき箇所と、ぶち抜くと天井裏の壁面補修が必要になる話

天井解体済み前回の「洋室の天井を抜く」からの続きです。天井や壁の大部分は撤去が終わりました。

今回は細かい処理の注意点や、天井や壁を抜くことでどんな補修が必要になるのかを話します。

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廻縁や他の部屋との境目の解体処理の仕方

廻縁(まわりぶち)の撤去

廻縁とは天井と壁の境目に付いている細い木目調の板です。 なぜ廻縁なんてものが付けられているかというと、壁紙の切れ端の雑になってしまう所を隠す為です。 廻縁 解体後こんな感じで廻縁が残ります。天井解体後の廻縁 天井を抜いた今、廻縁に必要性を感じないので撤去してしまいます。

隠し釘という目立たない釘で止められているので、引っぺがしたら下地の石膏ボードが欠けちゃいました。
廻縁を撤去後

廻縁で欠けた箇所は後日壁を作るときに石膏ボードの継ぎ目となる箇所なので、継ぎ目処理(パテとジョイントテープを使って切れ目を無くす)時にパテで埋めることになります。

詳しくは後日やることになった石膏ボードのつなぎ目処理の作業記事で書いています。

廻縁の剥がし方については何が正しいか知りませんが、石膏ボードと廻縁の間にマイナスドライバーを当て金槌でコンコン叩いて隙間を作ってから手で剥がしました。一気に剥がすとやはり石膏ボードの欠けがひどくなってしまうので慎重に剥がす方がいいです。廻縁の剥がし方

壊さない部屋との境目の処理は注意が必要

うちのリノベーション計画では玄関の天井は抜かない予定です。

そうすると、”天井を抜くリビング”と”天井を抜かない玄関”の以下の境目は丁寧に処理してやる必要がでてきます。 天井解体の壁際処理 リビングと玄関の天井の境目部分は同じ1枚の石膏ボードだったので、玄関側の天井を壊さない様にカッターで丁寧に切り込みを入れていきます。丁寧に石膏ボードを切断していく 切断面は粗いですが、切断面がおおよそ壁面とフラットになればOKです。石膏ボード切断面 次に飛び出ている角材の処理をしていきます。が、一気に話してもややこしいのでこの処理の仕方は後の記事「抜いた天井裏の壁を作る」で話すことにします。

垂れ壁の柱を梁から抜く

話は別の部分に移って今度は和室の壁を撤去したときに残った垂れ壁の柱です。
垂れ壁の柱

内部の柱の一部が躯体内部に入れ込まれ固定されていました。見えづらいですが釘抜きで抜けないぐらいガッツリ釘の頭が柱内に埋まってしまっています。

垂れ壁の柱を撤去するどうにもスマートに釘が抜けないので、金槌であらゆる角度からガンガン叩いてみたら釘が緩んできてなんとか抜けました。

釘がどうしても抜けないときはとにかく金槌でガンガン叩いてみるのがオススメです!笑。めちゃくちゃうるさい音が鳴り響きますが気分も見た目もスッキリ。垂れ壁の柱撤去後

木造住宅の天井解体にはこういう柱が残るパターンもあるよという紹介でした。

天井を抜いたことで補修の必要が出てくる

天井裏は壁がない。処理も適当

ここまで読んで気付いた方もいると思いますが、天井があった位置より上はなんと壁(石膏ボード)が存在しません。

天井裏の壁は壁がない

しかも残った壁の高さはバラバラ。 ここに壁を作るには木材で下地を組み石膏ボードをこの形に切り出して貼り付けていく作業が発生するのです。

大変だけどこれをやるかやらないかで部屋が見違えてきます。(参考:抜いた天井裏の壁を作る

階段下の壁を抜いたことにより基礎に通じる穴が空いた

前回の記事でさりげなく「ぶち抜いた壁の”柱”」を撤去しました。 階段に接していた壁だったのですが基礎が見える穴が空きました。冬なので寒い…!!壁解体で基礎が丸見えに 全然想定していなかったのでビックリですが、しょうがないので後々塞ぎます。壁の解体によってはこういうパターンもあったりします。天井完全解体後の光景 さて、これでDIYでの解体編は終了です!

ここからは、より技術が必要になってくる創造の領域。難しいけど形が出来あがっていく工程。それが楽しいんですよね。

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次回は和室の畳をフローリングにするのに必要な下地を作ります

次の記事>>和室リノベーションDIYで畳からフローリングにする方法(下地編)

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